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20センチュリー・ウーマンのladyandanteのネタバレレビュー・内容・結末

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

見終わってから、マイクミルズの映画だったことに気がついて、いろいろと納得。
彼のインタビューなどを見ると、登場人物が自分の母と姉がモデルになってる部分もあるらしく、なるほどと思った。

センチュリーウーマン。
かつては粋な女性だった母親の時が止まっていたのが、息子の成長とともに、かつてから今へ動き出す。意外と今の時代を知ろうと、パンク音楽に耳を傾けたり、若者の集まるライブハウスに、足を運んでみたり。そんな母の姿が愛おしく見えた。

そうやって息子の目線で話そうと努力しつつも、ついつい自分の固定概念の中で語り出してしまい、すかさず息子にグサっと刺さる言葉を向けられる。その葛藤してる姿に共感する部分もあって引き込まれた。

自我のはっきりした女性の中で育ったフェミニズムにも寄り添える男子の罪のない言葉が、色々とトラブルを巻き起こしていく、そんな展開も面白かった。
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