橋本さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

橋本

橋本

映画(1790)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

殺人狂時代(1967年製作の映画)

-

諸々の設定やストーリー展開など、いろいろと漫画みたいな映画でした。漫画の映画化は好きになれないものが多いですが、漫画みたいな映画はポップで面白い。
岡本監督は撮影前に、カット割をコンマ単位まで決めてか
>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

-

さすが名作と語り継がれているだけあり、面白かった。イルザが若干ビッチに見えなくもないですが、最後まで興味を惹きつける内容に加え、ラストシーンのたたみかけるような展開も見事。最後の名台詞も沁みました。>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

-

1より動機が弱くなってる分、アクションと世界観が強化されてるように感じて、良い続編でした。
前作同様、カメラワークで派手に見せる事をせず、引き画でシンプルにアクションの凄さを撮ってる辺が好ましい。3へ
>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

-

橋本忍の脚本を、昭和の超豪華俳優陣で、岡本喜八が撮る。という、盤石の映画。諸々の配慮の結果かもしれませんが、天皇役に松本幸四郎を配しておきながら、最後まで天皇をちゃんと写さない。というのが良かった。>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

-

豪華な俳優陣の多くが、1番油が乗ってる時期であり、観ているだけでワクワク出来る。加えて予測がつかない素晴らしい脚本に、センスの良い音楽。すごく久しぶりに観ましたが、何度観ても面白い、疑いようの無い名作>>続きを読む

波止場(1954年製作の映画)

-

若き日のマーロンブランド。目元が最高の垂れ具合。映画でよく観る、怒ってる女性を強引なキスで黙らせる。て手法、実際やった事ある人、何人くらいいるんだろうか。。?次回の国勢調査で調べてほしい。

サイコ(1960年製作の映画)

-

言わずと知れたサイコサスペンスの金字塔。クラシックながら、カメラワークも結構大胆で力強い。ストーリー的にも、前後半で見所が変わるので、飽きが来ない見事な構成。ラストシーンでのアンソニーパーキンスの笑顔>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

-

マシューヴォーンの様なスタイリッシュさは無いものの、シンプルかつ骨太なアクションが見応えあって面白かったです。ナイフみたいに拳銃使っていく感じがカッコ良かった。裏家業御用達のホテルや死体処理の専門業者>>続きを読む

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

-

フェリーニの自伝的コメディ。なんだそうですが、どの辺が面白くて評価されてるのか、ほとんど理解できず、非常に苦痛な観賞でした。「MASH」観た時と同じような気持ちになった。当時のコメディセンスはよくわか>>続きを読む

PORNOSTAR ポルノスター(1998年製作の映画)

-

全体的にぐずぐず感があり、イマイチでしたが、ナイフが降ってくるシーンは良かったです。広田レオナはいったい何だったのか。。

壬生義士伝(2002年製作の映画)

-

家族愛、夫婦愛、友情、忠義心、郷土愛などなど、いろいろ詰め込まれ過ぎて、結局何が言いたかったのか、よく分からなかったです。。中盤から終盤にかけての盛り上げも単調で、やたらくどかったし、どの辺が日本アカ>>続きを読む

息もできない(2008年製作の映画)

-

全体的に暴力的だが、実は純愛物。というギャップが切ない、韓国映画の名作。暴力は容易く連鎖するのに、愛情は上手く繋がらないというのが、なんとも心苦しい。インディーズとは思えない完成度ですが、観たことを忘>>続きを読む

東京暮色(1957年製作の映画)

-

不倫、離婚、中絶、事故といった、普遍的な不幸の要素が詰め込まれた、重くて悲しいお話。人情物を撮られている他作品と、同様の役者陣で、同様の軽妙なBGMが使われており、幸も不幸も同じ日常で繰り広げられてい>>続きを読む

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

-

エキストラと爆薬の量に当時の気合を感じた。近現代の戦争映画に比べると素朴感は否めないが、素朴だからこそ伝わる純な感じもあり、楽しめました。1930年って、もうこんなにちゃんと撮影出来てたんですね。。

モールス(2010年製作の映画)

-

「ぼくのエリ」のハリウッドリメイク作。オリジナルが良すぎるので、しょうがない部分もあるとは思いますが、わざわざ撮る必要あったのか、疑問に思うような内容でした。全体的に大味だし、なによりエリ(本作ではア>>続きを読む

見えない恐怖(1971年製作の映画)

-

ハンディキャッパーのホラー物は、恐怖の視点が通常とは少しズレるので、見応えがあって面白い。本作はサスペンスとしても秀逸で、お約束ではあるものの、犯人のミスリードも巧みで楽しめました。

蒲田行進曲(1982年製作の映画)

-

昭和を代表する超有名作品。なんだけど、いろいろヤバすぎて、ちょっとよく分からなかったです。。でもパワーはすごく感じた。究極の大衆演芸。といった感想。

恐怖と欲望(1953年製作の映画)

-

キューブリックの監督デビュー作。自分で出来るだけフィルムを買い占めて封印してたそうで、そんなに隠してたものを観るのも気が引けましたが、有名税というやつですかね。。
後年の研ぎ澄まされた感じはさすがに無
>>続きを読む

