ざきさんさんの映画レビュー・感想・評価

ざきさん

ざきさん

映画(399)
ドラマ(16)
アニメ(0)

愛なのに(2021年製作の映画)

3.9

今泉作品(この作品は脚本)ってたまに無性に観たくなる時がある。今回もそれがきっかけで鑑賞。
これよ、これこれ。出演者が全員美男美女でどのカットも本当に画になる。

結婚の現実、恋愛の現実を叩きつけられ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

ついつい「シン・ゴジラ」と比較してしまうけど、全くテイストが異なる。山﨑監督作品ならではのメッセージ性が強い内容となっている。

役者陣の豪華さもさることながら、手に汗握るストーリー展開と結末には終始
>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.8

蒼井優の透明感が遺憾なく発揮された彼女の代名詞的作品。この役は彼女以外考えられない。邦画ならではの時間の流れとわかりやすいストーリー展開、その奥にあるメッセージ性。どれをとっても2000年代邦画の傑作>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

韓国お得意のパニックホラー(サスペンス)。
手に汗握るハラハラドキドキの面白さは「新感染 ファイナル・エクスプレス」以来。
内容やストーリー構成が単純でわかりやすいのもあって、約140分あっっっと間に
>>続きを読む

青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.9


誰しも1度は思ったことのある両親の出会いと自分の出生の話に関すること。
ファンタジーが苦手な自分だけど、特に問題なく観ることができた。話の展開が早くて内容もわかりやすいためあっという間の時間だった。
>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.2

待ってました!!シリーズ最新作!!安定&安心のマブリーのアクションシーンの数々。
予告編にもある通り「爽快アクションエンタメ」だった。それでいて三つ巴のストーリー展開も面白くてあっという間の2時間。
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

人は誰もが「生きづらさ」を感じてる。それが病気であろうがなかろうが。そしていろんな人がいろんな思いで生きている。
1人1人が人生の主人公だからこそ、時には衝突することもある。

映画のタイトル「夜明け
>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

岡山天音の怪演にあっぱれ!!!!!
これを観たら、彼が本当にそういう性格なのかと思っちゃうレベル。
まったく前知識を入れてこなかったけど、「ツチヤタカユキ」の話なんだね。
いオードリー好きだから事前に
>>続きを読む

新しき世界(2013年製作の映画)

3.6

「これぞ韓国ノワール映画!!」」といった内容。さすがの韓流アクション。内容は超安定。豪華な役者たちの佇まいだけでも見る価値がある。みんなホントにカッコいい。
ゴッドファーザーの系統を彷彿させるわかりや
>>続きを読む

あたおかあさん(2020年製作の映画)

3.1

たった10分ほどのショートムービーだけど意外にも楽しめた。
ただ、タイトル負けしてる感が否めない。
そんなに「頭がおかしい」とは思えない。
「カメラを止めるな」が好きな人は好きになれるかも。
もう1回
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.6

人間ドラマや恋愛モノかと思ってたらコテコテの激重サスペンスだったから驚いた。
誰も幸せにならない作品。しかしながら、見終わったあとに色々と考えさせられる。いや、考察力が求められる怪作だろう。
現実に市
>>続きを読む

スマイル(2017年製作の映画)

3.0

“ザ・マインドフルネス”ともいえる癒しのショートムービー。寝る前に毎日見たいくらい。マインドセットってとても大切。
吹き替え版だったけど、オリジナル版も見てみたい。

おだやか家(2016年製作の映画)

2.7

都会にいるとなかなか気づけない、大切な何かを教えてくれる作品。
海外から高い評価を受けているが、こういった日本の原風景とも言える田舎の風景は芸術的ともいえる美しさがあるのだろう。

正欲(2023年製作の映画)

4.2

凄くわかりやすく、胸に響く名作だと思った。“笑わないガッキー”が見られるのも新鮮。

「普通」なんて存在しない。それは誰かのものさしや多数派の意見によって成り立っている。世の中には様々な考え方や性格や
>>続きを読む

飢えたライオン(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「子宮に沈める」の緒方貴臣が監督を務めた、予想通りの超胸糞作品。
現代社会が抱えてる問題が取り上げられている。根拠がないのに噂が一人歩きしてしまい、一人の少女が自殺に追い込まれるというわかりやすいスト
>>続きを読む

美女捨山(2015年製作の映画)

2.8

わかりやすいストーリーだったが、他のクチコミにもあるとおり、話が飛躍し過ぎていて途中で興醒めしてしまう箇所もいくつかあった。
現代社会におけるアンチテーゼなのかと思うが、それが映画と媒体を通して表現し
>>続きを読む

くさいけど「愛してる」(2015年製作の映画)

3.6

すごいコンセプトの映画。
ショートムービーの良さを最大限に生かした面白い内容。主人公のビジュアル的にこういう角度からのストーリーは思いつかなかった。ギャグセンスの良い小ネタと抜群な言葉選びに思わずニヤ
>>続きを読む

まなみ100%(2023年製作の映画)

4.5

この映画と出会えてよかった。シネマカリテで予告編を見てから「絶対ミニシアターで観たい」と思ってて、ようやく観れた。本当に良かった。自分も同じ経験をしているから刺さる刺さる。主人公は適当でいい加減でチャ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

