手持ちによる長回しが不可解。
スムーズな横移動とどのように使い分けているのか、一度見ただけではわからなかった。
途中、門脇麦と成田凌の車内での会話を交互にパンで見せる演出もよくわからない。
橋本愛と>>続きを読む
カメラの移動速度が変わってないように見えるのに、平行して走りながらフレーム内外への動きが面白い。
構造とその中の人々を同時に捉える視点。さらに大きな構造とさらに小さな個人までが浮かび上がる。
白人爺さんVS黒人警官のバトルが見所
終了後トークにて、「過剰に情報を盛り込むことで、逆に想像力を与える」
規律が内面化される従順な身体が作られていく様。冒頭の行進と終盤の行進に違いを感じた。しかし、実際に変わっていたかは問題ではないのではないか?少なくとも私にはそのように体感されたということ。そこには観客>>続きを読む
絶妙なズーム。会話を如何に撮るかという問題。パンによって空間の連続性を保ちつつも、カットはざっくり切る。洋服の同一性とフレーミングによって、ペアをわかりやすくなっている。緑の補色としての赤。
2回目>>続きを読む
うつくしい映画。バルタザールの目にはもはや聖性すら帯びる。カトリシズムと映画。
水面の下に広がる岩陰かと思ったら、少年の姿であった驚き。木に登る少年のたくましさ。入れ墨入れられるモアナの苦悶の表情。その全てが奇跡の一瞬でありながら、普遍の日常でもあるということ。
キャメラを通して>>続きを読む
ジャズセッション以外の見所は少ないか?
『教授と美女』も見なくては、コメントできることは少ない。
和製チャップリンの小倉繁。チャップリンのような身体でありながら、どこか日本的な要素が含まれていると思ったのは気のせいか?
子豚とラグビーボールの取り違えのあたりなどの発想はやはり楽しい。
像の影が夫の体にかかる場面や、プール、精神分析医の診療室での格子状の影など、見所は多い。鍵などの性的メタファーの使い方も手堅くてよい。
厖大に吐かれたセリフは、俳優の肉体から発せられるという当たり前の事実に魂が震える。役者、特に河井青葉は出色の出来。