umakoronさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

3.4

インドの実情が
非常に良く現れたドキュメンタリー

「生理中の女性は汚れている」

この世の半分は女性であり
女性がいなければ
誰も生まれてこないのに‥‥

女性の地位がまだ低く
選択の自由もないイン
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

閉ざされた場所で
疑心暗鬼になっていく
翻訳家達の苛立ちと
ドキドキを共に味わう映画

多言語の入り混じりも楽しめる

実際にあった翻訳事件が
ベースというから驚きである

音楽が印象的であるが
全体
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ミュンヘン:戦火燃ゆる前に(2021年製作の映画)

3.8

この時代の作品は
ヒトラーやユダヤ人を中心に
描いた作品が多い中
第二次世界大戦の前哨戦
ミュンヘン会談を
大学時代の親友
イギリス首相秘書と
ドイツ外交官の心情を中心に描いた
変わった切り口の作品
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.8

独特な風合いの絵と
ほっこり音楽が特徴的な作品

年々水面が上昇し
家が沈んでいく場所に住むお爺さん

ある日大切なパイプを落としてしまい
水に潜っていく

下へ下へ進むと
そこは昔家族で暮らした
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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.8

一貫して心地が良いフィルム

鳥たちの姿に癒されまくる

鳥と共に空を飛ぶ
誰しも一度は憧れる
夢のような世界を
実践してしまった親子

鳥達の未来を変えた勇気ある挑戦は
実話ベースだけに
ぐっと来る
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.2

マット・デイモンと
レオナルド・ディカプリオの
ダブル主演
この豪華な組み合わせに
興奮しないわけがない

しかし途中で私は気がついてしまった
これはもしや
香川照之と
西島秀俊のあれではないかと‥‥
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.6

15年ぶりの再鑑賞

ストーリーよりも
レイチェル マクアダムスの
キュートさが際立つ120分


キラキラが沢山つまった
王道の恋愛映画

白鳥たちに囲まれ
ボートに揺られる2人が
長いこと抑えてい
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マイ・ブラザー、マイ・シスター(2021年製作の映画)

3.2


とある出来事をきっかけに
20年間疎遠だった兄と妹が
父の葬儀で再会するところから
ストーリーは始まる

父の遺言に従い
1年の期限で
兄と妹は生まれ育った家で同居を始める

この家が中庭付
天井高
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

アメリカ社会で
未だに解消されない
黒人差別を描いた短編映画

無限ループから
抜け出す方法はないのだろうか

短いだけに
強烈なメッセージが
ストレートに伝わってくる

シリアスな題材を
お洒落にリ
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マスター・アンド・コマンダー(2003年製作の映画)

3.7

好きが沢山詰まった作品

ラッセルクロウと中世物
これだけでスコアが上がりまくる

衣装とセットが素晴らしく
スケールの大きい映画

荒ぶる海と男達の死闘は
映画館で見るべき作品であった

ほぼ船内の
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.8


予想に反し
なかなかのスリルでした

アパルトヘイト時代の南アフリカを
描いた作品だが
政治的な描写を最低限にとどめ
脱獄のスリルを味わう映画

策を編み
道具を生み出し
脱獄を企てる3人組の信念と
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.8

永遠に記憶に残る映画

上映当時
時空をいったりきたりの
世界にそれはそれは大興奮したものだ

未来の世界に驚愕し
夢の世界が頭の中で
果てしなく広がり
純粋に楽しかった

映画にはまるきっかけをくれ
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

脚本が素晴らしく
センセーショナルなエンディングのため
初めてこの映画を見た時の衝撃は
未だに忘れない

サスペンス映画の
マイランキングには
必ず登場する作品である


25年ぶりの再鑑賞は
ラスト
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.0

淡々とした時間が流れる映画

カメラワークに優れ
アートのような美しいシーンが続く

親子関係に悩む
男女2人の心の機微を静かに追う
ストーリーで
非常に雰囲気の良い作品だが
映像美以外に
心を掴むも
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オーマイゴッド 〜神への訴状〜(2012年製作の映画)

3.0


時々インド映画が無性に見たくなる


この作品は、
癖あるインド映画の中でも
群を抜いて独特

一言で言えば
カオス

混沌とした中に真髄があり
摩訶不思議


面白くはないのだが
完全に嫌いにもな
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楽聖ショパン(1945年製作の映画)

3.5

戦場のピアニスト以来
頭からショパンの音楽が離れずに鑑賞

役者がショパンのイメージと違うとか
楽曲された時期に誤りがある等
諸々言われている作品ではあるが
私のように、
音楽にさほど詳しくない者への
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

シリーズ 傑作をもう一度

当時モノクロも3時間の大作も珍しく
話題になった事を思い出す

ストーリーは言わずもがなであるが
映画史上に残る最高傑作の一つで
ある事は間違いない

ほっこりどころか
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Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密(2014年製作の映画)

3.8

本来なら大手の畜産業界が
世界に発するべき内容

巨大組織に狙われる事を恐れて 
一様に口をつぐんできた事実に
果敢に臨んだドキュメンタリー

毎度ながら映し出される
生きるものの命を仕留めるシーンに
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.7

またまた何度見てもシリーズ

傑作と呼ばれる作品の
説得力と破壊力は半端ない

前半のコミカルさと
後半のシリアスさの落差がえげつない

極限に陥った人間が
織りなす勇気と愛とユーモアの物語

ナチス
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.6


何度見ても抜群の安定感

がっかり映画に疲れた時は
原点に戻りお気に入り作品を!