とんでもない映画。最高の映画。
現代版小津映画。
現代社会が置いてきた本当に大切なものを思い出させてくれる作品。役所広司は歳を重ねて渋さが増して、「無口な男」が似合うようになってきた。何も喋んないのに
>>続きを読む

Two Balloons(原題)(2017年製作の映画)

3.4

ショートムービーにもかかわらず、メッセージ性の強い内容だった。優しさや愛情に言葉は要らない。行動で示すだけ。
言葉がない作品なのにそれが伝わるっていうのは、製作者の凄さだと思う。
こんなにもたくさんの
>>続きを読む

そこにいた男(2020年製作の映画)

3.2

実際の事件にインスパイアを受けた衝撃作。特に冒頭のシーンは週刊誌で見たおぞましい写真を見事に再現していた。
見返りを求めない恋愛はある意味奇跡で、通常ならば文字通り「愛し合う」ことが前提になる。クズな
>>続きを読む

(2014年製作の映画)

3.9

不器用な大人の恋愛。おじさんとおばさんの恋愛だからこそ、なおさら切なくて良い。
若い男女にはない落ち着いた空気の流れと会話。人を好きになることに年齢なんて関係ないし、青春は一生できる。主演の二人は良い
>>続きを読む

私の男(2013年製作の映画)

3.2

桜庭一樹による直木賞受賞作の映画化。最近の「The 日本映画」という感じの薄暗い色使いと豪華実力派俳優を揃えた作品。作中で時系列が遡ったりするが、年代によって撮影機材が使い分けられるなど、視聴者を取り>>続きを読む

とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

4.0

たった3分で、こんな幸せな気持ちになる映画ってある?誰もが笑顔になっちゃう可愛い映画。
最後の女の顔が忘れられない。
両想いってかわいいな。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.4

究極の“雑談映画”。高校生の瀬戸と内海が河原の階段で時間つぶしをしながら、たわいもない話をするという単純明快なストーリー(そもそもストーリーもない)。
原作は『別冊少年チャンピオン』の漫画だけど、よく
>>続きを読む

どんずまり便器(2012年製作の映画)

2.9

「究極の愛憎劇」のキャッチコピーにふさわしい超ド級B級映画。
演技俳優を多起用していて、それぞれが体当たり演技で臨んでいる。内容が内容だけに2度は見たくない作品だが、“こういう映画もあるんだな”と一見
>>続きを読む

四月物語(1998年製作の映画)

3.8

岩井作品特有の瑞々しさに満ち溢れた映画。
松たか子のデビュー作としても知られているが、松本幸四郎(当時)や市川染五郎(当時)などの実際の家族も家族役で出演していてびっくり。加藤和彦も「加藤さん」という
>>続きを読む

禁忌(2014年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

作品全体の雰囲気が隠鬱で、物語の進展もある意味単純。しかし、見る人によっては多様に解釈することも可能な作品である。
異様な存在感で圧倒する太賀扮する少年。登場時は子どもの声のような甲高い声色をしている
>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

3.7

第70回毎日映画コンクール監督賞&男優主演賞受賞作品。市川崑監督により1959年に映画化された『野火』をリメイク。
市川作品では敢えて避けていた容赦のない暴力を描ききっている。戦争のリアルを描いた圧倒
>>続きを読む

キャタピラー(2010年製作の映画)

3.5

2010年ベルリン国際映画祭銀熊賞(寺島しのぶ:最優秀女優賞)受賞、第2回TAMA映画賞特別賞受賞、新藤兼人賞・SARVH賞(最優秀プロデューサー賞)受賞。
江戸川乱歩の『芋虫』をモチーフにしたオリジ
>>続きを読む

かくも長き道のり(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

過去がやばいおじさん(今は真面目)とこれからが大事な若手女優との恋愛話。中編映画だが中身は濃い。
遠距離恋愛が耐えられないから、帰りたくないとか、早く結婚したいとか、焦燥感に駆られている女性の心情を見
>>続きを読む

坂本君は見た目だけが真面目(2014年製作の映画)

2.5

映画美学校脚本コース第2期初等科作品とのこと。お互い“なにか”が欠けている生徒と教師のぶつかり合いを描いた作品。
脚本がなかなか良いだけに、それを完全に映画として表現し切れていない感が否めない。コメデ
>>続きを読む

美女缶(2003年製作の映画)

3.4

“四畳半SF ”という新たなジャンルのきっかけとなった作品とのこと。2003年に公開され、数々の賞を受賞。タイトルやポスターから連想されるようなエロの要素は全くない。
男性なら一度は夢見るような話なん
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.0

待ちに待った北野監督最新作!!
久々に上映開始日に鑑賞。いつもの北野組のメンバーに豪華俳優陣が集結。とても良かった。

これまでの北野作品のテイストとは全く異なる内容。構想30年とのことだが、技術的な
>>続きを読む

活きる(1994年製作の映画)

3.9

チャン・イーモウ監督の世界観が存分に発揮された歴史的スペクタクル。「さらば、わが愛/覇王別姫」でいい味を出していた名優グォ・ヨウの代表作でもある。
1940年代~1960年代の文化大革命までの流れが色
>>続きを読む

ファイティン!(2018年製作の映画)

3.7

マ・ドンソクのために作られたと言ってもいいんじゃないかってくらいのハマリ役。
彼の作品に「はずれ」はない。ただ、今回の作品は格闘シーンはない。
全体の話がわかりやすく、あっという間に見終わってしまった
>>続きを読む

>|