ぐちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

ぐちゃん

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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

離婚の話、というよりもフェミニズムの話だったなと感じる。

たいていの離婚理由やこどもが母親を選ぶみたいなことってどこの国でも変わらないんだろうな。

だってそらそうでしょう。
ヘンリー、あなた幼すぎ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.1

もう笑ってしまうくらい、少年の体力がすごい。
そして大人が子供の意思を徹底的に無視していて
やっと理解してくれそうな優しいおじいさんが!と思ったら
ひたすら自分が過去作ったドアを自慢したいめんどくさい
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悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.1

全部を見てるし、全部を解ってるし、全部を感じ取れてしまうから、
子供なのに全然大人に甘えられなくて、変な風にしか振る舞えない。

大人も結局はただの人間だから
「なんなんこの子!全然かわいくないやん!
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

良い別れも悪い別れも後悔で身悶えしそうになる別れも
どんな種類の別れでも、
それは今よりもっとずっとお互いが幸せになるためのものだと信じていて、
この映画はそのこたえあわせをしてくれるような作品でした
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.2

「あんたが避妊なんてあったり前のことをしなくて大切な人を不安がらせてるのにその態度は一体なんなんだああん?」と腹わた煮えくりかえるも
父親のパートナーに対する発言や態度を見て、そうかこの兄は加害者であ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

アンディの華麗なる脱獄劇のシーンで
ナチュラルにガンフィンガーが出た自分にびっくり(どちらかといえば陰キャラ寄りです)

正直者は馬鹿を見ない。
じぶんにも他者にも誠実で、
希望を持って、心地よい環境
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

ひとりの女の子が成熟していく過程を描く作品は
やっぱりたまらなくぐっとくるものがあるなぁ。
わたしももっと頑張りたいし、シスターフッドを大切にしたいと思いました。

ひとの気持ちに一切寄り添う努力もせ
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告白(2010年製作の映画)

3.8

劇伴の選曲のちぐはぐさが
劇中に出てくる子供たちを表しているようで好き。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.2

学生の頃に初めて観たときと見方や感想が変化していてすごく面白かった。
身障者である恋人に怖気付く恒夫を、どこかしょうがないよなぁと受け入れていた自分がいたけど、今は全く違う。
どうして、恋をすると自分
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

5週目を観終わっての感想を改めて。
この作品は間を開けて定期的に観ていくと
どんどん潜っていける、「あ、なんか分かった」、みたいな感覚になれる映画なんだなぁと静かに、深く、感動しています。

濱口監督
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

ずっっっと違和感があった、
どうしてセクシャルマイノリティを扱う映画は
演者も含め何もかもが美しくて儚くあらねばならないのか。
別に美しくなくても、儚くなくても、性格に難があったり、義理を欠くような行
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

こんなにも自分を重ねて観れる映画があるなんて…と当時震えていました。
本でも映画でも、少女が自立していく過程を描いた作品はいつだって最高!

思い出したら叫びたくなるほど恥ずかしかったり、後悔すること
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.3

わ〜10年と少しで時代って変わったんだなぁ〜と明るい気持ちになりました。☺️

色んな場所に行って、色んな人に会って、色んな経験をしても、
結局女性にとっての絶対的な幸福は素敵な男性と一緒になること、
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

マイクミルズの好きなところは
いつも多様性をしっかり描いてくれるけど
それが全くもって押し付けがましくなく、暴力的でないこと。
「こんな問題にもおまえたちはまだ気付いてないのか?目を覚ませ!」ではなく
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

多様性映画オタの私としてはもうありがとうという言葉しか出てこないような作品でした。

最近ぐぐぐと増えた多様性を尊重するような映画は、
正しく理解してもらうために、とても丁寧に描いているなぁ偉いなぁと
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

5.0

19歳の時は訳も分からずに観ていたけれど
大人になってから観ると
犬童監督は、見た目や年齢からくるそれじゃなくて、
人間の内側から出てくる“可愛らしさ“を映す天才だなぁとうっとりしてしまう...

偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

2021年の大晦日、京都みなみ会館にて鑑賞。

忙しなく、不自由で、時にへどろのような心と身体に陥った日もたくさんあったけど、
一年の締めくくりにこんな素晴らしい作品に出逢えたんだから
なんか色々あっ
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.9

みぽりんの魅力が大爆発していて終始ハワハワしてしまった...こんなかわいいことってある?????

