1さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.7

人生でいちばん辛いことは忘れられること。

そんな忘れ続けられ虐げられてきた人間にとってのマドンナ/女神
それは何者にも変え難い幸福をもたらしてくれる存在であり、彼を偏執者に変えるには十分な光だった。
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blue(2001年製作の映画)

3.8

原作未読

圧倒的ぎこちなさ、

海を始めとした映像表現の青、青、青
空気感、質感が最高だった
1ショット1ショットの映像の美しさと儚さ、今で言う所の平成レトロみを感じた


相手が持っていた本をキッ
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.7

なんてことはない旅行記ドキュメンタリー

観光地としての街ではなく、人が住み生活を営む場所としての街に異質な存在として溶け込む。そんな旅。

自らに何か変化を与えたいと思った時、自分と対極のものに出会
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.6

内向的な性格の主人公鈴子の社会,人との折り合いの付かなさがこれでもかという程盛り込まれた映画

苦虫女というだけあって、幸薄な女性に降りかかるプチ不幸の連続で苦虫を噛むような顔でずっと観てた


海に
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東京の恋人(2019年製作の映画)

3.2

主演の森岡龍の演技が棒すぎて個人的に受け付けなかった。

ストーリー展開も月並みで集中出来なかった。

ただ、最後のまりなの独白だけとても刺さった。
彼女の気持ちが凄く分かる。

街の景色も風景も匂い
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まなみ100%(2023年製作の映画)

3.8

私は映画を観る時、自分の感覚や感性,存在と被せながら鑑賞する。
そして、この映画はそのシンクロをとても無意識にさせてくるような類似性を主人公に感じた。

自己中で楽観的、今やらなければならないことでは
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.6

ホラー作品としてはよく出来てると思った
POV感も強め

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.9

圧倒的にアート作品としての趣が強い1作

観たことのない映像表現をひたすらに浴び続ける1時間強で至福だった

コロニアディグニダについて描いた作品としては完全に異色

(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アリアスター総指揮の短編ストップモーションアニメ

死人を蘇らせる儀式を逆回しで撮ってるで合ってる?
生首散歩が印象的

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アイドルコラボのディスアドバンテージを跳ね除けるくらいには面白かった
その分ちゃんと本格派のキャストで観てみたかったし、ライブシーンで物語世界から醒めてしまうのも勿体なかった

現実と過去を行き来でき
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

これぞこれぞアクション映画!!

パラマウント・ピクチャーズの名作映画への敬意も感じられる一作(ローマの休日に出てくるフィアットのオマージュや、オリエント急行殺人事件のオリエント急行のオマージュ等々)
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

インド映画らしい盛り上げ方、脳死で見れるエンターテインメント性を極限まで上げた映像の魅せ方と音楽のタイミング,使い方に終始夢中に

電車の追突シーンなどのCGの質は少し気になったが、そんなことは仔細に
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

初日朝イチIMAXでの視聴
まずもって観終わった後の感覚は凄いものを観てしまった、という衝撃と宮崎駿が今まで背負ってきたもの,培ってきた思想を全てぶちまけた結果発生した圧倒的カタルシスだった。

(ア
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傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

化物語の前日談
羽川翼との出会いやキスショットとの邂逅,眷属になるまでの流れが描写されている三部作の第1弾

圧倒的な背景美術に圧倒された

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.6

パリっ子のミラベルと、田舎出身レネットの対比が印象的

論理的に議論する会話劇はフランス映画ならではといった感じ

はなればなれに(1964年製作の映画)

3.7

タランティーノやベルトリッチなどの映画監督も偏愛しているという本作

3人のマディソンダンスや、ルーブル美術館での疾走、地下鉄でアンナ・カリーナが歌う美しい唄が印象的で、
魅惑的なアンナ・カリーナがひ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

任天堂大好きな人にとっては胸アツな映画
内容を気にせず、ゲームの映像化に感動出来るなら楽しめる映画だと思う

批評家と大衆で評価が二分化してるのがよく分かる映画(ストーリーラインが分かりやすすぎる,か
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

無意識の偏見、知らないということが人を傷つけてしまう可能性があることを改めて認識した

また改めてしっかり感想書きたい

東京残酷警察(2008年製作の映画)

-

ザ・B級映画
中学時代に観て本格的にグロテスク物映画にハマったきっかけを作った映画

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

序盤は人智を超えた香りに対する嗅覚を持ってしまったが故に人倫を踏み外していき、真理を追い求める主人公の狂気的な姿、飽くなき道程を映した物語として始まる。

そして、自分に香りがないということによって示
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.7

若い頃のリチャード・ギアも良いけど、壮年の彼も大人の余裕があってダンディで良さみが深い

音楽,ファッションから溢れ出る80~90年代感がとってもよい