ジェームズガムさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

スティング(1973年製作の映画)

3.7

「ただのイカサマ師じゃなく、根性のないイカサマ野郎ってわけか」

コンゲームものの古典。騙し合い、というよりは一方的に騙す展開ではあるものの、さまざまな困難が主人公に降り掛かるので、観ていてハラハラし
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.1

「しんのすけはいつもフザけててお馬鹿な奴ですけど、心がエリートです」

久々にクレしん映画の大当たりが来た、と評判になっていたので観てみたら本当に素晴らしい出来で感服した。シリーズの中でも相当上位の方
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.1

ーー音を立てたら超即死

そういえば劇場で観ていたのに記録していなかった。前作の完全なる続きで、設定や世界観、キャラクターをそのままに、いろいろな意味でスケールアップしていた。割と楽しめたかな。

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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.3

「何度繰り返してもあの白人警官に殺される…」

29分の短編映画。非常に内容の濃い映画で、傑作と言っていいのではなかろうか。短いのでもっと多くの人に見てほしい映画だ。Netflixに入っている人は是非
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.1

「本当に気をつけてくれよ、そいつは人殺しなんだから」by連続殺人犯

推定24人の高校生を拷問して殺害した死刑囚に、1件だけ冤罪があるからその調査をしてくれと頼まれる話。

名作「羊たちの沈黙」チック
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

「おどれら全員逮捕じゃ!」

東映やくざ映画のシリーズ第二弾。
松坂桃李が、亡き役所広司の跡を引き継ぎ、アウトローな刑事を熱演。今作は血みどろのエンタメに振り切られていた。

誰しも言うことだろうが、
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.7

ヤツは1番近くにいるーー

変態向け映画。普通のホラーは見飽きたよ、という人にもってこいの作品だった。二つのポイントで「え、えぇ……笑」となった。ジェームズワンの美意識と変態性とホラー映画愛がミックス
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裏窓(1954年製作の映画)

4.0

サスペンスの神様ヒッチコックによる傑作

昔の作品ながら、ワンシチュエーションで展開される物語は、どこに向かっていくのかわからないハラハラ感が常にあり、最初から最後まで大いに楽しませてもらえた。

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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.3

「ポンポさんが、来ったぞー」

映画好きによる映画好きのためのアニメ映画。

映画に限らずフィクションの創作者や創作者を支えている人達、それからフィクションの持つ力を心の底から信じている僕らのような人
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.1

残虐王イーライ・ロスによる自警団もの

たぶんイーライ・ロス作品の中では1番一般受けしそうな映画。残虐なところはあるけど。
正直、観たはずなのにあまり覚えてない…。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.1

舞台は大自然に囲まれた別荘。紳士的でナイスガイな社長に気に入られた碇シンジ系主人公ケイレブは、社長のサポートを受け、クール系美少女AIロボ・エヴァと交流を持つことに。そして彼らは恋仲へと発展していき…>>続きを読む

エイリアンVSアバター(2011年製作の映画)

1.5

「勝手に戦え!」

上記のキャッチコピーが有名な本作を観てみた。
結論…どこに出しても恥ずかしい出来だった。

金の掛かったホームビデオのようで、シュールで安っぽい絵面が多い。意外とキャラクターは書き
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

信頼のおける漢・ジェームズガンによる新たなスースク。前作のことは忘れてOK!!

前作の失敗点をあげていったらキリがないけど、今作は、しっかりと過去の失敗をいかして映画が作られている。ヴィランだけのチ
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拷問男(2012年製作の映画)

3.0

娘を殺されたパパの復讐劇

うーん、なんとも言えない出来だ。

拷問をメインに扱った作品だが、トーチャーポルノにはなっていないと思う。娘を想う父の怒りにフォーカスされていて、なかなか考えさせる話だった
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

「もう一度、人間を信じましょう」

ゴジラ映画史どころか、日本映画史に傑作として名を刻んだ作品。

すでにマニアや評論家によって優れたレビューは出ているので、自分からは初めて本作を観た時の衝撃を記そう
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」

シン・シリーズ3作目。結論を先に述べると、面白かった!

