糸くずさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

糸くず

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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

前作『スカイフォール』が「ジェームズ・ボンドがスパイとは何者なのか考える映画」とすると、今作は「ジェームズ・ボンドがジェームズ・ボンドっぽいことをする映画」。

そうなると、「筋はめちゃくちゃだけど、
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ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション(2015年製作の映画)

4.4

英雄である前に一人の人間であること、狂気の世界の中で「真っ当さ」を貫くこと。

多くの者が狂気の渦に飲み込まれていく中で、カットニスは最後まで自らのイノセンスを守り抜く。別の地区の市民との闘いを頑なに
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orange(2015年製作の映画)

3.0

登場人物の感情と思考が全てナレーションと台詞で説明される、ダメな日本映画の典型。

例えば、ソフトボールの場面。手紙の言葉を信じて、代打を引き受けてヒットを打つ太鳳ちゃん。それはいいけども、そのあとに
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母と暮せば(2015年製作の映画)

3.8

山田洋次がついに死者の世界に突入した記念すべき問題作。

冒頭の原爆投下のシーン。字幕で説明される原爆投下の日の状況、モノクロで描かれる何気ない日常、そして、熱線によって消失していく人・もの。

近年
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.8

ジョニー・トー作品の脚本家であるヤウ・ナイホイの監督デビュー作『天使の眼、野獣の街』のリメイク。

オリジナルはタイトに引き締まった傑作でしたが、本作はというと、狂気の「父」を投入して、韓国映画らしい
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馬々と人間たち(2013年製作の映画)

3.6

馬といえば、『戦火の馬』というボロ泣き必至の傑作があるけども、この映画は『戦火の馬』とは正反対の方向で馬を描いた、なんだかよくわからない映画です。

馬を人と重ね合わせることを避けているというか、「馬
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素敵な相棒〜フランクじいさんとロボットヘルパー〜(2012年製作の映画)

3.3

終盤に意外な展開があって、なかなかよくできている気もするけれど、「そもそもこんなモラルのないロボット、即刻発売中止でしょ」という思いが先に。

今回は泥棒だけで済んでいるけど、どこかよその場所では、メ
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ワイルドカード(2014年製作の映画)

3.6

ジェイソン・ステイサムというと、「話なんかどうでもいいから、悪党をぶちのめしてください」と思っている感じの人が多い印象があります。しかし、『パーカー』と『ハミングバード』が好きなわたしからすると、こう>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.8

今年は「自ら選ぶヒロイン」の年だった。『マッドマックス 怒りのデスロード』『ターミネーター:新起動』『ヒロイン失格』。「選ばれし者」であることより、自ら選び行動することに意味がある。『スター・ウォーズ>>続きを読む