初ホンサンス。時系列と手紙の関係の遊び心がいい。韓国人の監督が韓国人を良くも悪くも感情的な人々として描いている一方、ステレオタイプに支配されることを否定する発言が盛り込んであるのが興味深かった。どうい>>続きを読む
ゆったりとした時間のもと送られるモラトリアムを描く。アピチャッポンへの言及とともに語られていたが、実験的ではあるもののファンタジックではなく、全く別物。あくまで私的なテーマと現実的な描写、そして少しの>>続きを読む
子が親を親にする、という話。ロードムービーを期待したが、旅自体には焦点が当たっていないように感じた。
政治的な悲惨さを笑い飛ばすようなコメディ。緻密な会話劇で見応えがあった。
ブラックミュージックが黒人女性の力強さを際立たせていた。数十年でここまで変わったならこれからまだまだリベラルに世界はなっていけるんじゃないか、と思えた。
王道でした。飛行機の中で見たいやつ。毎度のことだが、映画の中でのアジア人の不思議ちゃん的な描き方は引っかかる…。
決して家が必要なくなったわけではなく、仕方なくそうなっている。主人公の語りが良い。特殊な境遇に見えるけど、焦点は誰しもが抱える寂しさに当たっているように感じた。
いまいち。世界に入り込ませきれない中途半端さを感じた。あと橋本愛の演じるこういう役柄には飽きました…。
久々に再見。都市に生きる余所者の孤独。
ウォン・カーウァイ監督作品はモノローグが本当に良い。堪能した。
リミッツオブコントロールあたりの白昼夢感が昇華されているのは流石。市井の人々の創造性を肯定しているように感じられた。生活の喜びが見事に映像に落とし込まれている。
20210925再見。幸福な作品であ>>続きを読む
ストーリーがわざとらしくて入り込みきれず。ダスティン・ホフマンをただただ楽しんだ。
結末の切なさがイーストウッドらしい。親子の愛と因縁が様々な切り口で描かれる。
エアストリーム、一回乗ってみたい。
自分の望んでいることを正面から捉えるって難しいですよね。
個人的には途中で流れたElliot Smithが最高でした。
だいぶ前に買っていたDVDで今更再見。
美術の美しさは流石のウェス印。特に寝台車のディテールは本当に見ていて楽しい。ストーリーも兄弟が旅を通して過去を捨て、絆を取り戻すという好みの内容。ウェスの映画で>>続きを読む
ノアバームバック監督らしいブラックな家族関係もの。自分の正義を押し付けようとすることが他人には1番の悪に映りますよねという話。小津っぽいなとも思ったのですがどうでしょう。
ストーリーが掴みづらい箇所が>>続きを読む
基本的には香港ノワールだが、BGMや映像美にウォン・カーウァイを感じた。
香港映画に出てくる食べ物ってやけに美味しそうに見えるよね。
DVDを買ったので彼女と再見。偶然にも見たのはこの映画の日付と同じ6月16日だった。
僕がこの映画でとにかく好きなのがジェシーがセリーヌを食堂車で口説くシーン。あの口説き文句のユーモア、愛嬌、そして強>>続きを読む
ウォン・カーウァイ監督作品かと思ったらプロデュース作品だった。それでも作風は似ているのでウォン・カーウァイファンは必見か。金城武の役柄が恋する惑星での役柄そっくりだった。
香港の街の描写が良かった。雑>>続きを読む
ファンタジックかつ幽玄な映像が続く。タイという国の時間の流れや、タイ人の精神世界を垣間見た。
”その態度は反革命的だ”という台詞に共産主義の息苦しさを見た。メインのプロットと関係ないけど…。
過去をいかに乗り越えるか、というお話。乗り越える方法は僕の好みじゃなかったので個人的にはもやもやとした後味になった。ケヴィンクラインの鬼気迫る語りが見事。
映されるパリの街が美しすぎて惚れ惚れしてしま>>続きを読む
ある意味これもロードムービーか。この上なくワイルドで過酷な旅。BGMが控えめで全体的に落ち着いたトーンなのが良かった。
可愛い老年カップル。最近はこういうストレスなく見れる王道作品を見るのが楽しい…。
リメイク前のアルゼンチン映画の方も見たくなった。
クラピッシュ監督作。中盤まではクラピッシュらしいコメディだったが、終盤で急にテイストが変わる。賛否別れる結末だと思うが、僕はあまり好きではなかった。
低予算の会話劇。バカバカしい会話ばかりだけど延々と見ていられる。結末の爽やかさが良い。
高校版”エブリバディウォンツサム”といったところ。リレー形式じみた場面の移り変わりに”スラッカー”の名残も感じる。リンクレイターの撮る青春時代の1日はやっぱり良い。
アメリカの高校生は本当にこんなにま>>続きを読む
久々にえらいもん見たなと思った。可愛い顔で抉ってくる一本。ノアバームバック監督はデキない人々を愛情を持って描く映画を過去作でも多く撮っているが、今作に限っては残酷さが勝っている。見てて胃が痛くなった。>>続きを読む
ミッドライフクライシスものとして良くできていた。前作とは別物として評価できる。ちょっとわざとらしい同窓会感もまた良し。スパッドは相変わらず最高の三枚目。