このレビューはネタバレを含みます
小学校の6年間で、子どもは驚くほど成長するんだ。真っ直ぐお盆を持って歩くことも、ままならない子が、自分の殻せを壊しながら、
小さな子の面倒が見れるほどに変わっていく。
先生たちは、励まし、寄り添い、>>続きを読む
「教皇選挙」を観て、エドワード・ベルガー監督作をもっと観たいという、思いで鑑賞。
戦争の有無を言わさぬ、むごたらしさが
圧倒的なビジュアル表現で迫ってくる。
残忍な戦闘シーンに挟まれる原野の美しさ>>続きを読む
昔観た、キリスト教を題材にした映画で、確か奇跡の泉が出てきたと記憶しているが、タイトルが思い出せない。教皇や枢機卿たちの重厚な衣装、儀式の壮大さに圧倒された記憶があり、そんな宗教画のような世界を期待し>>続きを読む
昔みた映画で、どうしても名前が思い出せなかった。カトリック教会の壮麗な儀式の様子、格調高い宗教者の衣装に魅了された。
「教皇選挙」も同じ類いの映画かと期待したが、もっと計算された現代的な表現のサスペ>>続きを読む
思ってた建築映画ではなかったけれど、人間ドラマとしては見応えあるものだった。
(主人公以外の、エピソードは中途半端な気はしたけれど、それを除外しても)
映像や音響も効果的で終始、不穏な空気が底通して>>続きを読む
どうして、こんなにボブ・ディランが評価されるのか、恥ずかしながら、今まで不思議に思っていた。
英語の歌詞はわからないし、ひと世代後だったし、すでに知ったときは不動の存在だった。
そんなモヤがティモシー>>続きを読む
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家族の年齢が、同世代ということもあり、重い腰を上げて鑑賞。
子どもは親の持ち物ではない。神さまからの預かり物なのだと言い聞かしても、自分の理想にそぐわないと、苛立ち、まるで自分の一部のように振る舞っ>>続きを読む
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ベンジーみたいな人、たまに会う友人ぐらいなら、本当に楽しい。でも、身内なら、かなり辛い。愛おしくて、心配で、抱きしめても、抱きしめても、支えきれない。
思わず、笑ったのが、英国人ツアーガイドとの、別>>続きを読む
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人生の後半を迎えているものとしては
なかなか怖い作品。
夢か、現実か、どんどん分からなくなり、
きちんとした食生活も荒れてくる。
「敵はジワジワくるんじゃなくて、突然一気にやってくる」知人のデザイナー>>続きを読む
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「ぼくのお日さま」を観て奥山大史監督のファンになり、平野紗季子さんも気になって、それから奥山由之監督に行く着くという遠回りで
この作品に辿りつく。
夕景に霞む広瀬すずちゃんの横顔が美しい。
バイク>>続きを読む
戦争を仕掛けられるかもしれないから、先に手を打つ。情報が争いをあおり、手をつけられない状態になる。
オッペンハイマーが恐ろしい兵器になると分かっていても、他国が先んじて原爆製造に成功することを危惧し>>続きを読む
タイトルに抵抗があって、パスした作品。なんとなく、テレビをつけてたら、始まったので鑑賞。しまった!偏見を捨てて、映画館で見たらよかった。
ナギくんときぬちゃんの、気持ちを細やかに描く、坂元裕二さんの脚>>続きを読む
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行ってみたいなぁキノ・ライカに。黄昏どきにライトが灯るシーンに染みじみしたい。もしかしたら、アキ・カウリスマキや篠原敏武が隣で映画を観てるかもしれないし。
なまけもの会のメンバーが絵を習いに行ったら>>続きを読む
良質のモノクロ映画は、色がない分より物語の世界に入れるように、セリフがないと、主人公の心持ちに添って、こちらも物語の世界にどっぷり浸れるんだなぁ。
主人公たちはシンプルな絵なのに、まぶたをちょっと下げ>>続きを読む
一ノ瀬ワタルが出ると勘違いして、鑑賞。一ノ瀬楓の間違えでした。
155分の長さを感じさせないアクション活劇で、映画館ならぜはの迫力で一気にみせてくれた。
野村周平くん、いい役者になったなぁとか、この役>>続きを読む
予告編でチラッと観た夕暮れ時のような港の風景が忘れられず鑑賞。
ただただ、日差しが翳っていく風景だったり、北欧らしい椅子や家具、窓辺のネコ、ノルウェーの海が静かに映し出されて、心地よい。
うっかり瞬間>>続きを読む
何年前に観ただろう。
今でも、藤山直美の存在感ある名演が忘れられない。もっと映画に出てほしい。
ドキュメンタリーかと思った。あまりにリアルな演者の力量に惹きこまれた。
自分の愛する息子が、多くの人を殺め、自死してしまったら、何の関係もないのに無意味に殺されてしまったら、残された親の苦悩は計り知>>続きを読む
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なんて悲しい旅。ジミーは知ってたんだ。
台南生まれの彼には、雪国の美しさや、旅で出会った人の温かさが、さぞ沁みただろう。
アミちゃんの幻に会えてよかった。
大人になることを決めたジミーに
幸あれ!
