Hideakiさんの映画レビュー・感想・評価

Hideaki

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クラック: コカインをめぐる腐敗と陰謀(2021年製作の映画)

3.0

クラックが都市部貧困層に広がったことは事実だけど、鳥瞰すると政治・代理戦争・そして蔑ろにされた貧困層へと流れるお金のサイクル、そして90年初頭以降の麻薬排除の名目での差別的な締め付けが見えてくる。しか>>続きを読む

ノトーリアス・B.I.G. 伝えたいこと(2021年製作の映画)

3.0

巧みなライムやフローの源流は、教師だった母、ルーツであるジャマイカ、隣家から流れる音楽だった。クラック売買から抜け出し、90年代の短い期間に作り上げた彼のレガシーは今も生きており、24歳で亡くなったこ>>続きを読む

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

3.5

1964年2月25日のマイアミ。カシアス・クレイがソニー・リストンを破ってヘビーウェイト級の世界タイトルを獲ったその夜、マイアミビーチから離れたハンプトン・ハウスの一室に集まったのは、カシアス・クレイ>>続きを読む

タイム(2020年製作の映画)

3.5

困窮状態から脱却するために銀行強盗を行なった夫婦。そして一足先に刑期を終えた妻(Fox Rich)は、60年の刑期を言い渡された夫の解放を求めていく。時に激しく憤り、虚しく過ぎ去る18年。子供達の成長>>続きを読む

ディック・ジョンソンの死(2020年製作の映画)

3.5

シアトルで精神科医だった父が自分のオフィスを片付け、そして住み慣れた家を離れて、自立の象徴としての車を手放し、娘と暮らすためにニューヨークへ。物忘れが進行し、老いと死というリアリティーが迫る中で、ドキ>>続きを読む

マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.8

1920年代、シカゴのレコーディングスタジオ。白人への向き合い方は異なりながらも、抗うことのできない社会的な差別に対する怒りと悲しみは共通している。そのことが、ブルースの母とまで言われたマ・レイニーと>>続きを読む

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.0

アイリスを際立たせるための導入や黙示録から創世記へと進む物語の運び方も型にはまっている感じもするし、多くのレビューで書かれている通り全体通して起伏もなく冗長的。ただ、現実世界が逆にフィクションのような>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.5

Systemic Racismが蔓延るアラバマで、冤罪を晴らすために戦う若き弁護士の話。劇中で「アラバマ物語 | To Kill a Mockingbird」のミュージアムを訪ねたかと無邪気に問いかけ>>続きを読む

深夜食堂(2015年製作の映画)

3.5

連続ドラマの世界観も崩さず、変わらず滋味深い物語。劇中で流れるストリングスの賛美歌を聴くと、なんだか心落ち着く。

続・深夜食堂(2016年製作の映画)

3.5

なんか映画でも見たいけど、かと言って小難しいこと考えたくない。そんな夜に見たくなる、料理と人情噺。あと小島聖の眼力の強さ。ドラマシリーズもいいけど、本作もまた良い。

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.5

映画「オクトパスの神秘: 海の賢者は語る」が素晴らしすぎた。自分を見失った映像作家が、ケルプの森に潜む神秘のクリチャーと心を通わし、"彼女"に人生を重ねることによって自分を取り戻す物語。ネイチャードキ>>続きを読む

アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

3.0

米国を代表する自動車産業の崩壊、そしてその残り香漂う地で中国資本の工場が立ち上がると、労働の価値の変遷は一層明確に。低賃金と自動化、労働観の衝突。正しいと思ってやってきたことが罪なのか、中国人会長の最>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニー・ボイル監督と脚本家リチャード・カーティスというイギリス映画界のツートップによるロムコム作品に、そもそも誰も重厚なレッスンを求めてもないだろうし、事実そんなものは存在しないわけだけど、野暮ったい>>続きを読む

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