tamalaさんの映画レビュー・感想・評価

tamala

tamala

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

ホロコーストの加害者側の優雅な日常が、塀の向こうで行なわれていることを匂わせながら淡々とひたすら描かれていて、それが想像力を掻き立たされて怖い。
建物とか無機質な感じなので、ドイツらしいんだけど、これ
>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.7

なにが、ってうまく説明できないけど、つい見てしまった。
カナのなんか違うんだよなーっていろんなところで違和感を感じてるところは、共感するけど、あとはよくわからない感じ、どんどん追い詰められていくところ
>>続きを読む

ピザボーイ 史上最凶のご注文(2011年製作の映画)

3.4

ゾンビランドの監督かー、道理でくだらなすぎてよかった、テンポもよいし。重めの映画を観たあとは、これくらいがいい。和む。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

ブレンダン・フレイザーの特殊メイクに圧倒された。確かに薄暗い場面ばかりだけど、違和感なくてこんな役者どうやって見つけたんだろうって思ってみてました。
ストーリーは、けっこう辛い話ばかりだけど、それぞれ
>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.6

グラインドハウスからの流れってだけで高評価。期待を裏切らない作り。
今どきはスクリームっぽくなるのは、これで良いんじゃないかな。B級でイイ。そして、ちょうどスクリーム1を見返しているところでタイミング
>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.7

さすがフランスらしい、洒落たアニメーション。日本人だとこうはいかない(Jアニメは最高だけどね。別物って感覚。)
ストーリーにも国民性がよくでてて、え、ちょっとこれでいいの?ってところだらけなのも良かっ
>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

シリアスとコメディが絡まって、結果、悪いヤツやっつけてスッキリというブラックジョーク的な感じは良かった。

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.4

ミア・ゴスの存在感が際立つ、アレキサンダー、男前。監督があの息子なので、というフィルターかかって見たところはあるけど、わりとわけわからない表現ではないのがよかったし、微妙なSFホラーなところもいい。し>>続きを読む

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.4

なにもしてないからいけないのか、なんでこんなことになったのか、その不条理をうまく取り扱っているし、さすがニコラスケイジ、ダメ男がウマい。
でも、デヴィッドバーンをコケ下すのは許せん。あのスーツはスーパ
>>続きを読む

深い谷の間に(2025年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

谷の底、エイリアンじゃん、ってツッコミたくなるくらい色んな要素(オマージュ?)が入っているところはよくって、前半、ビジュアルが色々といい感じがするけど、後半はドタバタ。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.7

それぞれのエピソードが時期だけにグッときた。こんな学校生活ではなかったので、イイなー青春だねえ。
河合優実はこういう不幸を背負った役がうまいね。ダニーボーイもこう来るだろうとわかっていてもイイ。

マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.4

徐々にエスカレートしていくサイコ感がイイ。ママにも同情するところはあるので、若干のスカッとするところはある。

ミッシング(2024年製作の映画)

3.6

ひたすら辛いし、解決してないところがリアル。石原さとみはリアリティがない、可愛すぎる。

Broken Rage(2024年製作の映画)

2.9

後半がメインで作ったと言わんばかりの、たけしのやりたいことが詰まってる感じがする。なんだバカヤローコノヤローで、和むけど。
amazonは地面師みたいなの期待してたんじゃないかと思いつつ、こうなるよな
>>続きを読む

オーダー(2024年製作の映画)

3.6

雄大な自然との対比で、白人至上主義が強調されていた感じがする。
ジュード・ロウ、クリント・イーストウッドみたいでよかった。
ターナー日記、今でも影響受けている人いる。これが一番ヤバい。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

ラッセルクロウの演技が光る。エクソシストとして凄い人なのに常にちょっとふざけたところが、ストーリーの凡庸なところをカバーしてる。
悪魔モノって、宗教観の違いでわかりにくいけど、楽しめる作りになっている
>>続きを読む

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.7

承認欲求の塊アホ女が行き過ぎてしまう。とにかくシグネとその彼がムカつくんだけど、北欧らしい映像のスタイリッシュなところもあり、わりと現実にありそうでリアルに怖さもあり、つい観てしまった。

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2022年製作の映画)

