Harutacoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Harutaco

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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

3.0

ストーリーの本筋じゃないのかもしれないけれど、
食べているシーンが、とても印象的で、心動かされた。

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

アメリカの韓国系移民一家の、ささやかだけど壮大、壮絶な日常。

映像と音楽がとてもやさしくて美しかった。全体的にふわっとする雰囲気をしめるのが、ハルモニ。強烈だった(笑)

家族、移民、農業(食)など
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シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

3.2

映像をじっくりみたかったので吹替版を鑑賞。平面的な表現がとても美しかった。色も素敵。
ストーリーに目新しさは感じなかったけれど(原作の初版は1945年ものだし…)、クマと人間の物語というよりも、人間に
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GO(2001年製作の映画)

3.5

「イカしてる」系だな、という第一印象。
血や痛いシーンは好きではないんだけれど、あの激しさがないとこの作品が成り立たないのもまた事実。
「在日」に関する根深い問題(この映画の公開時から何かかわったのだ
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.0

ゆるっとした気分で見始めたら
途中から一気にシリアスになり
なるほど!という刑事さん(松重さん)の格言から、
最後はまたゆるっとまとまってくれた。

鶴瓶さんの演技、すごかった。些細なセリフや表情で、
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金の糸(2019年製作の映画)

3.6

静寂の上に詩や音楽がそっとのせられていた。日常の出来事や会話やそこで抱く感情を通して、3人の登場人物たちの個人的、政治的な過去の断片が露わになり、張り詰めながら、再び紡がれていく。

物語の中心はみな
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.3

これを観て何を感じたかで、自分の社会的な位置がわかるような気もした。私にとっては、とりわけ心に刺さるような何かはなかったかなぁ。

潔い女性たちの姿(姉や友人)には元気をもらえた。
希子ちゃんが好きな
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

苦しさ、怒り、やるせなさと、ぬくもり、救い、希望が入り混じった気持ちになった。

タイトルは、なんだろう。生きづらい社会だけれど、そこに希望を見いだそうという想いが込められているのかもしれないと思った
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

伝統的な家族観から現代の育休のことまで、女性の生き苦しさが凝縮されていた。
登場人物たちの言動にイライラしたけど、これが現実なんだよなとつくづく思う。引っかかる他人の言動を追従、黙認することを通して自
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.5

昔何度か観ていたけれど、久々にまた鑑賞。あったかくて幸せな気持ちになれた。
大好きな『イン・ハー・シューズ』もそうだけれど、老人(ここではアーサー)が素敵。あとどちらの家もおしゃれすぎる!!
今後それ
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日日是好日(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

お茶の世界というちょっとした非日常の世界が、淡々と進む日常と徐々に織り合わされて、軽やかな音楽とともに展開していった。優しくてゆったりとした気持ちになれて、お茶をはじめてみたくなった。
掛け軸もお椀も
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あん(2015年製作の映画)

4.0

徳江さんの言葉ひとつひとつが心に刺さった。映画を観終わって思い返せば返すほど、徳江さんの温かさと苦しみが表裏一体のように感じられるのがとても悲しい。

でも温かさと優しさに満ちた映画。

世界にはハン
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

映画が公開された時から、当時こんな討論会があったのかと驚き、観たかった作品。コロナになって映画館を控えて、そのまま忘れていた。
想像以上によかった。
全く正反対の思想の持ち主の間で対話が成り立つ可能性
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.0

ニューヨークイーストヴィレッジを舞台にした群像劇。登場人物の生活を通して街の様子が色濃く描かれていてよかった。今はどんな街なのだろう。
ただ登場人物の心が全部歌詞に乗せられて歌われるのと、盛り上がる音
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街の上で(2019年製作の映画)

3.8

ゆるっと観てゆるっと笑ってほっこりできた。下北沢を全く知らなくても楽しめた。

泥の河(1981年製作の映画)

4.0

小説を読んで好きだったので映画も。
文章の美しさを損なうことなく美しく映像化されていた。子どもたちの表情にも引き込まれた。
登場人物の顔を真正面から撮るアングルが印象的。

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

シャロンが成長する過程が、静かに、濃密に、美しく描かれていた。とにかく美しい。
シャロンの人生で、どこか一つでも違う世界との出会いがあったら、と思わずにはいられない。でも本当はそんな運にかけちゃいけな
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

終盤で『偶然と想像』の第一話を思い出して、ああやって展開してほしいと願ってしまった。
『偶然と想像』では想像を取り入れて軽いタッチの短編で、『寝ても覚めても』では登場人物にとってのリアルとして、しかも
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アジアの天使(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2022/5/13追記
改めて見たので追記。

結局何が言いたいのかわからない。なぜ天使?という疑問は拭えない、、天使がなかったら少し地味になる。でも天使にこめたメッセージみたいなのをまじめに受け取る
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