toothさんの映画レビュー・感想・評価

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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K 完全無修正版(1975年製作の映画)

4.0

ジェーン・バーキン目当てでの視聴。

ガム伸ばしながら驚く姿。
バナナを食べながら、相手を誘う目。
水辺で微笑む姿。

多彩な表情をする彼女はとても魅力的だった。

吉原炎上(1987年製作の映画)

4.5

吉原全盛である、当時の時代を体感できた映画だった。

娼婦としての振る舞いを教えながら、女性同士が交わるシーンは素晴らしい。

赤い座布団を詰めた描写も、心理描写や人体など様々な考察ができるシーン。
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父、帰る(2003年製作の映画)

4.0

親子関係を描いた、ヒューマンドラマ。

父親とは何か、父性を考えながら見ていた。
日本でいうと昭和の頑固親父という感じで、体罰も支配もある、強すぎる父性。
現代では正しいとは思えない。
子供の逃避や反
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

言語学や時間の概念を考えさせられた作品。

言語が個人の思考に影響を与える事はあるのだろう。

時間の概念がなく、未来の出来事がわかったとしても、私達は今の選択を変えないだろうか。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

圧倒的な才能を感じられる作品。

アニメーションの技術は当時の物で、少し古く感じる部分もあるが、
精神医学、知性、構成、描写。全てに魅力される。

特に描写。
殺戮シーンの殺戮と美体を映す姿は、圧倒さ
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無力の王(1981年製作の映画)

3.5

高樹さんに魅了された作品だった。

突然のベッドシーンには驚かされた!
あんな流れでなるとは。

猟奇的で男性を誘惑する姿は良し。
出かけよっか。
私を口説いてみて。
などは言われてみたいセリフ。
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人体の構造について(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人体は神秘的で美しい物だと感じられ、
人体のリアルを観れた作品だった。

手術中に医者や看護師が談笑する。
日頃の愚痴や病院についてなど、意図的に緊張しすぎずリラックス状態で手術に望んでいる事が見受け
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長江 愛の詩(2016年製作の映画)

4.0

景色にみとれて気付いたら時間がたっていた映画だった。

恋愛視点ではあまりわからなかった。
私の理解が乏しいのかも。

ダムや海など、壮大な景色はすばらしくて、
思わず、おぉっと呟いている自分がいた。
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

設定が飛んでいて、独身者の私には観てて少し苦しい作品だった。

本作のように、独身者が人権や身体的安全の無い未来が来るとは思えないし、来ないことを願っている。 

ただ、独身者の肩身が狭くなる未来は今
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

1時間という時間の中で様々な感情が多く詰め込まれた映画だった。

嫉妬、劣等感、喪失、罪悪、尊敬、希望。

外に飛び出し、人と触れ合って色んな感情を感じながら生きる。
それはとても大切な事。

引きこ
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はなればなれに(1964年製作の映画)

3.5

現代で観ても、色褪せない映画だった。

一分間本当に沈黙するシーンはあまり映画で見た事ないかな。

ナレーションは少し馴染めなかった。

ダンスシーンやルーブル美術感を疾走する姿はコミカルの表現として
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.0

シャーリーズセロン目当てでの視聴。
スタイリッシュで美しくカッコいい。

美しい女性が戦う姿はカッコいいけど、私は望んでないなとも感じる。

作り手側はアクションや、展開が変わるストーリーを見せたかっ
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.5

リアリティがあり、緊迫感が続く映画で、観ている側も疲労度が大きい作品だった。

犯人との対面が早く、交渉を大きく描いていた。
常に命を取られるかもしれない緊迫の状況の中、船長としての責任、判断力が問わ
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.6

実話ベースなので、リアルティがある。
高齢者の孤独や欲。マナ自身の家庭背景が組み合わされ、このクラブが出来たんだろうな。

岡本玲さんの演技がとても良かった。
普段は明るく笑顔で振る舞い、他人に苦しい
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.5

JAZZに魅了された男の、生き様を見せつけられた作品。
チェット・ベイカーを知らなかったので、知れて良かった。

演奏をするイーサンホークはとてもカッコいい。

所々入るJAZZの描写が印象に残ってい
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

恋する惑星と同じく好きな作品だった。

登場人物も雰囲気も良い。
ノラジョーンズは歌手の印象が強いけど、演技も良く可愛らしい表情をしていた。うなづく演技は女性らしく、とても可愛い。

時間軸の移し方も
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

特殊メイクの役作りと主人公の演技が光る作品だった。

あれほど太るのは日本人では出来なく、自己責任のようにも思う。

そんな彼でも孤立はしていなかった。
生徒も親族も家族も繋がりはあったからだ。
孤独
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(1960年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

