テルさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

テル

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ターミナル(2004年製作の映画)

3.8

空港から抜けられずそこでの生活を余儀なくされた男の話。リアリティに欠けるかもしれないがアイデアがとても面白く斬新だった。閉じ込められるというと大抵はホラーなシチュエーションに持ってかれるがスピルバーグ>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

ティーンの卒業パーティーを描いた作品は色々あるがこの映画はその中でもかなり面白い方だと感じた。ギャグセンス、探偵をやってるかのようなワクワク感、美しいカリフォルニアの街並み、魅力のあるキャラクター、色>>続きを読む

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.8

タイムスリップ系のコメディ青春ドラマ。
気楽にかつ楽しんで観れた。話の構成や演出、キャラクターがかなり分かりやすくて良質なコメディ映画だなって思う。会話のテンポも心地いい。キャラクターと言えば、特に1
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お買いもの中毒な私!(2009年製作の映画)

3.5

買い物中毒で見栄っ張りなセレブが転職で一念発起して借金返済する話。
コメディ映画ってなんでも上手くいく展開にしてくれて謎の安心感がある。破天荒な主人公の破天荒な行動ぶりを見て面白おかしいな思う反面こう
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

この映画はヘッドホンで観るべき。
難聴のプロセスをリアルに体感できて、主人公の聞こえる世界に憑依できる。かなり不快に感じられて主人公に凄く共感しやすい。
タイトルはミスリードだと感じた。サウンドオブ”
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

90年半ばのスケボー少年達の話。スケボーというカルチャー、コミュニティを通して仲間との絆や自由を求める渇望を感じられた。
独特な撮影方法や音楽から出る空気感めっちゃ好き。ただ90年特有のノスタルジック
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海辺の家(2001年製作の映画)

3.7

リンプのRe-ArrengedとレディオヘッドのHow to disappear completelyが劇中で流れてきてそれがとてもよかった。高校の時よく聴いてたバンドたち。
息子はマリリンマンソンの
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.3

ルパン三世と宮崎駿が大好きな私としては最高な映画。久々に観たけどやっぱり良い。ワクワクさせる世界観、キャラクターとドタバタな演出、テンポ良い物語の流れとか全てがバランスよく組み込んで気持ちよく観れる。>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.3

前半はありがちな展開で退屈に感じたが、後半への前振りだと気づいてから面白さが増していった。
中盤以降ホラー映画かと思うくらいの展開でびっくりした。こんな統合失調症の描き方するなんて凄い。ナッシュと医者
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.6

この主人公には正直感情移入出来なく話としてもまとまりを感じれなかったのけど、自我を獲得して自信を取り戻す過程を観て良かったなと思った。ただ破壊活動する気持ちも分かるようで結局真意がよく分からなかった。>>続きを読む

フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

実話を元にしたストーリー
ストーリーの内容としては熱血教師と不良生徒による学園モノの超王道だけどフィクションかと思えるくらいの成功体験と、変化への勇気、人種を超えた友達との真の意味での心の触れ合いが見
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パッチギ!(2004年製作の映画)

3.5

可哀そうな朝鮮人に対して酷いことをした日本人という視点を感じる。監督の意図だと思うが日本人に反省を促し朝鮮人を理解しろという印象をなかなか強く感じた。内容としては中途半端に感じたけども単純な青春劇とし>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

過去の記録

「夢」「現実」「時間」「逃避」といった
テーマをおりまぜて混沌とした非現実的な世界を作ってくれたとても大好きな作品。日本のアニメ監督でいう今敏に通じるものを感じた。

インセプションの夢
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

ヴィンセントは不適正者で適正者である職業、宇宙飛行士に憧れていた。いくら努力してもなれない職業に自分がなれるように諦めることなく努力してきた。そして何よりも努力を理解できる、協力できる人間が近くにいる>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