ただ岩井俊二の作品に共通するのが
出演する女優さんが、いつもの更に10割ましくらい魅力的に映っている
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.8

全員ふざけ散らかしてて最高でした...
日本語字幕じゃなくて英語で聞くと余計にふざけ散らかしてて最高でした...
けれどマイクロカーに乗って登場したアダムがなによりも最高でした...萌えるう...
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パターソン(2016年製作の映画)

4.2

とろ〜んとした心地で鑑賞。
寝起きのアダムドライバーの匂いを嗅がせてほしい...

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

クリスマスにパートナーとゆっくり過ごせる時間が出来たので観て欲しくて再鑑賞。

スパイクリーは徹底して人権問題の作品を撮り続けているという印象でしたが、
この昔の作品の中に描かれてる事が現代でもほとん
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.9

東出のあの恵まれた見た目でおいおいおいと言いたくなるような小ださい佇まいや演技がなんでかどうしても好きなんです...なんか作品の中にいてほしい人ですよね...
小ださいことに本人が全く自覚ない感じもな
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.8

中学生辺りのそこいら中に流れてた鬱々とした不穏な空気感とか、
自分の事を分かってくれてるんじゃないかという音楽に出逢った瞬間の光とか、
生々しいく思い出せる厨二病映画
エモいのパイオニアなのではないで
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.7

内容はほとんど覚えてないけど好きな気持ちだけは残る映画。
台北の景色、憧れるなぁ〜
匂いや体温まで静かに伝わってきました〜

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

5.0

この作品に出てくる登場人物全てが愛おしくて爆発しそうになる...
怖気付きそうになった時にエネルギーをもらう作品。
エンターテイメントの力ってすごいよなぁ
とクドカン作品を見る度に思う。
は〜そろそろ
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

2.8

学生の時分に視聴。

こんな大人が寄ってたかって不幸の道へずんずん突き進むことはあるんだろうか。あるんだろうなぁ世の中には、、
ビョーク、大好きなのに
しんどくて2度と観れないであろう作品
音楽はすば
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

真面目に観たらほんっとにしんどくなるけど
ふざけて観たらほんっっっとに面白い。
面白いでしかない不思議。
セックスのシーンで涙が出るほど笑える作品、これ以上でも以下でもない!

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.3

大学時代に授業をサボって試写室で観た作品。
ぶん殴られたかのような後半からの悪展開に
人目も憚らずべろんべろんのぐちゃぐちゃに泣いたなぁ...

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.2

他人に当たり散らしてしまうくらい
向き合うのが怖くなってしまうことってあるよなぁ...

チャーミングなおじいが大好物なわたしは大満足した映画でした。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.9

ハッピーエンドじゃないけど希望はきっとある。
好きな終わり方でした〜

万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

大好きな私の友人が、
「恋人や、夫や、子供が欲しいんじゃなくて、“チームメイト“が欲しい。」と言っていた言葉を思い出した。

何を家族と定義するのかは、未成熟なこの国と、幼い私とではまだまだ確信を持て
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

4.5

この時点で既に宮迫の本質を見抜いていたんだなと思うともう流石としか言いようがないっす西川監督...

音楽は西川作品お馴染みのカリフラワーズ〜
宮迫演じるお兄ちゃんの愛すべきヒールっぷりを助長させる装
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

役者、台詞、景色、音楽...
どれも、世の中の1番美しくて尊いモノ全てをこの映画に詰め込んだような作品。

勿論素晴らしい作品なのだけれども、
やはりマイノリティの恋愛を扱った作品って
これほどまでに
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

「人生は、他者だ。」

これだけ、やれ「自分の人生を生きろ!」だ、「自己肯定感がいちばんだいじ!」やらが大きな声で叫ばれている時代の最中、
ははぁ〜、、さすが西川さん、、となった台詞でした。

まだま
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.2

愛や資格なんてものは関係なく、
目の前で今にも倒れそうな相手がいたら
身体が先に反応して、助けようとてしまう。

この類の瞬発力を、
自分も年齢を重ねていく毎に、鍛えていきたいと思った。

すごくすご
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