ごりぞう

トップガン マーヴェリックのごりぞうのレビュー・感想・評価

4.8
前作から36年が経過して、製作された続編。時代設定はもちろん、キャストも歳を重ねている。
前作の同年代に安彦監督の「アリオン」も公開されていて、今まさに「ククルス・ドアン」を公開しているので、「標的はトップガン」というのも分かる。(むしろ、ガンダムというコンテンツより、「ダーティー・ペア」あたりで勝負して欲しかった感がある。
さて、本作に話を戻す。
劇場は、私を含め白髪の爺さんがパラパラ入っていた。おそらく、前作を観賞した世代だろう。
前作の正直な感想としては、ドッグファイトの迫力がクローズアップされていて、人間ドラマとしては(死人が出ているのだが)深みを感じなかった。それは、主人公のトム自身が若かったということもあるだろう。
そして、今回、その“過去”を抱えながら生きてきた主人公を、再び演じる。30年の間に重ねた時間も、キャストのバックにしっかりと設定されている。
もちろん、ドックファイトの魅力は倍増しにした上で、人間ドラマもしっかりと描いていて胸を熱くさせる作品になっている。

それにしても、「そんな目で見ないで」というセリフが、まったく別人から語られ、トムの眼力を表現しているんだから、そんなメジカラを手に入れてみたいもんである。
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