the8thfloorsさんの映画レビュー・感想・評価

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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.8

おおむね夫視点で展開していき、妻の行動の虚実は曖昧になっていく。夫の視点も全然信用できない。用心しながら見るのだが、段々と、この行き先の分からない乗り物に何も考えず揺られていたほうが面白いのでは、とい>>続きを読む

トルーマン・カポーティ 真実のテープ(2019年製作の映画)

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カポーティについてインタビューを受けた人たちが擁護派と非難派で割れてくるのが印象的かつ怖かった。本人については2005年の映画で見たまんまだった。もう一回そっちを見直したくなる。NYはこわいところだな>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.2

〈愛なき森で叫べ〉
見終わってから、この映画についてちょびちょび考えていた。
特徴を3つ挙げてと言われたら、個人的にはこの3つになると思う。

・女の子が魅力的!!!
・軽薄、白々しい登場人物
・上に
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

旅のおわり世界のはじまり

服の色だけ陽気なあっちゃんが、棒切れのようにおろおろと街で遭難してる。ひとりって、こんなに淋しいことなんや。と思わせる所在の無さ。それにしてもなんであっちゃんだけこんな目に
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.7

〈パピヨン〉

壮絶、ということばは、想像を絶する、の略...!と脳裏で誰かが叫んでいました、エンドロールが静かなので。

実話を基にした話、強靭な肉体と精神を持った生存者の話とわかってる。それでも、
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

〈愛がなんだ〉 原作には無い部分の挿入をとても新鮮な思いで見た。cakesも、今日までは誰かと、もしかしたら自分の歌だったのが、今日からはあの子達の歌にもなった。原作とテーマソング、一度身体に取り込ん>>続きを読む

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

4.0

さよなら、退屈なレオニー

なによりもまず、レオニーの着まわしがめっかわ、主にクリスマスカラーなのにしっかり土地に落ち着いて溶け込んだオシャレ!周りの若者もみんなオシャレ!古着なの?ザラとかユニクロと
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.2

レディー・ガガが、二度見するほど美しい、ハッとするほど可愛い!!

正直、レディーガガの歌は街やラジオで流れていているのを聴くくらいしか知らず、どちらかというと中盤で流れるダンス曲のようなイメージを持
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羊の木(2018年製作の映画)

3.5

タイトルと設定に惹かれて是非とも鑑賞したいと思っていました。

一回見た直後の感想は「消化不良!」といった感じ。
しかし、監督のティーチインのお陰で物語についてや製作のお話を聞けたので、大分消化できま
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ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で/ネリー 世界と寝た女(2016年製作の映画)

3.0

鑑賞後、タイトルの「ネリー・アルカンー愛と孤独の淵でー」の愛とは、どこにあったのか?!と考えてしまいました。彼女は愛されたいと求めてはいましたが、誰かを愛していたのでしょうか。

話が重層的なため、事
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.8

前後編、しかも前編だけで150分超えということで、「長いな…」と覚悟しながら見たのですが、全然長さを感じませんでした。

原作にどの程度沿っているのかは分かりませんが、かなり現代に即した設定と展開にな
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

青山シアターオンライン試写会にて鑑賞。

どこにも感情移入できないまま、オロオロと
「え?どうなるの?どうなるの?!?!」と
最後まで主導権を握られて引きづられ続けるようなドラマ。

イザベル・ユペー
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ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)

5.0

映画は、「トリシュ」という女性の人生の軌跡が、彼女自身、あるいは彼女と出会った人たちの思い出によって紡ぎ合わされたライフヒストリーである。だからか、作品には説教じみたところもお涙頂戴的なところもない。>>続きを読む

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

友達にこの映画を説明して、オススメしたいと思ったときには非常に困ります。なんせ、映画のあらすじで書かれた「なかなかうまく行かない父娘がいて、父親が娘の職場に侵入し、ドタバタしながらも距離が近づく」とい>>続きを読む

BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

4.0

Filmarks試写会にて鑑賞。

ここ数年、近未来物やSFに興味が出てきたので、事前知識は浅いものの、BLAME!についても興味を持っていました。原作は未読ですが、鑑賞後、原作を読みたくて堪らなくな
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