オニワッフル滝沢さんの映画レビュー・感想・評価

オニワッフル滝沢

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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

5.0

30年越しの初見。30年前のハリウッドでもぼんやりだった《暴走する機械》の肉と骨をきっちり捌いて観客に見せていた!

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.0

息子は風俗嬢に説教するオヤジ客かよ!と少しイラついてしまった。

この作品で映せなかったグロ描写が、後にできるようになったのが出世したということかなと。

女神の継承(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

モキュメンタリー、主観撮影、廃墟、田舎、ガブガブ、呪術、悪魔憑き、悪魔祓い、遠赤外線カメラなどなど、ホラー映画のあらゆる要素がてんこ盛り!だが、クライマックス手前の巫女の死、焼け野原になった結末など、>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 観終わったら憑き物が落ちた。

 何事にも《自分が悪かった》と言わないアニー。彼女と、彼女の実母エレンとの関係性が気になって、色々考えてしまう。アニーは自分の子供である、ピーターとチャーリーに(おそ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

2.0

クライマックスの同族嫌悪(完全に勘違いだけど)、来る将来(つまり現在)の暗示になっててなんか怖い。

それ以外については、この映画が評価された理由が全くわからない。

人間の証明 4K デジタル修復版(1977年製作の映画)

3.0

原作未読ですが、展開がちょいちょい端折られてたよーな印象。原作読まなければ。

松田優作特集上映で観ましたが、岡田茉莉子の存在感がハンパない。

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.0

若いしハンサムだし求心力あるしエネルギーに満ち溢れてる。彼の妻も底力あふれる人。

それは怖いだろうね。

漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

5.0

東洋館と漫才協会の紹介と、芸人達の人生を丹念に織り上げていて、めちゃくちゃ良くできている(おこがましいですが)。驚きだった。ベテラン、若手それぞれの悲喜交々を取り上げている。芸人だからぶつかるわけじゃ>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

5.0

 一番怖かったのは黒木華(次点は伊集院光)。

 名セリフは新幹線の車内での『ヤバイんちゃうか』。

 柴田理恵、松たか子に続いてカッコいいのはお祓いに集まる人々。

 前半、田原夫をしっかり描いて観
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

5.0

『タイガー&ドラゴン』の福々亭どん太とは違うサイコパス目を阿部サダヲさんが早々から背中がヒヤッとした。

水上さんは『CURE』の役所さんを彷彿。実際の人格はもちろん知らないわけだけど、陰キャ憑依っぷ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

5.0

前作『ボーダーライン』では、血の気のない殺人マシーンのデル・トロだった。今回は打って変わって、人間味溢れるキャラクターになっていて、思わず惚れてしまうのであった。

とあるシーンでは、長渕剛の『とんぼ
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ヒート(1995年製作の映画)

5.0

 ハードな銃撃戦が有名ですが、それだけじゃない、長く愛される理由が観れば分かる作品。

 彼らの人生の中で最も濃密な日々だったから、それを余すところなく切り取れば3時間にもなるかと納得できます。

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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

さまよえる魂の帰還を描いている。

薬物と戦争のつながりは『犬神家の一族(1976)』を想起させ、病院がことごとく廃墟である所は『CURE』を思い出した。

劇中、何度となく《ベトナム帰還兵のPTSD
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人類遺産(2016年製作の映画)

1.0

 衰退に抗えなかった施設、災害によって去ることを余儀なくされた土地、主人を失った家。

固定カメラによって映し出された映像にはナレーションもなく、都内の美術館でたまに見られるインスタレーションかなと錯
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

 女性キャラクターが多いだけでなく、レア・セドゥがパンフレットの中で語っている通り、全ての女性キャラクターがボンドと対等に渡り合っている。それ故にクレイグ版シリーズの中で一番面白くなっていると思う。>>続きを読む

リング2(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もう後半はナイトヘッドだった。

このシリーズしかり、ナイトヘッドしかり、根底に流れる、超能力者に寄り添う視線てなんなのだろう。

らせん(1998年製作の映画)

3.0

希死念慮の強い解剖医の心の変化。死後の身体を扱う彼が呪いのビデオにどう対処したか。

リングも同様だが、超能力者が土台を支えている映画だった。

アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜(2008年製作の映画)

4.0

ストーリーが原作にほぼ忠実ですが、映画独自の演出もあって楽しめました。

重要なところが原作と違いましたが、映画の方がわかりやすくて良かったと思います。

21ブリッジ(2019年製作の映画)

5.0

約2年ぶりの映画館で観たのは『THE映画』そのものだった。

銃撃戦、残酷描写、人生の悲喜。全て手ぬかりなし。

充実したーっ!って観終わっても90分しか経っていない。

絶対に観たほうがいい。

バカヤロー! 私、怒ってます(1988年製作の映画)

3.0

ゴールデン洋画劇場で観た記憶。
元祖スカッとジャパン。
もう一度観たい。

CURE キュア(1997年製作の映画)

5.0

とあるサイコサスペンス映画は被害者の命を救ったことで主人公はトラウマから解放されたが、こっちは真逆でより不穏だ。不穏だが鑑賞後の後味は悪くなかった。

公開は1997年の末。1990年代後半は不可解な
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レイジング・ケイン(1992年製作の映画)

3.5

30年くらい前のSHOWBIZトゥデイで予告編を観て以来頭の片隅に残り続け、やっと観ることができました。
観客を揺さぶる演出で楽しませる一方、《研究者の闇》に背筋がゾワー。
上映時間が92分てのは足り
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.0

原作を読めば『人間の証明』たる所以がさらにわかるのかなー。
若い刑事役の松田優作が知性と野性の勘がビンビンでカッコいい。
この映画を見て思ったけど私は鈴木瑞穂が好き。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

5.0

サスペンスというよりも人間ドラマ。事件の背景や犬神製薬がどう繁栄していったか。そこに暗い影を落とす戦争。廃墟好きが興奮しそうなロケーションや、心を奪われる俳優の美しさもあり、一度は観る価値あり。