ladyandanteさんの映画レビュー・感想・評価

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ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版(2022年製作の映画)

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岡本太郎の沖縄文化論も、もちろん読んで見にいった。ただ映画は太郎の視点をなぞりつつ、第三者が介在して、沖縄と太郎の間に入り、太郎訪問時のことを沖縄島民の当事者たちの声を拾い集めながら編んでいたので、簡>>続きを読む

勝手にしやがれ 4Kレストア版(1960年製作の映画)

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勝手にしやがれ のラストシーン、
10代の頃と、今のわたし、結局同じ感想。不思議なシスターフッド感で過去と現在が繋がった。女性を軽視して最低なのに、愛くるしくて憎めないミシェルについて、悶々と自分に問
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

あのこは貴族、ようやく見れた。
あっちの世界とこっちの世界、あんなに離れているようで、でも結局一緒じゃんって、逃げ場のない苦しさに、泥臭く抗い輝く女たちが美しかった。

一本指とジャムの瓶

膝をつい
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

印象に残るシーンや言葉に
足を止めるごとく
再生を一旦止めたくなる映画だった

海辺で葉巻を交換するのと同じく
お互いの言葉を交換しあう
ポエティックで美しい時間
そして何かを共有し合う

Come
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

孤独の影があれほどまでに
人を魅力的に見せるのは
ジェームズ・ボンドだから

孤独の明暗は表裏一体で
サフィンは闇へ落ちてしまった

幸せの金貨が舞い降りても
触れれば錆びるような
結末は素晴らしいと
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セバーグ/セバーグ 素顔の彼女(2019年製作の映画)

3.0

ゴダールの死もあり、彼と同時代の俳優達それぞれの人生をもう一度知りたくなって、セバーグを見た。

40歳にして亡くなってしまったのは知っていたけど、公民権運動や反戦運動に寄り添う彼女の苦悩、アメリカの
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寄る辺なき者(2020年製作の映画)

3.2

イギリス政府は追求によって最後謝った。

これが日本だったら公の場で
不当だと認め謝ることはないのでは
と想像するだけで恐ろしくなる映画。

涼しい顔をして人権平等について
熱く語っている諸外国、そし
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.3

今のまま世界を放っておいたら、
こんな風になるかもしれないと思える
ナイトメアコメディ。

アイロニック満載
あの人も、この人も、知ってるような
リアルな人物がたくさん出てくる。

地球滅亡と私欲を天
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.7

思考を欠いて、何も考えずに、通年通り、言われた通り、と言う仕事を痛いほど見てきた。特に役所関係は凡庸さが蔓延りやすいからこそ、たまにイレギュラーな人肌対応をされたり、してる人を見ると安心する。凡庸さが>>続きを読む

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.2

金子文子と朴烈見ながら、表情筋鍛えたくなってきた。韓国の俳優さんはみな表情筋が鍛え上がっている。豊かで少し大袈裟。ただ魅力的。

金子文子役の女性が何度かする顔を真ん中に寄せてクシャッとする表情が好き
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戦慄せしめよ(2021年製作の映画)

3.8

人は自分の限界を悟ったときに
人智を超えた神聖な存在と対峙する
いや向こうからやってくる

という言葉を最近本で読んだ
その言葉が映像となって
私の目の前に現れたような映画。

鼓童の演者が和太鼓を打
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ワイン・コーリング(2018年製作の映画)

3.0

ヴァンナチュール
アップテンポ
ドキュメンタリー

南仏の自然派ワイン生産者の
インタビューが続く中で、
アップテンポの音楽が、
演目終わりの幕のように間に入り、
映像が切り替わることでダレることなく
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

北イタリアの自然に抱かれて
人間がまとっているものが
心からも身体からも剥ぎ取られ
ありのままの熟れた二人が
美しく描かれているような作品

シャラメの演技
本能的で野生的な雰囲気を
表情や仕草でぐん
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.0

自分の目の前にある世界だけが
リアルではないと感じさせられた
生きている人の数だけリアルがある

鑑賞してどんな気持ちなったか
言葉では表せられない映画

長澤まさみの生々しさと
阿部サダヲのシリアス
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

見終わってから、マイクミルズの映画だったことに気がついて、いろいろと納得。
彼のインタビューなどを見ると、登場人物が自分の母と姉がモデルになってる部分もあるらしく、なるほどと思った。

センチュリーウ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

久しぶりに、ウディアレンの映画をみた。昔は会話劇に集中してみないと辛い時もあったが、本作は若手俳優の今時らしい会話もあってか、すらすらっと頭に入ってきて見やすかったな〜ただ深みはあまり感じられなかった>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

ジェンダーフリーや、オリジナリティが、当たり前ということが前提の世界。不意打ちされたみたいで、途中まで違和感もなく見てたけど、新しい次元での若者の悩みや葛藤が見れたことが面白かった。リズムとりたくなる>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.4

ルアーブルの靴磨きの評価が良いと
聞いてたのでわくわくして上映へ

まず、主役が「山田孝之」です。笑

シュールなギャクセンが高いアキ・カウリスマキ監督。ストーリーに日本要素もあってもしや狙った?と思
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.5

リアル。
本人と俳優が入れ替わる映像が印象的。
日本も絡んでいて、より身近に感じた。
今もロシアにいるんだよな〜
きっとロシアの右腕だろうな。

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