umakoronさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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心と体と(2017年製作の映画)

3.8

独特な世界観が続く

現実世界は強烈に描写し
夢の中は美しい静けさで魅せる

この二つのコントラストが見事で
終始視覚に訴えかけ、飽きさせない


何かが欠けていたり
突出しすぎる
個性的な男女
その
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

夫婦をしていれば誰もが待つ感情

"夫婦って何だろう" を
客観視できる興味深い映画

この2人は別れるには早いと感じるが
当事者達の結論は異なる

愛は形を変えただけで
まだそこに確実に存在している
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メイド・イン・マンハッタン(2002年製作の映画)

3.2

ストレスなくさらっと見られる映画

全てが想像通りの
テンポの良いシンデレラストーリー

爽やで軽やか
ハッピーな気分になりたい時向け

ジェニファー ロペスの
完璧なルックスを拝み倒す映画だが
鍛え
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.7

全体に程よく纏まっており楽しめた。
これが物語ではなく
史実である事に驚きを隠せない

良くも悪くも現代の世界平和の均衡に
このような形で関与した女性がいたとは…

彼女の行動には賛否はあろうが
その
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.9

オリヴィア コールマン

普通の人を演じさせたら
右に出る者はいない

その説得力たるや流石

この主張しすぎない
雰囲気の出し方のなんと、うまいこと

この映画
常に何か起こりそうで
何も起こらず
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.8

好きな作品を
数十年ぶりに再鑑賞

何度見ても心が震える
戦場とピアノの旋律のミスマッチが
美しいフィルム

実話に勝るものはなく
役者の哀愁漂う演技は圧巻

音楽が織りなす奇跡と
戦火を生き延びたピ
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

4.2

記憶に残る素晴らしい映画

邦画は好んで見ないのだが
この映画は格段に好き

配役が素晴らしく
心地よいエネルギーに満ちた作品

笑いあり、涙あり
愛溢れる良作

戦後の復興に沸く日本は
大きな希望に
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.5

なかなかの重さの映画

出演者どの人の心情を
慮っても理解でき苦しい

脳死の問題にからめ
人間の欲や狂気にせまる

突然の不幸に人間はどう反応し
どのように折り合うか

さまざまな難しいテーマに
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

お正月にふさわしい映画シリーズ

こちらも、何度見ても好きな作品
キャラ設定やストーリーが明快で
見終わってからの心地よさも素晴らしい

初見時は
未来を覗き見したような
高揚感を味わえたが
今は、こ
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E.T.(1982年製作の映画)

4.2


やはりお正月はこれよ
夢があり可愛くてほっこりできる

ETは私にとって永遠のオンリーワン

何十年たっても色褪せない
音楽と映像が織りなす優しい世界観が
何度見てもツボ


昔の作品は温かみがあっ
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.2

テンポが良く楽しいのだが
妙な後味の映画
エクスマキナに似ている


多分それはそう遠くない未来に
コンピューターに支配される人間

そんな構図が頭を掠めるからか‥‥

進化の先にあるものへの
なんと
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花様年華(2000年製作の映画)

3.4

大人のプラトニックな恋を
ちょっとお洒落に演出

香港を舞台にした映像の美しさ
大人の恋の艶やかさ

チャイナドレスの
なんて素敵な事

ゆっくり進む大人の恋
一線を超えない関係がまた良い

2人が織
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子どもが教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.2

病気と闘う子供たち
すでに同年代の子より
経験値が高いせいか
しっかりとしていて達観している

現実を受け入れ
できる事を粛々とこなす事は
大人でも難しく
時には彼らのように
素直に正面から立ち向かえ
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不都合な自由(2017年製作の映画)

3.3

女性が生きていく中で
必ずぶつかりそうな様々な問題を
取り上げた映画
同年代の女性には頷けるシーンが多い

夫婦の問題
仕事
子育て
恋愛

大人としての選択や
振る舞いは非常に難しく
年齢を重ねても
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.0


鉄拳のようなイメージの
ほっこりした作風のアニメ

夫婦のよくある日常

喧嘩をして
意地を張って歩み寄れない
そんな日々の話かと思いきや‥‥

予期せず悲しい物語でした
実話とは‥‥

ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

3.0

この映画を最初に見たら
スコアは上がっていたはず

先日見たトゥルーノースの
衝撃が強すぎて
この手のストーリーに
耐性ができてしまった模様

ボヤンシー
プリジョネイロ
ガザの美容室
立て続けに生き
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プリジョネイロ(2021年製作の映画)

3.3

もうこれはホラーでしょ
むしろそうであって欲しい

ため息しかでない
ラストに向かい息苦しさえ覚えた

途中何度も映し出される導線のアップ
導線を見て虚しくなったのは初めてだ

この仕事は
社会に少し
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コーチ・カーター(2005年製作の映画)

3.5

学校が舞台の熱血ものは
見る前から展開がわかっていても
前向きな気持ちになれて良い


最近熱血先生って
いないよね
芯があって、包容力があり
リーダーシップの取れる人

職業に関係なく
全ての責任を
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ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019年製作の映画)