過酷な状況下で
心の豊かさを考える

凡人には思いが至らないが
困難や絶望の時こそ
持たねばならぬ
唯一の物かもし
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アリの結婚(2017年製作の映画)

3.0


イスラム教徒として
そのコミュニティで生きる事は
男も女も縛りがキツく
枠にはまらない人間は
相当の息苦しさを伴いそう

生活や思想が知れると言う意味では
楽しめる作品だが
特筆すべきものは見当たら
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.9

エディ・レッドメインは
なんて素晴らしい役者なのだろう

拍手喝采の熱演であった

ホーキングを
演じるにあたり
どれ程の時間を費やし
本来の自分を削ぎ落としていったのか
その背景を見てみたいと
思う
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.9

エディ・レッドメインが後に
この役を演じた事は間違いだったと
発言をしている

この映画は彼の好演なくしては
決して光らなかったと感じるだけに
複雑な思いである

トランスジェンダーを
題材にしている
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.1

若い頃に見た作品

「生涯に一度の確かな恋」

この言葉が素敵で
インパクトもあり
ずっと心の片隅にあった大切な映画

あれから長い月日が流れ
どのように感じるのか
それを楽しみに見る事に。

見始め
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.9

短編の衝撃が荒まじく
見るか迷ったが正解であった

何故KKKとして生きる必要があったのか
その背景を短編とは全く違う視点で
追ったストーリーで見応えがある

実話ベースなだけに重みがあり
又、全編を
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.5

これは相当好きな作品

以前見た時は年齢のせいか
ここまで響かなかった作品だが
月日と共に私の経験値も増えた模様

秘めたる思いと共に生きる
男女の出会いから、お別れまでを
ドイツを舞台にしっとりと描
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.4

初っ端から出演者家族への
拒否感が半端ない

アメリカ社会が持つ
リアルすぎる問題点を
端的に表した作品なのだが
後味の悪さが半端ない

国が違うと、ここまでモラルが変わるのか
世界のリーダーを自認す
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百日告別(2015年製作の映画)

3.5

哀しく静かな物語

残されたものは
埋めきれない喪失感とどう向き合うか

苦悶しながら模索する日々を
仏教的思想にのせて描いた作品

繊細に悲哀や浄化
鎮魂までの100日を描いており
無駄を排した描写
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エール!(2014年製作の映画)

3.3

家族で唯一耳が聞こえる高校生のポーラ
家族の生活は彼女なしで
成り立たない

歌との出会いがなければ
生涯両親と弟を支え
小さな町に留まる
そんな未来が決まっていそうな点に
反発を覚えてしまった

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ラフィキ:ふたりの夢(2018年製作の映画)

3.2

珍しいケニア映画
それだけでわくわく

ストーリーは特出すべきことはないが
知らない国を舞台とすることで
未知の世界を覗き見するような楽しさ

随所に見られるケニアの文化に
興味が尽きなかった

映画
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心と体と(2017年製作の映画)

3.8

独特な世界観が続く

現実世界は強烈に描写し
夢の中は美しい静けさで魅せる

この二つのコントラストが見事で
終始視覚に訴えかけ、飽きさせない


何かが欠けていたり
突出しすぎる
個性的な男女
その
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

夫婦をしていれば誰もが待つ感情

"夫婦って何だろう" を
客観視できる興味深い映画

この2人は別れるには早いと感じるが
当事者達の結論は異なる

愛は形を変えただけで
まだそこに確実に存在している
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メイド・イン・マンハッタン(2002年製作の映画)

3.2

ストレスなくさらっと見られる映画

全てが想像通りの
テンポの良いシンデレラストーリー

爽やで軽やか
ハッピーな気分になりたい時向け

ジェニファー ロペスの
完璧なルックスを拝み倒す映画だが
鍛え
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.7

全体に程よく纏まっており楽しめた。
これが物語ではなく
史実である事に驚きを隠せない

良くも悪くも現代の世界平和の均衡に
このような形で関与した女性がいたとは…

彼女の行動には賛否はあろうが
その
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.9

オリヴィア コールマン

普通の人を演じさせたら
右に出る者はいない

その説得力たるや流石

この主張しすぎない
雰囲気の出し方のなんと、うまいこと

この映画
常に何か起こりそうで
何も起こらず
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.8

好きな作品を
数十年ぶりに再鑑賞

何度見ても心が震える
戦場とピアノの旋律のミスマッチが
美しいフィルム

実話に勝るものはなく
役者の哀愁漂う演技は圧巻

音楽が織りなす奇跡と
戦火を生き延びたピ
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