Harutacoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

君の名は、天気の子を自宅で鑑賞した上で、やっと観た。

地震をとめる物語として見ていた間は、みみずの話も要石の話も、ふーん、という感じ。レベルアップする敵に立ち向かうゲームのようでイマイチだった。
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天気の子(2019年製作の映画)

3.2

すずめの戸締まりを観ようかと思ったので、その前に君の名は。、そして本作を観ておこうと思い、初めて観ました。普段アニメは、ジブリ以外あまり観ないのですが。

「異常気象」がテーマなところが、君の名は。よ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.6

今更ながら視聴。
ファンタジーではあるけれど、今を生きる若者の日常や、夢から目覚めた時の感覚など、現実と密接に結びついている物語だった。

いろんな読み解き方ができるのだろうけれど、私たちが普段気にも
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柳川(2021年製作の映画)

3.0

ふっと現れてふっと消えていく。重いようで軽くて、軽いようで重い。それぞれの登場人物が、チュアンを軸に強い思いを寄せながら、絡み合いつつ重なり合うことなく、ひとつの時の流れを過ごしていく。そんなイメージ>>続きを読む

ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版(2022年製作の映画)

2.9

写真集をもとに岡本太郎が見て感じた沖縄を辿り、その写真集に移った人々やそのご家族を訪ね歩くドキュメンタリー。

岡本太郎、ドキュメンタリー制作者、島の人々…1950,60年代と現在…などと沖縄を捉える
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あゝひめゆりの塔(1968年製作の映画)

-

戦争末期、沖縄は、米軍の日本本土上陸を防ぐための盾となった。米軍、日本軍という二重の暴力が働いた沖縄戦で何が起こったのか。なんの罪もない、未来を生きるはずだった学生たちのあまりに悲しい真っ直ぐな心と彼>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

2.8

前半はまったく入り込めず、途中でやめかけたけれど、展開が少し気になって隙間時間に少しずつ観ました。
ラブホの部屋が素敵すぎて、キラキラしていた過去の日々をうまく表現していた。

平成を振り返る物語なの
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ただ真っ当に生きる、ということ、それができることの幸せを噛み締める。不条理ゆえにそれが許されない人たちもいる。そういう意味で、途中、『ムーンライト』を思い出した。

なんらかの理由で制度からこぼれ落ち
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.8

祖父が昔買っていたLDで鑑賞。
本当に本当によかった。ピュアな恋愛、子どもへの希望と愛情、それにシリアスな歴史が、音楽によって一つの流れに紡がれる。ひとつひとつの歌はどれも聴く人をハッピーに、もしくは
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

3.0

この映画のモデルとなったウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団に関心を持っていたので鑑賞。元の方を少し知っていたのでやはり映画の作られた感は否めず、没入はできなかった…。実際にバレンボイム(映画の中>>続きを読む

GOYO: 若き将軍(2018年製作の映画)

2.5

ルナ将軍の続編というので鑑賞。この時期の歴史について理解を深めるという点ではよかった。
将軍という地位に心(や能力?)がついていけずに苦しみ、快楽(恋愛)に逃げた将軍か。ゴヨやアギナルドに対する現代か
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.7

菅田将暉出演映画を観たいなと思って見つけた作品。ストーリーに期待していたわけではなかったけれど、観てみたらよかった。限りなく冷たくて限りなく暖かい、そんなお話でした。
寧子は最初はなんちゅーやつや、と
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(2020年製作の映画)

3.5

ずっと観たかったのをようやく。
ただただ切なかった。めぐりあって別れてそれでもめぐりあって。目の前の存在に必死に愛情を注ぎながら、傷ついて、癒やして、それを繰り返しながら生きていく。

境遇は全く違え
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アントニオ・ルナ -不屈の将軍-(2015年製作の映画)

2.9

前知識なく、フィリピンの歴史についてもほぼ何も知らないまま見たので、物語の展開も、ルナの人物像も、なかなか理解が難しかった。ルナ将軍は英雄なのだろうけれど、武力に訴える思想や傲慢な態度、軽率な言動には>>続きを読む

ジュゼップ 戦場の画家(2020年製作の映画)

3.6

スペイン内戦、フランス人によるスペインからの避難民の組織的迫害、フランスの白人と植民地下の黒人の関係などが凝縮されていた。ストーリーを追うのに必死で、登場人物に感情移入するまでには至らなかった。したと>>続きを読む

FUNAN フナン(2018年製作の映画)

-

少し前だけれど見ました。
あまりにも壮絶で、信じられなかった。実話を元にしているというのだから本当に怖い。けれど人間は実際にこういう状況を作りうるということを心に留め、そうならないために努力しないとい
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.7

科学者とは何か。いつの時代にも共通する問いを投げかける映画だった。
未来をつくると同時に一瞬で破壊もする。そんな科学を動かしてきたのは人間の知的欲求、探究心以外の何者でもない。だから科学者は、無垢であ
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5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

3.0

世界中が革命に沸いた1968年。先進国を名乗るフランスの片田舎の女の子たち。主婦の、女性の権利とは。フランスはわからないけれど、今も日本では日々問わないといけないであろうテーマ。
映画としては、全体的
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

2.9

とてもスリリングで没入してみられる、かつスージーやグロリアのナイスプレーに快感を覚えてことは確かだけれど、昔の映画とはいえ、男たちが盲目の女性を騙そうとするという構図は気分がいいものではなかった。
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犬部!(2021年製作の映画)

3.6

獣医の養成現場のこと、知らなかった。映画を見終わってからネットで検索して記事を読んだら愕然とした。それに比べたら映画での描写は穏やかなものだった。
1匹も自分の手で殺さないことを信条にするのも、殺処分
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スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

4.2



楽しみにしていた作品。ようやく観てきました。

作品における監督ヨンヒさんの立ち位置が、おそらく撮影の時間軸にしたがって撮る側から撮られる側へ移行していく。全体としてはオモニのドキュメンタリーとい
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.6

ムーミンは知っていてもトーベのことはあまり知らなかったので、どんな人か少し知ることができてよかった。彼女の作品や言葉、価値観、人生をもっと知りたいと思えた。

東京オリンピック2017 都営霞ケ丘アパート(2020年製作の映画)

4.0

誰にとっても、なんらかの形でオリンピックは日常生活に入り込んできたと思う。彼らにとってそれは立ち退きだった。それを映したドキュメンタリー。公式オリンピック映画の公開に合わせて再上映しているらしい。>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.5

急に時間ができて、そのときやっていたので鑑賞。足利義満と観阿弥世阿弥の時代に生きた、忘れ去られた物語。

歴史とロックンロールが妙にマッチしていた。ストーリーのあるミュージックビデオみたいに楽しめて、
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.5

NHKの放送を録画視聴しました。
クルドについて、日本にいる難民について、そして日本という国を知るためにとても大切な作品だと思う。
日本の地に生きる人のバックグラウンドはさまざまだし、似たバックグラウ
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.9

世之助の人柄が映画全体を全力で支えるし、映画全体が世之助の魅力を全肯定する。そんな映画でした。
見終わったときにスッキリするってことはないのだけれど、世之助を思い出したらなんだかそれでいい、それがいい
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