みっちまんさんの映画レビュー・感想・評価

みっちまん

みっちまん

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.0

エンディングの曲でぐっとくるのは初めてでした。エンディング曲までが作品です。少しずつ人物たちの心情、関係性に気づけていける構成が綺麗。予告編を見ずに挑んだのが吉でした。

ラストマイル(2024年製作の映画)

3.8

映画を通しての警告。
私がこの業界にいたら、部外者で内部の仕組みも知らないくせに、変われる、変わるべきだ、と言われたら、正直黙ってくれ、と思ってしまう。
映画は、0から100には変えることができないか
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朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.2

熱血刑事ものに詳しくないので監督、演出、脚本家がどう表現したかったのかわかりませんが、オーバーな演技が空気感にマッチしておらず良い役者を起用してるのにわざとらしく感じてしまいました。真相を知れたのに何>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.4

短さを全く感じさせない、内容が濃く、映像表現の嵐、隙がない、隈なくなにもかもを回収してくれる、完璧ともいえる。
違う感情とはいえ、”あなたのために描く”。小学生でも大人になっても背中から感じる真剣さ、
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.0

漫画を忠実に再現している。むしろ漫画でわかりにくかったところもしっかりやってくれているので解説のよう。卓球ってこんなに格好良かったのか。ヒーロー、かっけえなあ。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.4

「学生時代が人生のピークってどうなんだろうね。俺なんて大人になってどんどん楽しくなってって、今が一番楽しいけどな。」というセリフに強く頷く。

バジーノイズ(2023年製作の映画)

3.2

久々寒い映画をみた。
トレンドであることもわかっている。
けどエモさって狙っていかないと本当に若年層を取り込めないの?
エモさの強要は不自然に繋がる。

思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.5

ハッピーエンドなラブストーリーって2時間に収めるのは急展開になってしまうし内容も薄くなっちゃうしやっぱり難しいと感じた。
そんな中でも大人になりきれない4人の恋模様、夢との葛藤、少ない情報量でも楽しめ
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.9

「perfect days」をみた時と同じ感覚になる。
韓国版と違ってストーリー性はあまりなく、みてる側に想像させる部分が多い。これこそ日本的と呼べるのかもしれない。見かけはヒーリング映画に感じるけど
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

何も考えなくても楽しめる映画。
原作を知っていればもっと楽しめたのかな。
どうしても馬鹿なやつがいるとイラついてしまうし、そんなヘマしてなければこんなことにもならなかったのに、みたいに考えてしまう。
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激突!(1971年製作の映画)

3.6

トラックの不気味さが人間ではない何かに追われてる感覚になり怖い。
主人公は人間でなくてトラックと戦っていたんだろうと印象的だったのは最後のシーン。
喜ぶ顔から一変、なんてことをしてしまったんだという急
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

映像表現が多すぎてある意味トラウマとなる映画。
あの3人の関係性、結末、人によって感じ方がきっと違う。
けどそれすらも計算し尽くされた、作者の思う壺である構成であることに気づき、さらに悔しい気持ちにな
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

4.1

何回見たかわからないくらい大好きな作品。
久しぶりに視聴をしたので改めて評価。

当時は源さんへの色眼鏡で作品を見ていたけどそれを抜きに考えられる今だからこそ見てもやはりいい作品だし、更に面白く感じた
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

「紅」をさとみくんが歌うシーン、だんだんと声変わりをしていくような様に鳥肌がたった。

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.8

この時代のジブリにしか得られない栄養がある。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

ファンタジーとリアルの狭間。
ファンタジーだからこそグロいリアルを描ける。

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.8

こんな風に日本が、世界が、真っ直ぐで理解のある環境に変わっていけたなら。

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.1

中盤から後半にかけて泣きっぱなし。
あらすじや予告からは想像できない展開がわざとらしくなくて良かった。
男への嫉妬より女同士の嫉妬が一番怖くて一番儚くも強い。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.6

捨てるシーンが強調され、犬は拾う。
ほとんど無表情なのに意識が戻った時の彼女の表情が印象的。
足音が妙に強調されている。
(などあげ出したらキリがないが。)

単調な映画と認識すると自然と期待(アップ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

キムダミの演技力の素晴らしさ。
ネタバレの後出し感は少し残念。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

「perfect days」を見終わった後にも感じた、“憧れ、嫉妬”を更に越した。見終わって時間が過ぎてもため息をつきたくなる、ドラマの最終回を見て心がぽっかり穴が空いたそんな感覚。物語も最高だったけ>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

好きなことを仕事にするにはあれほどの情熱、執着がないとやっていけないことに絶望する反面、社会に属す(企業で仕事する)とどんなに好きなことだとしても嫌なことはするし、嫌な態度は取ってはいけないし、常識と>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

「こんなふうに生きていけたなら」
この言葉につきます。
実家のカセットテープやCDを漁って、プレイヤー買って、1日家で聴きながら過ごしたいな。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

あのお決まりのBGMをあのタイミングで持ってくるのはとっても上手だし、ずるい、やられた。
応援上映なら「うぉー!」て叫んでたくらい興奮した。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

ミステリー、サスペンス、スリルのなかにヒーリングが入る物語はなかなかないのでは。
全てがバランスよく楽しめた。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003年製作の映画)

3.4

焼肉関連の敵でもないのにヤキニクロードってなんだったんだと今思うと変すぎて笑える。(焼肉までの道のりという意味?)しんちゃんの映画を幼い頃しっかり見たのはこれだったので、あーこの歌あったね、この人いた>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.7

果たしてケンとチャコは敵だったのか。
大人になった今見ると2人にも同情してしまう部分がある。なぜ2人は昔に縋り付きたかったのか、未来に行きたくないのか、子供から避けているのか、その理由が明確に出されれ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.2

どんな恋をしようとも全てはタイミング。
本当の気持ちに気づいた時には手遅れにならないようにしたいですね。
誰に恋をしようともクズはクズ。
人間らしさが詰まってます。

街の上で(2019年製作の映画)

3.7

「下北沢」の街で起こる1人の男のある期間の人生。クスッと笑えるシーンやほっこりしたシーンの多いスローリーな感じ。エモさ全開、サブカル好きが好みそうな今時映画。
私的気になったのはユキは常に座る位置は上
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

ジブリを隅から隅まで、宮崎駿だけじゃなくジブリを取り巻く人たち、影響を与えられた人たち、それらをよく知っている人にしか深く語ってはいけないような、そんな感じ。
小さい頃は何も分からなくてもドキドキワク
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怪物(2023年製作の映画)

4.6

作中ではなくエンドロールから涙が止まらない作品は初めてでした。
私の中で出した答えが悲しく、そして尊く、切なすぎて。