乃木介さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

誰も幸せになっていない悲しすぎる話。
帝を好色で描くというギリギリを攻めたシーンはびっくりした。
ラストで、月から笑顔で迎えに来る仏様たちが怖すぎた。

南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

地味に名作。心が温まります。

説明じみた無駄なセリフがなく、固定の見やすいカット割りが多く個人的に好み。出演陣の演技臭くない演技も素晴らしい。終盤の食事シーンの長回しが凄かった。

無駄なシーンやセ
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.9

ディープスロートの正体であるマーク・フェルト視点でのウォーターゲート事件。

長年正体不明だったディープスロートがどういう心境・状況でワシントン・ポストにリークしていたのか、FBI副長官といえども家族
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.5

高度経済成長期の日本を痛烈に風刺した作品。

人間が生み出した水爆で生まれたゴジラが、人間が生み出した公害で生まれたヘドラと戦って、全ての元凶である人間を守ってくれるというスゴイ構図。

挿入歌は『か
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.3

初代ゴジラを軸にしてるところがさすが。ニヤニヤしながら観ました。

「私は好きにした。君らも好きにしろ」のセリフは、進撃の巨人に通じるものがある。

終わり方やゴジラの複数体の存在を示唆する表現はゴジ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

良いんだけど、テーマが風の谷のナウシカと被るので個人的に二番煎じに感じてしまった。

アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.3

各シーンの画力が強い。キレイで奥行きがある。
そして少ない各セリフの力が強いので、セリフも画も印象に残る。

殺し方を先に考えてからストーリを作って撮ったそうだけど、展開がスムーズだし各殺し方にそれぞ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.3

細かな設定を散りばめたこのボリュームを100分ちょっとによくまとめたよなぁ、と感心した。
叶うなら2クール24話のテレビアニメで見てみたい。

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.0

個人的にクリスマスの映画といえばこれ。

痛い目に遭いながら格好悪くも頭を使って戦うついていない主人公は、従来の作品ではなかったキャラで斬新。

例の落ちるシーンや、ラストのパウエルの活躍など印象に残
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

とても良くできた作品。
1人の純真な青年の成長と共にアメリカという国で起こった様々なことを織り交ぜながらストーリーが進む。のでアメリカの歴史勉強にもなる。

フィクションもたくさんあるけど、知らない人
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.8

ディープスロートの正体がまだ明らかになっていなかった頃の作品。ザ・シークレットマンと併せて見ると、ディープスロート視点が知れて面白い。

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.8

ジブリの宮崎駿作品は、このあたりからちょっと複雑で宮崎駿の説教じみた内容になってきた印象。

世界観やキャラは印象的でさすがジブリなんだけど、見終わった後の「面白かった」という感情が生まれない。個人的
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