トルコでのアルメニア人虐殺を通じて、隣人同士が人種によって分断されていく悲劇をシンプルで力強い筆致で綴った力作。
斬首・去勢・火あぶり・幼児の殺害などのおぞましい行為をためらいなく描き出す様に、タヴ>>続きを読む
どんなに美しい愛の記憶も、時が移ろいお互いの心が混ざり合ったり離れたりを繰り返すうちに、色が変わっていってしまう。でも、それは決して悪いことではなくて、一度は「詩が粥になる」こともあるかもしれないけど>>続きを読む
前近代的な農民の生活と現代のホームレスの生活を「聖人ラザロ」という視点でつなぐ離れ業をごくごく自然にやってのけたから、カンヌで脚本賞をとったのだろうけど、「幸福な不自由」と「苛酷な自由」とを対比させる>>続きを読む
服の下の刺青のように、わたしたちの心の表に出ている部分はごく一部であって、だからこそ些細な言葉や動作に刻まれたその人の心の動きを慈しむべきなのだろう。そうすることでしか、人は支えられないし、手を取り合>>続きを読む
〈フレデリック・ワイズマンの足跡 Part.3 フレデリック・ワイズマンのすべて〉
かつて愛し合った二人がかつて愛し合った場所で過ごす三日間。
題名は『砂の城』であるが、この映画が視線を注いでいるのは消え去ってしまうものではなく、何度も波に飲み込まれても残り続けるものだ。本やソファ>>続きを読む
〈こわいはおもしろい ホラー! サスペンス! ミステリー! 恐怖と幻想のトラウマ劇場〉