hideさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

他者の否定や排除によって生まれる自己の存在の肯定がいかに間違ったものであるかがわかる物語。今も依然として、その風潮は残っている。虐殺に向かって傍観しない人々の存在がこの事実の救いになっている。実際はど>>続きを読む

サッドティー(2013年製作の映画)

3.9

恋愛に正しいも間違ってるもないよ。とか、本当に誰かを好きになったことありますか?など、ささるセリフのオンパレード。見えない好きを追求する脚本。登場人物みんな片想い。古着屋の店員の行動は反則。みんな好き>>続きを読む

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

3.8

トリフォーの子どもが題材のオムニバス。子どもが生き生きしている。最後の教師の子どもへのメッセージはくさいけど、グッと来る。大人になることは、自分で選べることができること。その分、責任も負うのが大人にな>>続きを読む

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.7

令和版の台風クラブ。誰の思いも相手に届かない片想い群像劇。会話が聞き取りにくいけど、青春のヒリヒリ感は表現できてるな。副題のmy name is yoursがこの物語のラストにつながる。がんばれ!

ベルリン、60分の愛人(2021年製作の映画)

2.5

娼婦の同性恋愛ストーリー。恋愛のめんどくささに異性愛とのちがいはない。ジェシーは国境をこえて可愛いい。イタリア人は剃らないのかな。面白いかと問われれば面白くない。

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.7

好きと言う消えない気持ちとその相手の死をテーマに繰り広げられる群像劇。長い映画だか、退屈ではない。死を受けいれられれば、相手への気持ちは消えてしまうのか?裏のテーマに震災での家族の喪失がある。殺すほど>>続きを読む

それも恋(2016年製作の映画)

2.8

騙し騙されの恋の話。対等な関係性の中でしか恋愛は成立しない。ルッキズムが恋愛をねじ曲げていくもののひとつである。それでもこのヒロインは好きになれないな。

こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.9

好きの前には、規律も規範もすべて無力であるがテーマ。最後の大喜利に向けて、伏線があちこちにはられていく。今泉ワールドハマればもっと見たくなる。好きは勘違いの連続。女の思わせぶりに何度も騙されたことか。

あなたがここにいてほしい(2021年製作の映画)

3.7

貧困が引き裂く恋愛の話。好きだけでは、やっていけない。男が女を守る的な構図。女側の主体性がもう少しあれば、あの結末は変わったかもしれない。他人の人生を背負いすぎるのは、お互いの不幸。愛してるの実現には>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.7

本当かなと思う場面はあるが、住民の怒りと怒りに重なっていく写真家の果たした仕事が明らかになっていく。誇張はあるものの事実は事実みたい。もっと日本の歴史は知っていくべきと思った。文明の発展に伴う人々の犠>>続きを読む

パラダイス 人生の値段(2023年製作の映画)

3.3

寿命をお金に変えられる未来の話。お金に若さは変えることはできないがテーマ。当たり前と言えば当たり前の話。自分の人生は一度きり。無駄はあっても、後悔しないように生きたい。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

性被害を告発した実話ベースの物語。心や体の傷は、お金で無かったことにしてはならない。正義を信じる行動力が世界を変えていく。知らないことを知らせるのが映画のひとつの仕事なら、見るべき映画。

警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

3.0

日本の性犯罪に対する怒りのドキュメント。真面目な作りだが、起伏がなく途中寝かけた。犯罪の立証の難しさもんわかる。200件のうち10件しか立件できないとは。

街の上で(2019年製作の映画)

3.8

YouTubeで邦画ベスト10の2位作品。女優がみんな可愛い。美女に囲まれた下北沢の生活。主人公がうらやましい。関西弁の女の子が自分の好み。他の作品もみたい。一緒にいて楽しくないとダメと言うのは、同感>>続きを読む

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

3.6

悲壮感のないゾンビ映画。ゾンビの世界より現実の方が厳しい。だからゾンビ映画流行るのね。人気の2人だけにあえての恋愛要素なし。プラトニックゾンビ映画。

もしも君に恋したら。(2013年製作の映画)

3.4

ハリーポッターも大人になった。ヒロインは上白石姉妹系の顔で国境をこえて可愛い。男と女の友情はないが映画のテーマ。大事な人を見つけたら、後悔だけは無いように。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.5

