イクルさんの映画レビュー・感想・評価

イクル

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オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.3

胸が熱くなって、衝動的な疼きと共に抑制された感情が….。
再結成と共に学ぼうと、学ぶべきだと感じたoasis。
全てに愛があるのだろう。

ドキュメンタリーとしてとても観やすくて、仕掛けも面白い!

老人Z(1991年製作の映画)

4.7

シリアスっぽいけど、笑えるシーンはとことん振り切れてて良すぎる。また観たい。

千年女優(2001年製作の映画)

4.3

没入体験。これぞ今敏。
あらゆる境界線を破壊し、新たに創造し、演出する彼の凄さ。散らかすために整えられた物語であり、全ての散らばりがサブリミナルとして性質を帯び、最後は一つに集約される。
入院シーンと
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東京画(1985年製作の映画)

4.5

こんなにもいいドキュメンタリーあったのか。それは耀司の時も感じたこと。小津に対するリスペクト、言葉の連なりが素敵。

ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

4.6

シンプルすぎて最高。
セリフのなさ、キャラクターのそっけなさ、迫力満点のカーチェイス、良い。

デッドマン(1995年製作の映画)

3.6

映画は観るものじゃなくて体験させるもの的なのをみた。音楽、森林、汽車、民族達、空、海、いつか旅したような錯覚はこの先も続く…。

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

怖すぎ、、
人間の根源に眠った感覚を静かにえぐるような、、。
ザフリミナル、音の使い方、映像、とにかく緩急の使い方がうますぎる。傑作。でも怖いから4.5。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.3

良い。
日本の夏。夏に見れてよかった。
ウブな心と姿と行動と。
下から見たいね、花火。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.7

やっぱりこのノイズ感がたまらない。
霧がかったように淡くて、掴もうとも掴めないあの頃。
信仰と現実の境だったり、いじめ、青春、音楽、色々なものが詰まってて時間も長いけど、これぞ岩井って感じ作品。
整え
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.0

青春。
日本映画の淡い感じ、湿度低い感じがやっぱり好きだな。はっきりさせたいのにはっきりしない、多分日本人の感覚でしか掴めないもどかしさもチャーミングに撫でよう。
是枝さんの空気人形、岩井さんのLov
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.7

音がすごい。
後半は急ピッチすぎて、SFかと思うくらいの異世界。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.7

楽しい。
最近、教養的に捉えて映画を見てたけど、純粋な楽しさの部分も描けるのはもちろんだよなと再認識。
雨の日に見たいし、雨の日を楽しみたいな〜。

RRR(2022年製作の映画)

4.9

ハリウッドには絶対できない。
映画ピラミッドの頂点を見た感じ。
眺める景色の満足感と、後は降るだけの退屈さの兆候。そのくらいすごいものを見た。

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.7

最近、ご飯とみかんを混ぜた酢飯を作ってる人をテレビでみた。
そんな感じの映画。武士道とヒップホップ。混ざり合うはずもない強烈な色同士が、混ざり合う奇妙な世界。冷笑的に見ればそれまでだけど、今の世の中っ
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

志村喬さんの演技が凄すぎる。
目付きも口角の微妙な動きも、鮮明に焼き付く。

死を理解してから、彼は生きた。
資本主義や官僚制度、生活よりも経済に比重がかかる私たちは、本当に大切なことを忘れている。
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軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)

3.5

美しく、むず痒い。
分かっているのに、手が届かない歯痒さ。
見せるものと、見るものの圧倒的な対比。
限りなく現実的で、紛れもなく非現実的。
隅々まで整合的に整えられた、非整合性。
ゴダールは、パズルの
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天国と地獄(1963年製作の映画)

5.0

素晴らしすぎた。
こんなに引き込まれるとは思ってもなかったし、後半になっても衰退しない流れの描き方が凄すぎる。

世界の〜とかで何となく知ってた名前を、堂々と今後の人生で影響元に挙げられるのはすごく嬉
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.5

家族の形を対比しながら眺めることができたし、本当にリアルで切ない描き方だった。こんなジメジメした日本の映画が好きで、是枝さんが得意とするところだと思う。
あと、俳優の演技が上手すぎる。洋画をたくさん見
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.5

シンプルでシュールなんだけど落ち着く感じがすごい好き。
お店構えたらずっと流してたい。

シャイニング(1980年製作の映画)

4.1

撮り方めっちゃいい。
ホラーゲームみたいな没入感。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

「そこは鹿の通り道だから」
自然状態では悪は存在しない。
自然と人の共存。
流れる水、聳え立つ木々、風のせせらぎ。
本質的に人は自然を意識し、生きるために利用する。そこにはバランスが伴うし、どちらかに
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.5

構築された時間軸を綺麗にはめていく。
ジャームッシュのミステリートレイン。
タランティーノのレザボアドッグス。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.1

名作だよなあ。
撮り方が良すぎるし、恍惚とした散歩から始まるから、トラヴィスの人生が段を追って明確になっていく。次の場所にあるべき点を線でなぞっていくような。
電話して、マジックミラーで見えなくて。あ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

無音のために装われた音楽。
原爆の成功に微笑む人々。
日本人として世界が広がった感覚。
サブリミナルのように、これからの人生でもこの映画がチラつくのは間違いない。

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.8

ごちゃごちゃすぎたけど、ブルースウィルスカッコ良すぎる。