日常のアメリカに潜む気持ち悪さがよく分かる。ぬるっとした恐怖。会話の空間で違和感を感じ、居心地が悪くなり防衛機制のような本能でこの場から逃げ出したいと思う心理を上手く描いてる。差別しないという姿勢の白>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.1

5人の悪党による犯罪計画をトリッキーな構成で描いたクライムミステリー映画。過去と現在を繰り返しながらミステリーを解き明かしていく。最後の結末は正直やられた!!!って気持ち。ある意味王道などんでん返しだ>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.6

普通の大学生が犯罪に手を出す映画。タランティーノのレザボアドッグスを真似たっぽい。彼らの行動の本質は日本のバイトテロとかと変わらないな、と思った。まあアメリカでもバイトテロありそうだけど

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

初めは各登場人物同士が適当に話してるだけで面白いとは感じなかったが、2つの家族1人1人の間の関係性に微妙な変化が生じてから若干面白みを感じ取れた。その微弱な変化をだんだんと見ていくにしたがってその登場>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

評論家受けの映画と言われれば確かにそういう感じはするかもしれないが、正直内容がありそうにみえて実は大したことがない気がする。カメラワークとか特殊で斬新だけど、肝心のストーリーが楽しめないのが致命的。ワ>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.2

天才的頭脳を持つレクター博士のキャラクターが良すぎる。話術、表情に知性を感じる。最悪な殺人鬼だけど知的で紳士的そしてクラリスに助言を与える存在としての立ち位置がいいしそんな新米のクラリスとの関係性もな>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.8

バレエがきっかけでバラバラだった家族が一つになり、その期待にも答えるビリーの成長は素晴らしいなと思う。ゲイのお友達の成長ぶりも素晴らしい。
ヒューマンドラマとして良い物語に代わりはない。実際に面白かっ
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ルーム(2015年製作の映画)

4.1

監禁強姦で7年もの間小さな部屋で過ごした母親とそこで生まれた子供。母親はそんな形跡で生まれた息子を見るのも辛いだろうし気が狂うのも全然不思議ではない。母親の立場なら…と考えようとするだけでゾッとする。>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦下のナチスという物凄く暗く辛くなりそうなテーマなのに、この映画はとてもポップに明るく仕立てている。もうこの時点ですごい。
冒頭のヒトラーに熱狂する人々の映像にビートルズの「抱きしめたい」
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.8

タクシードライバーと乗客の会話だけで物語が進んでいく。タクシードライバーのクセが強い。それぞれの人生が会話から感じさせるところがいい。まったり夜に1人とかでみるくらいが丁度いい映画。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

日本の実写映画で1番好きな映画。面白いかは別として。
北野武の6作目の映画。学校でドロップアウトした2人がそれぞれボクシング、ヤクザの世界に入り成り上がろうとする映画。
内容は実に
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.3

今でこそかなり評価されているが、その評価が先走りして多少過大評価が入ってる気もしなくないが、この作品がいかに素晴らしいかを自分なりに感想を述べようと思う。

この映画が評価された要因として、まずクレヨ
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8 Mile(2002年製作の映画)

3.8

エミネムの半自伝的な映画。貧困層と富裕層、白人と黒人を分けるラインの境界線が8マイルと呼ばれてた。
同じ学科の友人に激推しされたので観たけど面白かった。ラップ自体よく知らなくても楽しめる。

この映画
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.9

アメリカの犯罪映画。タランティーノの初監督作品で28歳でこれを完成させたの凄すぎません??
個人的にパルプフィクションに並んでこの作品が好きである。
劇中で無意味に思える会話が面白
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.4

話のトリッキーさをオシャレに変えてる映画。むしろこの映画に出てくる要素全てがオシャレのための道具なのかもしれない。ラストの短パンのシーンですらおかしいのにカッコいい。
難解な話なため一回見た時は、は?
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

深夜に放映してたので鑑賞した。
やはりキューブリックのことなので何個か映像シーンは印象が濃く残るものがあった。
ただ、ホラーがある程度やり尽くされてたこの現代で目が肥えてる今の人にとってはそこまで面白
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