脱獄のサスペンスと人間の心理描写を感じた作品。

通常、刑務所で新入りならイジメがあったり、厳しい環境である事が多いが、優しく迎えられた。
脱獄という目的が同じ事も大きい。
食事を一緒に食べるシーンな
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.5

女性2組の絆を描いている点がよかった。

ストーリーや世界観には入り込めなかったのが正直な意見。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.5

姉との関係性から、女性恐怖症である主人公。
その背景があり、精神、発達障害を患ってしまったのかな。
発達は遺伝の部分もありそう。

恋は衝動的な物で、主人公の衝動性とリンクする感じはあるけど、
やはり
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

4.5

優しさと美しさに包まれた作品でした。
そんな作品を好きなのは、私自身が年齢を重ねたからかもしれない。
図書館や自然という好きな要素も高評価のポイントでした!

脇役のキャラが濃く、通常ならコメディにな
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

復讐映画として、復讐の仕方が特殊で新鮮な作品だった。

本作はジェンダー問題がテーマではある。
肉体的は当然、言葉により性暴力も、女性軽視も許されない時代を主張している。
現代の男性側の認識を変える必
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.0

ジュリアロバーツはプリティウーマンの印象が強いけど、この作品の方が好きだな。

実話を基にしてるだけある。
エリンブロコビッチ本人も出てくるが美人なのだ。
シングルマザーで、仕事として大企業に立ち向か
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.7

評価が迷う作品だった。
良いのか悪いのか。
性描写が多すぎる事を、どう評価するかがポイントになった。

ギャスパーノエの自伝的な作品でもあり
愛とは、人生とは?
嘘がなく、自身と向き合う本質的な作品だ
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

愛情とサスペンスのハラハラ感に浸れる作品だった。

ナタリーポートマンは小さくて可愛い!
モノマネし合うシーンはとても好き。
シリアスな場面では肝が座ってて、良い演技。
家族愛を知らない彼女が求めたの
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.9

不屈の名作。
有名だろうが無名だろうが好きな物は好きなのだ。

高校生の時、授業で初めてみた。
こんな綺麗な映画があるんだ。今まで観てた映画が薄れてしまった。
それぐらいの衝撃だった。

10代だった
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

文化の違いを感じたけど綺麗な映画でした。

妊婦で仕事と家が無い人なんて日本では見かける事はない。
本作は実話ベースの作品なので、外国ならありえる話なのだろう。
世界的にみたら、日本の福祉は充実してる
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.5

主人公の孤独から来る社会不安の演技が良かった。

孤独の中でも、何かきっかけがあって孤独でなくなる事はある。
そのきっかけが良い事や悪い事であっても。
今回は悪いキッカケではあった。

苦しみの中で、
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.7

台詞、映像、世界観、全てが好きな作品だった。

90年代の香港。
殺伐と刹那の空気感が混じり合った、
そんな街で恋をする。とても美しい!

映像もカメラの動きが大きく、リアリティが出ていて、殺人のシー
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

暗闇の中での希望、強さを感じる作品。

アルパチーノの盲目者という難しい演技を完璧にこなしていて素晴らしい。
ダンスシーンは素敵でした!

暗闇の中だが、友情や女性が生きがいになっている。
暗闇の中で
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.5

美と狂気に引き込まれる作品。

内面の奥深くまで潜り込み、
外に出し表現する様は、本当に美しい。
行き過ぎて狂気を感じる程の演技が出来ている事も凄い。

ラストは圧巻。
素晴らしい映画でした!

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.5

空虚感や映像は好みだが、ストーリーは馴染めなかった。

死までの苦しみを大きく表現しない写し方が支持されてると思う。

悲しみ、苦しみを抱えた人が集まると、その感情が増幅する事はあると思う。
分けて少
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

1度目の衝撃が大きい映画。
2度目は確認作業のようになってしまいがち。

1度目に観た、足元を流すシーンは鳥肌物でした。

オチが大きいと、
映画として記憶に残りやすい事を感じられる作品!

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

同じマンション内の恋愛は憧れる。
俗に言うマンションラブ!
オードリーのような人が同じマンションにいれば、夜も寝れなくなりそう。

印象に残るシーン。
冒頭のティファニーのお店の前でパンを頬張るシーン
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.5

恋愛作品としては言葉が詰まる作品。

無意識の部分で女性は判断したり気持ちが変わる事があるという部分は、
私自身の経験上でも共感できるものであった。
話は通じるし、論理的で気も合う。
だが去っていく。
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サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

4.0

からゆきさん、知らなかった。
当時の時代背景だからこそ起こった事なんだな。

先人の犠牲の上で現代の平和な生活は成り立っている。
当時の過酷で死が身近にある時代だからこそ、生命力や生きる気概を強く感じ
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