ヒムロさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

先に言っておくと僕は邦画が苦手である
冗長で静かで眠くなるシーンが多い印象だからだ

しかしこの映画は静かなシーンこそ面白い
そして目が離せない


東大卒のフリーター主人公が好きな女に勧められて近所
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メメント(2000年製作の映画)

5.0

何度見ても傑作中の傑作
久々に見返したのでレビュー

記憶が短時間しか持たなくなった主人公を追体験出来る映画の構成が見事
通常の時系列を
ABCとするのなら
本映画はCBAの順で見ていく形になっていて
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

魚人を部屋に匿う女性が魚人と恋に落ちていくラブストーリー(?)

ともかく映る画全ての美術が美しくデルトロ監督のこだわりが見える

特に水中のシーンは見惚れるほど美しい

僕のお気に入りはバスルームの
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.3

まぁ普通のサイコスリラー映画ぐらいの面白さ
ストーリー展開的にも特に目を見張るほど面白い部分はなし
といってもつまらないわけではない

主役のオクタヴィアスペンサー演じるマーの表情や動きなどが他の映画
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

フレディマーキュリーの半生を中心に描く伝記映画
といいつつもQueenなんて知らないという人が見に行っても流れる曲は全てどこかで聞いたことがあるレベルの超有名曲だらけなので何も知らなくても見ても楽しめ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.6

裕福な家へパラサイトしていく貧困家庭を描きながら現在の貧富の差も風刺している作品

ラストは賛否あると思うが個人的にはそこまで好きではなかった

ただ序盤〜中盤への盛り上がり方は痛快でテンポも良く見て
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.4

現代社会の中に人と共にポケモン達が暮らしているという
そう!それが見たかったんだよ!
という設定で僕はそれだけで大満足
何気ないシーンでも映り込む生きているポケモン達のリアルな造形と動きにわくわくしっ
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.9

肛門と口が逆の少女

目のない風俗嬢

脚が魚じゃないことに違和感を覚える青年


様々な超特殊な非健常者の悲惨な生活を通して実社会の実情を冷たく批判しているような映画だった
ブラックコメディとして描
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

4.5

良くも悪くも80分のサウスパーク

映画だから豪華かと言われればまぁ確かにフセインとかめちゃくちゃイジってたけど普段もするよなそれぐらい…という感じだし80分拡大スペシャルみたいな気持ちでいい
めちゃ
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.1

何故か同じ殺人鬼に殺されてタイムリープしてしまう
というありがちなテーマながらホラー サスペンス コメディ ロマンスの4要素がどれもバランス良く混ざり合っていて新鮮に飽きずに見れた
90分にしたのも英
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

確かに見たがルールに反するのでレビューは出来ない

トムとジェリー(2021年製作の映画)

4.0

2時間の実写といえ内容自体はただただトムとジェリー
ハズレなし ベタに面白い
トムとジェリーのエッセンスにアメリカンコメディの要素が足されてると言ったところなのでそっちが苦手な人は微妙かもしれないが僕
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

子供を失った両親のやりきれない気持ちや崩壊しそうな夫婦関係を子供の思い出がつなぐ
10分程度の短い話ながら心を打つ
評判なのがわかるクオリティ

結局のところそれでも生きていくしかないんだよなと思わさ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

まず初めにスパイダーマンについてちょっとでいいので知識があると楽しめる
サムライミ版の1〜3を見たりゲームのスパイダーマンをクリアしたり程度の知識で大丈夫

映画自体は原作にもある並行世界の要素を取り
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ナイトブック(2021年製作の映画)

3.8

子供と一緒になって大人も楽しめるエンターテイメント映画といった感じ
決してホラー映画ではない

毎晩怖い話を聞かせなきゃいけないとかいうよく意味のわからない設定が最後にひっくり返される脚本は見事だと思
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ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

4.4

クソみたいな邦題とは裏腹に本作は名作ラブホラー

離婚寸前のカップルがゾンビパンデミックによる強制隔離によって部屋から出れずにサバイバルすることになりお互いの知らなかった所が見えてきてまた惚れ直すとい
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.7

一目惚れした女の子と付き合うために元カレ7人を倒さなくてはならないというぶっ飛んだ設定からお分かりの通りぶっ飛びまくった映画である

コミックの擬音やゲームのような演出を多く含んだ日本人に刺さりまくる
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罪の声(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

この映画はフィクションです
とはいいつつ本映画はグリコ森永事件をベースにしたストーリーである
それもかなり史実に近いように書かれているらしい

最近未解決事件を追った本を読んだので興味を持ってみてみた
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ペット2(2019年製作の映画)

