honanaさんの映画レビュー・感想・評価

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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.0

良質のモノクロ映画は、色がない分より物語の世界に入れるように、セリフがないと、主人公の心持ちに添って、こちらも物語の世界にどっぷり浸れるんだなぁ。
主人公たちはシンプルな絵なのに、まぶたをちょっと下げ
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.8

一ノ瀬ワタルが出ると勘違いして、鑑賞。一ノ瀬楓の間違えでした。
155分の長さを感じさせないアクション活劇で、映画館ならぜはの迫力で一気にみせてくれた。
野村周平くん、いい役者になったなぁとか、この役
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ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

3.8

予告編でチラッと観た夕暮れ時のような港の風景が忘れられず鑑賞。
ただただ、日差しが翳っていく風景だったり、北欧らしい椅子や家具、窓辺のネコ、ノルウェーの海が静かに映し出されて、心地よい。
うっかり瞬間
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(2000年製作の映画)

4.0

何年前に観ただろう。
今でも、藤山直美の存在感ある名演が忘れられない。もっと映画に出てほしい。

対峙(2021年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーかと思った。あまりにリアルな演者の力量に惹きこまれた。

自分の愛する息子が、多くの人を殺め、自死してしまったら、何の関係もないのに無意味に殺されてしまったら、残された親の苦悩は計り知
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんて悲しい旅。ジミーは知ってたんだ。
台南生まれの彼には、雪国の美しさや、旅で出会った人の温かさが、さぞ沁みただろう。
アミちゃんの幻に会えてよかった。
大人になることを決めたジミーに
幸あれ!

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

家族が観て、絶対観た方がいいとの薦めで映画館へ。他の方の感想を読みつつ、期待値を上げすぎてはいけないと思いつつ鑑賞。

監督や演者が裏方を何役もこなし、時代劇愛が溢れている。タイムスリッパーである高坂
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

画面の比率が変われば、世界が変わる。懐かしいスタンダードサイズは、この映画にピッタリで初雪にはじまり、北国の風景が美しく収まってくれる。

願わくば、あの優しい友人のようにリンクサイドで、拍手を送り、
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

ハリー・ディーン・スタントンと言えば、「パリ・テキサス」。同じような乾いたアメリカの街を舞台にお話しは進む。
デビット・リンチが普段やっているという、チベット体操を毎朝欠かさず21回やる。これかなかな
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第三の男(1949年製作の映画)

4.0

安西水丸さんのお土産にまつわるエッセイを読んでいたら、ウィーンで買ったスノードームの話が出て来た。
「第三の男」に、出てくるプラーターの大観覧車が中に収まっていて、大感激したというのだ。
はて、オーソ
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夜の外側 イタリアを震撼させた55日間/夜のロケーション(2022年製作の映画)

3.5

どうして、この映画をセレクトしたか?配信では絶対観ないけど、予告編が秀悦だったから。
1978年イタリア元首相でありキリスト教民主党の現党首に起こった誘拐事件をベースにしたドキュメンタリーのような物語
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.9

随分前に観た映画にも関わらず、
仕事場の風景、高速道路のような道を、トボトボ歩くシーン、女性の家に侵入する様子しっかり焼きついている。
主人公がまだあの北の街にいるようなに
思える印象的な作品だった。

クレオの夏休み(2023年製作の映画)

3.8

子どもはみんな、身近な大人に愛されたい。
クレアも、乳母グロリアの娘や息子も。

大人は全身全霊で、それに応えてこそ
幸せがやってくると
確信する。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

昔観た、ディズニー映画のような佇まいの良作。そうか、そうなのか、あなたがそんなに難ありの性格になったのは、こんな背景があったのね。人生はままならず、ほろニガイけど、そればかりでもないと思わせてくれる。>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

原作からの鑑賞。
子供の頃の妹を思い出した。
唯我独尊、周りの目なんか気にしない。思うがまま。
羨ましくもあり、疎ましくも有り
だけど、あみこのように
愛すべき存在だった。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

哲学的で、仏教の教えのような内容をピクサーらしく表現した良作。
冒頭、非常勤講師から本採用になったことを喜ぶ母親の気持ちに、共感。安定したしごとでお父さんの夢を支えたという自負と苦労が滲み出ている。
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MONTEREY POP モンタレー・ポップ(2017年製作の映画)

3.5

中学生の頃、学校から帰ってぼーとテレビをつけると、ジャニス・ジョップリンが野外コンサートで歌いまくっている映像が。オンタイムではなかったけど、それが、初めての体験。子供心にこんな歌い方したら、寿命が縮>>続きを読む

COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

3.9

ドラムセットをもらって、歓喜する子供。
その気持ちのまま、好きなものを追いかける人生って、最高‼️
息子が初めて、真っ赤のプロテクターをコーチにつけてもらった瞬間を思い出した。それからというもの、野球
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