4.0

この映画の衝撃度は
言葉では言いつくせない

人間が家畜のような扱いを受け
地獄のイメージ以上の
惨たらしい世界に暮らす

逃れようのない恐怖
生き地獄とはこの事で
苦しすぎて見終わってから
しばし呆
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軍中楽園(2014年製作の映画)

3.8


台湾の青年兵と娼婦とのお話
程よい重さと丁寧な心理描写で
好きなテイストの映画であった

支配下におかれた
限られた生活空間での
人間関係は泥臭く
時にハートウォーミング

日々起こるあれやこれやも
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パドルトン(2019年製作の映画)

3.3

普通のおじさん2人が織りなす
友情、いや愛情物語

親友が末期癌とわかったら
あなたはその最後の日々を
どう過ごしますか?
を問うフィルム

かなり重そうなテーマなのだが
このおじさん達
その雰囲気の
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.6

前半はゴッホの瞳に映る
景色を体感するかのような
描写の数々が圧巻であった

どこまでの続く田園風景
光を浴びた山肌
風に靡く草原

強烈な感性と描く事への情熱

画家は命を削って作品を生み出しても
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物ブツ交換(2018年製作の映画)

3.2

淡々としたドキュメンタリーなのだが
この風景好きだわ

子供達の純真な目
牛と一緒に走ってくるシーンなんて
胸キュンもの

奥様が気に入ったピンクのスカーフ
おじさま達が欲しい靴
子供たちが手にしたノ
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マンハッタン・ラプソディ(1996年製作の映画)

3.5

テンポの良いラブストーリー
古いフィルムだが
それがかえって良い

男女関係なく
精神が繋がる相手はそう見つからない
それが結婚相手であったら尚更

若いうちはどうしても
外見に拘るが、
年齢が行けば
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日曜日の憂鬱(2018年製作の映画)

3.0

スペイン映画とは思えない雰囲気で
予想に反し重ため

序盤は煌びやかで
何かが起こりそうな雰囲気に
すぐに引き込まれたが
中盤から一気に陰鬱に

母親の存在意義や
置いていかれた子供が
心の傷を負い成
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時の面影(2021年製作の映画)

3.5

イギリス英語の響きが心地よい

この時代の人たちは
土を掘るのにきちんとした出立ち
作業着なんてものは存在しないのね

実話ベースはやはり面白い
この世紀の発見も
これに携わった人たちの功績も
何も知
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タルーラ 彼女たちの事情(2016年製作の映画)

3.3

ストーリーは
あり得ない設定で
めちゃくちゃなのだが

ルーの前向きな性格と
その屈託なさゆえに
応援したくなる

登場人物3人の女性は
各々心に穴が空いているのだが
悲壮感はなく、前向き

人生の不
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明日の恋の見つけかた(2019年製作の映画)

3.3


ストーリーは
どこかで見たような内容だが
主人公の女性には
年齢差のあるファンクな友達や
媚びない関係の彼がいて
ちょっと憧れる場面もちらほら‥‥
おばさんくさくないファッションも素敵

彼の家のイ
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親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

3.7

美男美女の純愛物

たった2週間の一夏の出会いから
始まるストーリーは
ベタではあるが
父子の関係を同時に描くことで
程よい重さとなり
良い作品に仕上がっていた

主役3人全員が心根が優しく
穏やかな
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.1

心のトラウマから薬物に走る母親と
その家族の物語

三世帯大家族の日常はとんでもなく
尖っている
この家族を見ていると常識の概念を
考えずにはいられない

心に思った事を止めない生き方は
正直ではある
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消えない罪(2021年製作の映画)

3.8

サンドラ ブロックが
完全に憑依したかのように
やさぐれ、
殺伐とした雰囲気を出していた

心をえぐられる
切ないストーリーに
序盤から引き込まれ
セリフを排したラストシーンが
特に良い

自ら逮捕さ
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.2

ベールに包まれた
世界を覗き見した気分

美容院が舞台なので
ビジャブを外した女同士の
おしゃれで楽しい雰囲気を期待していたら
そんな生優しいものではなかった

笑えたりじんわりとするシーンは皆無
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カムバック!(2014年製作の映画)

3.2

イギリスのコメディは
殆ど見た事がないが
前半は文句なく楽しめた

後半の失速感は否めないが
休日にダラダラと見るには
もってこいの映画

内容は想像通りで捻りはないが
陽気なサルサ音楽をベースに
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EVA エヴァ(2011年製作の映画)

3.5

あまり期待していなかった分
予想に反して楽しめた

あの猫ロボット欲しいなぁ。
諸々登場するロボット達も
完成度が高くわくわくした。

執事ロボットはここまで来ると
ちょっと恐怖

冬のスペイン
イメ
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君はONLY ONE(2017年製作の映画)

3.1

アンコウは一生涯同じパートナーと過ごす

相手を探し海底を彷徨い
見つけた瞬間噛みつく

そして一生離れない
例えどんな事があっても‥‥

アンコウ
見た目に反してやるなぁ。
映画よりインパクト大であ
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.8

さすがのゼメキス作品

非常にわかりやすく
すんなりと物語に入り込める


第二次世界大戦を背景に
時代に翻弄されたカップルの
究極の愛を描く

ラブロマンスだが
アクションもあり
サスペンス要素もあ
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