あまり好みではないヒロインがどんどん可愛く見えて来る映画の魔法。後半は主人公が変わる印象。どんな人生でも、人は目の前の道を歩いて行くしかかない。いっしょに歩いてくれる人はいた方がいいな。

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

知らないことは、怖いこと。報復のためのでっち上げ。真実を追求する生き方が輝いて見える。そうありたい。恨んだり、妬んだりすることからは、何も生まれない。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

生まれてくる誰もが、幸せになる世界でありますように。祈りの物語。生まれて来てくれありがとう。たった一人でいい。そう言ってくれる人がいるだけで明日からのつらい一日に立ち向かえる。

無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

3.7

性被害が更なる性被害を生む悲劇の連鎖。実話ベース。障害者への差別が事態を深刻にしていく。裁かれるべきは誰なのか。見応えあり。

タチャ 神の手(2014年製作の映画)

3.7

花札のことは良くわからないが、緊迫した勝負の連続。タチャシリーズなんだろうな。ヒロインが自分の好みだと面白さが倍になる。負けっぷりがひどいほど、後半にカタルシスがある。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

戦闘場面がリアルにグロくて、笑える。ライダーはみんなオッサン。逆にヒロインの可愛さがクローズアップされる。浜辺美波が主役と言ってもいいくらい。

X エックス(2022年製作の映画)

3.2

老いることとはがテーマのホラー映画。老人のあのシーンが一番ホラー。いつまでも美しくはいられない。老いを受け入れることって大事。

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.9

次生まれてくるなら大谷になりたいと思う映画。努力だけでは乗り越えられないものは、残念ながらあると言う現実も教えてくれるが、大谷以外の人生も悪くないと言うことも分かるドキュメンタリー。

ロストガールズ(2020年製作の映画)

3.2

とにかく暗く重苦しい。邦画みたいなアメリカ映画。実話ベース。こう言う映画も作れるのねって思った。人がいる限り犯罪は起こり続ける。犯罪への怒りは忘れてはならない。

二度めの夏、二度と会えない君(2017年製作の映画)

3.2

思ったより良かった。難病、初恋、タイムリープ、邦画のお得意分野。喪失のない人生はない。喪失から人はまた歩き始める。ベタだけど、好きな話。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

全体のモチーフは、多様性を認める人権映画と思わせる。ネタバレしないように書くのなら、種の保存の原則的な結末。最後の結末は見えていたかなあ。そもそも最初の恋人が誠実であれば、間違いは起きなかった。ヒロイ>>続きを読む

パイラン/ラブレター パイランより(2001年製作の映画)

3.8

このクソみたいな世界を生きていくには、たった一人でいい。自分を肯定してくれる人がいるって言う御伽噺。究極のプラトニックラブ。浅田次郎原作の韓国映画。

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.8

完全犯罪を狙う不倫カップルの崩壊を描く。時代は変わっても人の営みは、変わらないのがよくわかる。愛する人のために、人は殺せないけどね。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.7

トリフォーの自伝的話らしい。自立を夢見て、反抗を繰り返す少年の話。とにかく男前。早く大人になって自立したいと葛藤する姿は、映画の普遍的テーマ。

あこがれ(1958年製作の映画)

3.8

短編だけど、心惹かれる。女優が本当に素敵。ある意味初恋映画。時代に負けない短編映画。良い映画は古びない。

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.3

忘れてしまった純愛の気持ち。こう言う経験があるだけ羨ましい。難病落ちは、あまり好きではない。いつかは、訪れる愛する人との別れ。

ありあまるごちそう(2005年製作の映画)

3.0

貧しい国の生産が、豊かな国からの食を支える。豊かな国は、余った物は廃棄。貧しい国では、餓死が出ている世界の矛盾。いる分をいるだけ作るのが、資本主義社会では、難しい。

SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる(2023年製作の映画)

3.5

障害、難病、すれ違い、邦画の得意分野を韓国の監督がとった映画。新木優子が好き。そう思った。良い女優だなあ。

僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.8

何でもない話だけど、好きな話。あの時伝えたかったこと。たくさんあるから刺さるなあ。手に入れるはずだった未来の喪失、現実の中の希望。

はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

政治家の政治活動をめぐる資金の不正流用に呆れ返るドキュメント。権利の正しい使い方を考えさせられる。不正を暴いたチューリップTVも方向を見失っていく。