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家族が観て、絶対観た方がいいとの薦めで映画館へ。他の方の感想を読みつつ、期待値を上げすぎてはいけないと思いつつ鑑賞。
監督や演者が裏方を何役もこなし、時代劇愛が溢れている。タイムスリッパーである高坂>>続きを読む
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画面の比率が変われば、世界が変わる。懐かしいスタンダードサイズは、この映画にピッタリで初雪にはじまり、北国の風景が美しく収まってくれる。
願わくば、あの優しい友人のようにリンクサイドで、拍手を送り、>>続きを読む
ハリー・ディーン・スタントンと言えば、「パリ・テキサス」。同じような乾いたアメリカの街を舞台にお話しは進む。
デビット・リンチが普段やっているという、チベット体操を毎朝欠かさず21回やる。これかなかな>>続きを読む
安西水丸さんのお土産にまつわるエッセイを読んでいたら、ウィーンで買ったスノードームの話が出て来た。
「第三の男」に、出てくるプラーターの大観覧車が中に収まっていて、大感激したというのだ。
はて、オーソ>>続きを読む
どうして、この映画をセレクトしたか?配信では絶対観ないけど、予告編が秀悦だったから。
1978年イタリア元首相でありキリスト教民主党の現党首に起こった誘拐事件をベースにしたドキュメンタリーのような物語>>続きを読む
随分前に観た映画にも関わらず、
仕事場の風景、高速道路のような道を、トボトボ歩くシーン、女性の家に侵入する様子しっかり焼きついている。
主人公がまだあの北の街にいるようなに
思える印象的な作品だった。
子どもはみんな、身近な大人に愛されたい。
クレアも、乳母グロリアの娘や息子も。
大人は全身全霊で、それに応えてこそ
幸せがやってくると
確信する。
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昔観た、ディズニー映画のような佇まいの良作。そうか、そうなのか、あなたがそんなに難ありの性格になったのは、こんな背景があったのね。人生はままならず、ほろニガイけど、そればかりでもないと思わせてくれる。>>続きを読む
原作からの鑑賞。
子供の頃の妹を思い出した。
唯我独尊、周りの目なんか気にしない。思うがまま。
羨ましくもあり、疎ましくも有り
だけど、あみこのように
愛すべき存在だった。
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哲学的で、仏教の教えのような内容をピクサーらしく表現した良作。
冒頭、非常勤講師から本採用になったことを喜ぶ母親の気持ちに、共感。安定したしごとでお父さんの夢を支えたという自負と苦労が滲み出ている。>>続きを読む
中学生の頃、学校から帰ってぼーとテレビをつけると、ジャニス・ジョップリンが野外コンサートで歌いまくっている映像が。オンタイムではなかったけど、それが、初めての体験。子供心にこんな歌い方したら、寿命が縮>>続きを読む
ドラムセットをもらって、歓喜する子供。
その気持ちのまま、好きなものを追いかける人生って、最高‼️
息子が初めて、真っ赤のプロテクターをコーチにつけてもらった瞬間を思い出した。それからというもの、野球>>続きを読む
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病気にランクなんかないのだけれど、生理前に不調になるのは、多かれ少なかれ誰でもあるしと軽く見ていたことを反省する。
パニック障害もPMSも、これといって決定的治療方法はなく、病気とともに生きないといけ>>続きを読む