病気にランクなんかないのだけれど、生理前に不調になるのは、多かれ少なかれ誰でもあるしと軽く見ていたことを反省する。
パニック障害もPMSも、これといって決定的治療方法はなく、病気とともに生きないといけ
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コットを迎えるアイリンおばさんは、車のドアを開けて、コットの視線に合わせて身をかがめる。決して上からではなく、同じ視線で寄り添う物語のはじまり。
髪をとかす、慈しみながら。はたと考える自分の娘の髪をと
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

「ミツバチのささやき」で虜になった、アナ・トレントに会いに映画館へ。彼女の人生の伴奏者のように映画は感じさせてくれる。何度も幼い頃のアナの表情を重ねてみる。50代の後半に女優として、生きているアナは、>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エログロで賛否が分かれる作品という評判が気になりながらの鑑賞。
合体動物や赤ちゃんが映るシーンは直視できなかったが、独特の世界観で表現される映像美はレベルが高く楽しめるし、エマストーンの快演に大拍手。
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人生は長く静かな河(1988年製作の映画)

-

『ポトフ』を観たいという友人が「ブノワ・マジメルわかる?ピアニストとか、」と言われ調べてみて、昔観た映画を思い出す。
赤ちゃんをすり替えで起こる2つの家庭の物語。あの美しい少年か。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

何度も映画館で観たい作品。
役所広司演じる平山の笑顔が目に焼きつく。
「今度はこんど、今はいま」
人生の晩年を穏やかに暮らすものならではの思いで、今日より明日、明日より明後日と追い立てて足元が見えない
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市子(2023年製作の映画)

3.8

この印象的なフライヤーのデザインから、ただならぬ気配を感じ、絶対観たいと思ってました。
杉咲花ちゃんをはじめ、役者陣も快演。
ヤングケアラーや貧困など重いテーマながら、夏の日差しのようにジリジリ心に迫
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

しまった、映画館で観たらよかった。公開時期、タイトルの似た映画があって、迷ってるうちに終わってしまっていた。

女の人の描き方が優しい。三上さんと、元妻との電話でのデート約束、彼女が素直に喜んでいて、
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ喋る池元くん、寡黙な静海ちゃん.二人の作り出す世界が新鮮だった。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

キャラクターがそれぞれ際立ってて、役者さんが、生き生き演じててよかった。
バーのシーンがいい!という他の方の意見に同感、あべのマスクの記憶を映画に刻んでくれてなんか嬉しい。もう、忘れかけてたし、

アアルト(2020年製作の映画)

3.7

展示会や書籍だけでしか知らなかったので、映像でアアルト、アイノ、エリッサが観られて、グッと身近に感じられた。
アアルトはチャーミングで人間味にあふれ、アイノは「仕事と子どもが元気であれば幸せ」と言いき
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

出町座で鑑賞。
50人にも満たない小さなな劇場だったこともあり、殺戮のシーンでは、嗚咽がそこかしこから漏れていた。
ストーリーは予めチェックしていたが、あんな感じで暴動に至るとは‥‥。
井浦新は、悩め
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.7

田舎で合宿をしてダンスの公演に備える。そこには、美味しい料理とお酒を楽しんで提供してくる人がいる。なんとも、羨ましい。

ダンスは言葉をこえて、伝わってくるものがある。気になるのがバレーをしてます風の
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

国がかわれど、息子を思う母の気持ちは同じ。あんな別れを想像しただけで、泣けてしまう。
生まれ育った国で家族揃って平和に暮らせる幸せをありがたいと思う。
あの弟くんの演技とは思えない自然でパワフルな語り
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.7

映画館で予告編を観て、チェックを入れていたのに見逃してた映画。
Netflixで鑑賞。ストーリーがわかりづらい所もあるけれど、それをマイナスしても、砂漠に作られた憧れの暮らしが、いかにもで面白い。
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

フリーランスなので、お盆休みは関係ないのだけど、休暇気分で楽しめる映画として「RRR」を観た。
家族は2回目で、それでも充分楽しんでる様子。ツッコミどころ満載でも、そんなことは関係なし。踊って歌って、
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.8

偶然なんとなくNetflixで観た。
最近の映画かと思ったら、2005年制作。
俳優人が老けていない。いま、
歳を重ねて魅力的に。板谷、霧島、真島!
クスッと笑えるもう一度観てもいいと思える作品。内田
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

事前情報だと、親友レミが突然いなくなるとあったので、急な転校かなぁ、程度に思っていた。
あまりに、辛い出来事に愕然とする。

レミの感情が爆発して、レオと掴み合いのケンカになるシーンで、涙腺がやられた
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