インソムニア(2002年製作の映画)

-

「テネット」が素晴しすぎたので、印象の薄かったノーランの過去作を再観賞。「メメント」の次作だった事もあり、当時はもっとトリッキーな内容を期待していたため、なんだか肩透かしをくらったような記憶があります>>続きを読む

ブルース・ブラザース2000(1998年製作の映画)

-

アレサフランクリンはじめ、超豪華キャストの音楽シーンは変わらず素晴らしいんですが、それ以外の部分で、前作程のハチャメチャ感が無く、残念な感じでした。何よりジョンべルーシが亡くなっているのが寂しい。。

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

なんか凄いもの観た。という感じ。通常のタイムマシンものに「逆行」という要素が加味される事で、とんでもなく複雑な話に仕上がってました。正直初見で完璧に理解するのは、かなり難しいと思いますが、理解出来ずと>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

-

序盤からテンション高く、全体通して迫力があり、面白かったです。近年、この手のバイオレンスは、韓国映画が1番上手い気がします。市長が悪人過ぎて、もはや清々しい。グラスをボリボリ食うシーンが好き。あと、エ>>続きを読む

座頭市物語(1962年製作の映画)

-

勝新のスター性と「盲目の剣士」という設定のキャッチャーさ。
大シリーズの第一弾ということで、期待し過ぎたせいか、そこまでパワーは感じ無かったかな。。映像は流石に美しかったけれども。

俺たちニュースキャスター(2004年製作の映画)

-

「バイス」がすごく面白かったので、こちらも観てみたんですが、ドストレートなアメリカンコメディで、飲み込めなかった。。好きな人には、たまらない感じなんだろうけど。。

晩春(1949年製作の映画)

-

「小津調」が確立したと言われる、記念碑的な作品。どのカットも完璧な構図。そして、原節子がめちゃくちゃいじらしい。小津監督は生涯独身だったそうですが、子供がいないからこそ、親娘の情愛についての作品を、生>>続きを読む

アワーミュージック(2004年製作の映画)

-

コラージュ的で哲学書のような風格。映画を芸術として突き詰めると、こういう事になっていくんだろうなあ。という感じ。ゴダールや芸術について、熱く語れる人も素敵だと思いますが、「よくわからん」と真正面から言>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

-

感動ポルノっぽい匂いがしたので、観るのをためらっていたんですが、観たら観たで、割と感動した。簡単な人間です。。
ただ、現実にはもっと陰湿なイジメや悪意にさらされ、こんなに上手くはいかないだろうとも思っ
>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

-

終盤のラブホのシーンで、ああ、これは人魚の話だったのかもなぁ。と思った。
女性からの支持が厚そうな作品で、中年男性である自分には、妻夫木さんの役はただの下衆に見えましたが、女性からすると、また違った捉
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

-

久しぶりにゲーリーオールドマンをたっぷり観れて良かったです。劇中の裏ピースのシーンは、シドビシャスを思い出させましたね〜。
ここからのバトルオブブリテンでの英軍の奮戦が無ければ、ドイツ軍のロシア侵攻も
>>続きを読む

倫敦(ロンドン)から来た男(2007年製作の映画)

-

初めてのタルベーラ。自分が観てきた映画の中でも、屈指のゆっくり映画でした。独特の長回しには重厚感と緊張感があり、中盤まではすんなり観れてたんですが、終盤は流石にちょっとしんどかった。。もうちょい緩急欲>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

-

脚本、俳優陣、ロケーション、音楽、どれも素晴らしかったです。最後試合に勝てない辺も良かった。邦画業界も大金かけて漫画の実写化ばかり撮ってないで、こういうのをもっとたくさん作ってほしい。。

71フラグメンツ(1994年製作の映画)

-

ひとつの強盗事件に帰結して行く、ハネケの初期群像劇。監督へのインタビューによると、映画制作における通年とテーマとして「コミュニケーションの不可能性」というのがあるらしく、確かにどの作品にもそれが感じら>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

-

先日シンゴジラを観直す機会があったので、そういえば観てなかった初代ゴジラを観賞。戦後から10年経たずに「ゴジラ」と「7人の侍」撮っちゃうんだから、当時の日本人のポテンシャルには驚かされます。。初代ゴジ>>続きを読む

ロリータ(1962年製作の映画)

-

もっとセンセーショナルな内容かと思ってましたが、現代のロリコンのキモさに比べれば、だいぶかわいいものでした。主人公のおじさんも、だいぶヤバめではありますが、最終的には可哀そうな感じ。こんなにミステリー>>続きを読む

セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

-

ハネケ監督のデビュー作。よくデビュー作には、その監督のすべてが含まれている。とか聞きますが、この映画は正にそんな感じなんじゃないかと思いました。
中盤まで、抑うつ的で虚無感のあるシーンが続き、どの辺が
>>続きを読む

ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

-

そこはかとない諸星大二郎節と、B級ホラー特有のほっこり感はあるものの、「鉄男」での超絶パワーを考えると、「観たいのはそんなのじゃない。。」と、どうしても思ってしまう。。