「タカシと和解せよ」
聖書看板のような斯界の声に押され、幾度となく魂を嬲られ続けたタカシの映画を友人と見に行く。
結論からいうと、和解はできなかった。友人は和解できたようだが。
俄雨の後の水溜りのよ>>続きを読む
末期戦ドイツを西部劇に嵌入するその試みだけで喝采を送りたい。
主人公の脱走兵、訳あり農女とその弟、イカれたSS中佐(自己本位なロマンティシズムに惑溺したカス)、粗野な武装SS曹長、アル中善良トラウマ>>続きを読む
作家ニコライ・ゴーゴリが故郷ウクライナの「ディカーニカ村」で怪奇な美女連続殺人事件に挑む。
彼は闇の者として「死せる魂」と交流し、ヴィジョンを幻視する能力を持っている。
心のひねた19世紀ロシア文学好>>続きを読む
FPSが好きなので楽しんでみることができたが、眼差しの喜びや血糊と臓物などの諸々を剥ぎ取ると凡庸な「本当の自分」探しの物語になるので余り考えてないようにした方がいい。
サイボーグの目を通してロシア社会>>続きを読む
愉快でジャジーなサムライオペレッタ。
内容なんてあってないようなもの、話はメチャクチャだし、みんな訳もなく歌いまくるし。
おかげで異常に楽しく後に残らない作品になっている。
とりわけ、殿様役ディック・>>続きを読む
良くある刑事モノなのに、なぜ舞台がロシアというだけで昂奮してしまうのだろう。ロシア人、IT成金好きすぎるだろと改めて感じた。
民主化運動が全き正しきものとして描かれている点はうまく消化できなかったが、現状を回避して共通の過去を追憶する言葉として日本語が用いられてるシーンは胸に迫るものを感じた。強いられた言葉が心の一隅を表すた>>続きを読む