3.7

オムニバスで鑑賞。他のも面白かったのでレベルは高い中で、すでに完成された感はあった。先入観無く見たかったかな。
とにかく暗い。長編版は観ようかと思う。

ベニー・ラブズ・ユー(2019年製作の映画)

3.5

チープな動きとモブの扱いのひどさがB級でよかった。殺人鬼エルモー耳ありじゃない。

ストックホルム・ペンシルベニア(2015年製作の映画)

3.4

とにかくリアンは可哀想過ぎる。ベンは最悪。お母さん怖い。としか言いようがない。

フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

3.2

林檎と〜の世界観と映像は変わらず、レトロフューチャーなのがすごく好みで素敵。
結局は、人の心は機械じゃ測れないんじゃなきかな。
爪をポンポン剥がすのはいただけない、イタイイタイ。

愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

丁寧な理想の暮らしを目指しているけど、そもそも選ぶところを間違えてしまっていて、うまく行かない。その憤りを江口のりこがうまく演じている、キレるところがイイ。彼女には同情とか感じなかったけど、馬場ふみか>>続きを読む

ラスト17デー(2023年製作の映画)

3.4

前半で挫折しそうになったけど、2/3あたりからよかった。ラストはありがち。

フローラとマックス(2023年製作の映画)

3.6

いい話だったけど、フローラの奔放さが鼻につくのとマックスが軽率なバカ息子なのが感情移入できなかった。とてもいい話にまとまっているけどね。

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.7

ビル・マーレイ年取ったけど健在。ソフィアが描く理想の父親像なのか?フランシスはあんなんだったのかな。
喪失感のない明るさは、これはこれでいい。A24らしくもある。
ローラのファッションはさすがソフィア
>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.3

なんか前半ハマりきれず、1年くらいかけて観てしまった。。。
池松壮亮のクズっぷりがうまいし、宮沢りえの変わりっぷりもいい。小林聡美もキリッと締めているし、大島優子もがんばっているのがわかる。
近藤芳正
>>続きを読む

テトリス(2023年製作の映画)

3.8

すごい面白すぎて、作り話っぽいけど、事実は小説より奇なりってことわざ通り。ニンテンドーの社内がふざけた状態とかで笑える。
テトリスの進化版が未だに出続けているのをみるとホント素晴らしいゲームって思いま
>>続きを読む

Apple Original Films『ウルフズ』(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ブラッド・ピットとジョージ・クルーニーがイケオジ後始末屋で、いい感じのゆるい雰囲気がさすがで、期待を裏切らない面白さ。
ラストはボニー&クライドとパルプ・フィクションの導入部分みたいでイケてる。

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.4

A24らしい不穏で美しい世界は見応えあるけど、それが見どころかな。いろんな伏線あるけど回収されないのは、観ている方に委ねられてるってことかな。

12ヶ月のカイ(2020年製作の映画)

3.2

設定もストーリーもよいんですが、なんとなく毒が足りない気がして筒井康隆ばりのブラックジョークが入ってきたらもっと楽しめるんじゃないかな、と勝手に思いつつ、これはこれで完結してるのでよいと思います。

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかったー、ちゃんとコメディ要素もあり、友情あり、成長あり、と復讐の鬼になり切れていないところもよかった。
しかし、デブ過ぎて健康面が心配になる。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

伝記ものはわりと外れないのと、今どきの作り方?展開が早くてずっと観続けられた、でも長過ぎ。ラストの方は集中力が持たずに記憶にない。
日本人だから、単純にエンタメとして楽しめなかった感じはする。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.8

これつい年越しに観てしまったんだけど、怪物の制作にすごい影響与えてない?って思ってしまった。なんかあの設定、若干唐突に感じたし。
それはともかく、この作品はレオの中性的なところから、だんだんと男っぽく
>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

3.4

楽しいの観たかったのでみたんだけど、マーベルほとんどみてないので、十分楽しめなかったと思う。ある意味純愛の物語?

蛇の道(2024年製作の映画)

3.5

フランスに舞台が変わると、リュックベッソンみたいな感じ。でも黒沢清のインダストリアルな世界観は健在で、無機質な怖さが強調されてよかった。
柴咲コウはやっぱり女優の方が向いてるんじゃない?

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

3.2

コーエン弟だけだと、兄弟エッセンスが薄れてブラックでシニカルさが足りない気がする。やたらレズビアン主張が強すぎ。そこそこ面白かった。