僕はウルトラマンをほぼ観ていない人間なので、マニア視点では語れないけど、想像以上にストレー
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.7

「諸君、ようこそファイト・クラブへ。ファイト・クラブのルール1つ目。ファイト・クラブを口外してはいけない。ファイト・クラブのルール2つ目。ファイト・クラブを口外してはいけない」

デビットフィンチャー
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.6

友達と鑑賞

丁寧に作られた恋愛コメディで、安心して観られた。振りが丁寧なので、先の展開は読めるが、ちゃんとエモーショナルな瞬間が多々あり満足度は高い。

役者はみんな良かった。さすがである。

ただ
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初恋(2020年製作の映画)

3.2

ドタバタ任侠コメディ

●良かったところ

三池崇史節全開
バイオレンス
染谷将太

●気になったところ

スカされる展開が多い

●まとめ

久しぶりに三池崇史がやりたい放題している映画。クセが強い
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.2

こういうアクション映画が観たかった!!

●良かったところ

主演俳優
アクション
コメディセンス
タイトな脚本

●気になったところ

なし

●まとめ

監督の過去作がお気に入りだったので、密かに
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

ヘンテコ風刺映画

●良かったところ

設定の奇抜さ
雰囲気
システムへの逆襲の方法

●気になったところ

終盤画面が暗くなりすぎ

●まとめ

鋭い風刺の入った佳作だと思った。ワンアイディアでこれ
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

おかえりマーベル

●良かったところ

アクションは文句なし。カーチェースが頭おかしくて良かった。
キャラクターも濃い目。それぞれよかった。特にキャップに執着するレッドガーディアン。
シナリオは王道の
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.6

インターネット上の御伽噺

●良かったところ

歌が良かったから最後まで入り込こめた。あと画が綺麗。主人公の母親のエピソードと終盤の主人公のアクションが上手くリンクできていて感動した。

●気になった
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.8

「逮捕しないなら通報します!」

●良かったところ

役者
コメディ
ほどよく下品
みんな可愛い

●気になったところ

人によっては下品すぎて引くかも

●まとめ

アメリカティーン映画の中ではかな
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.7

贈り物スリラー

●良かったところ

脚本
演出

●気になったところ

奥さん…

●まとめ

これは思わぬ拾い物だった。アマプラ配信終了ギリギリに観れてよかった。
意外と脚本に捻りがあり見応え十分
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.7

西部劇斜陽時代の収穫

●良かったところ

主演二人
撮影
見せ方
脚本
ラスト

●気になったところ

特になし

●まとめ

西部劇が様々な要因から斜陽化していた頃に撮られた秀作。ストレートな西部
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.0

もったいない

●良かったところ

淡々とした語り口

●気になったところ

淡々としすぎ

●まとめ

題材はいいしキャストは豪華だが、それらを活かしきれていない印象。淡々とした語り口は好みながら、
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ブロックアイランド海峡(2020年製作の映画)

1.7

退屈の極み

●良かったところ

雰囲気だけちょっといい

●気になったところ

雰囲気以外

●まとめ

謎っぽいエピソードを並べて最後はぶん投げ。やりたいことの意味はわかるが、「…だから?」という
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嵐の中で(2018年製作の映画)

3.9

SFスリラーの埋もれた傑作

●良かったところ

脚本
見せ方
先の読めない展開
ラスト

●気になったところ

ちょっとセッティングや説明にもたついているところがある

●まとめ

脚本が素晴らしか
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.6

エドガーライト監督の代表作にして傑作

(『ベイビー・ドライバー』好きはこっちも観てくれよな!)

●良かったところ

脚本
演出
残酷
パロディが単なるパロディで終わらない
アクション
バディもの
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.9

金の掛かった破茶滅茶バイオレンス学芸会

●良かったところ

大仰さ
構成
アクション
グロ
二階堂ふみ
キス

●気になったところ

序盤はきつかった

●まとめ

園子温の中で1番すき。役者がみん
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地獄甲子園(2002年製作の映画)

3.2

原作読了済み

めちゃくちゃふざけているが、原作の方がもっとふざけているので、むしろ映画の方が観やすい。チープなグロやアクションは結構すき。

地獄(1960年製作の映画)

3.2

地獄落ちのルールが緩い

●良かったところ

演出
地獄描写

●気になったところ

人死ぬシーンの説得力のなさ

●まとめ

みんか運転が下手すぎる。それはともかく、地獄描写はちゃんと気持ち悪くてよ
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.2

7人の元カレが主人公を襲う!!
エドガーライト監督のサブカル愛に溢れた傑作

●良かったところ

演出
見たことない画作り
新鮮な語り口
音楽
キャラクター
役者
コメディセンス
パロディ

●気にな
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みんな死んだ(2020年製作の映画)

3.0

パリピ=死

●良かったところ

タイトル通り
えっち
女優

●気になったところ

登場人物全員IQ5くらい

●まとめ

最初は笑えたが、途中からは愉快さより苛つきが増さった。こういうぶっ飛び系コ
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