なんといってもすごいラストシーン。
今見ると、『ジョーカー(2019)』を思い出さずにはいられない。
でも、このお母さんに起きた出来事は、紛うことなき現実なのだ。
この話をエンタメとして成立させられる>>続きを読む
『パラサイト』の原型のような、構造とテーマの一致からくるエンタメ性が魅力。
ポンジュノ監督のジャンルを超えた不思議な雰囲気は、ディストピア系SFとの相性が抜群!
便利とモラル。産業と自然。合理性と人間性。複雑に矛盾した世界が、分かりやすくユーモラスに描かれる。
映画終盤、ミジャが資本主義に立ち向かうとき、どんな武器を使うか。その結果、彼女は何を救い、何を救えな>>続きを読む
映画の「時間的/空間的構造」と「社会的/作家的テーマ」の一致。そこから生まれる奇妙なエンタメ性。そしてそれが2019年という時代に起こったということ。
これが本当に”良い映画”なのは分かる、でも、本当>>続きを読む