4.2

前作に引き続き子供も大人も楽しめるアニメ映画

旅行に出たマックス達とニューヨークの街で残っているキャラ達の話が交互に描かれて最後には話が繋がる構成もベタだが面白い

強いて悲しい点を挙げるとすると前
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.7

久しぶりに見直してみて思ったが普通に面白いぐらいのレベルの作品でこれの続編がよく出たなと思うレベルだった

もちろんつまらなくもなく面白すぎることもなく

いい感じの雰囲気の怖がりの女の子とかと適当に
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.2

強制的に理不尽なことが現実に巻き起こるすごろく ジュマンジをクリアするために奮闘する話

昔の作品ながらCG技術も演出も素晴らしく特に家の崩壊シーンは圧巻

次々巻き起こる理不尽な現象がその時だけでは
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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

2.6

サスペンスミステリー映画の中でも「主人公に精神的異常があるから主人公含めて誰が正しいか分からない」系の映画

まぁそれ以上でもそれ以下でもなく…
主人公が間違ってたってなるけど結局正しくて…
犯人が出
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

1920年代のパリへタイムスリップする方法を見つけた作家志望の男が黄金期と信じる20年代パリで著名な芸術家達や魅力的な女性と知り合い変わっていくといった話

まず冒頭5分ほど音楽をバックにパリの風景が
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.3

これは非常に悪質な続編詐欺作品であるとまず断言したい
そして単体の映画として見れば3.4ぐらいの評価はできるとも先に言っておく

シャイニングの正当続編として出てきたこの映画が駄作だったらどうしようと
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

作品自体は軍事要素に超々近未来のSF的要素があるが概ね現代的設定
アクション映画としてもヒューマンドラマとしても良質なラインを超えた作品

オチもベタながらオシャレな演出が光る

この物語の核である虐
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

10年ぶりの新作ということを感じさせない丸っきりゾンビランドそのままの続編

続編は大体駄作とかいうジンクスが通用しないというかそもそも続編なのかも怪しい

いや確かに続編なんだがあまりにもゾンビラン
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

4.1

北九州監禁殺人事件をモチーフに園子温らしさ全開の脚本が暴れている作品

ストーリーは一旦置いて
椎名桔平のサイコな演技が光りまくっている
まずこの映画はそこだけでも見る価値がある

徐々に壊れていく面
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.7

言わずと知れた古典ホラー映画の名作

昔のホラーらしく
もしくは連作の1作目らしく
メインビジュアルに写っているセノバイト達が出てくるのは本当にラスト30分ぐらい

だが侮るなかれ
焦らされた苦痛の分
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モンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルド(2021年製作の映画)

3.3

1時間にまとめるためにかなり駆け足でテンポが良すぎて違和感があるシーンもあるが内容自体は面白い

アクション映画を期待してみると派手な戦闘は少なく地味に思えるがファン映画としては楽しめるライン

特に
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.4

長年モンハンファンの僕からするとこの映画はただモンハンのモンスターが大スクリーンで暴れまわってくれる最高のモンスター映画だ

モーションにはゲームの一部を流用
スリンガーや肉焼きなど原作要素も多少入っ
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

王道の恋愛映画×群像劇といった作り

倦怠期から離婚した夫婦

その夫にモテるテクニックを教えるチャラ男

そのチャラ男が好きになった女性がその夫婦の娘

そして夫婦のもう一人の子供であるまだ小さい男
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

映画としての完成度はもちろん高い
終始陰鬱とした暗さの中に漂う湿った重い空気
ゴッサムシティの世界感がよく出ている
流行りのヴィラン誕生ストーリー系の中でも現代社会への風刺が効いているキャラ映画ではな
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.6

ネタバレなしにこの映画を語ることは難しいが皆に是非見て欲しいのでオープンレビューにする

この映画を第一印象で切り捨てている貴方は今すぐ戻ってきてこの映画を見て欲しい
これは僕の人生の中でもベストセレ
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

2.7

蜷川実花らしい美しい色使いで明治〜昭和を描く映像美は言わずもがな必見
豪華キャストによる演技も素晴らしい

脚本は紙の月と同じ早船歌江子さんということで期待していたがどうにもハマらなかった
登場人物は
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.3

まず予告を見て気に入ったら見る気に入らなかったら見なくていい

下ネタを中心にブラックジョークやアウトローなネタをふんだんに含んだ大人のためのコメディ映画
ストーリーなんてあってないようなもの

サウ
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