ジャック・レモンのアル中名作。
温室で隠した酒を探すシーンが痛々しい。
夫婦で堕ちていくモヤモヤ映画。
第二次大戦下に日本からフランスへ物資を運ぶ貨物船にナチス党員として潜入する連合軍スパイを演ずるマーロン・ブランドがクール。
この時代の映画の常としてドイツ人なのにみんな英語喋ってるんだけど、彼の癖のあ>>続きを読む
ナンシー・ケリガン襲撃事件の真相をインタビューと回想シーンで描いていて、ライトな感じで観られた。
映画で見る限り、トーニャ・ハーディングは自分に素直に生きただけに見えたけど、旦那とその周辺がバカ過ぎた>>続きを読む
純愛の究極の形。
イタリアの明るい太陽の下で淡々と続く綺麗な映像が、内に秘めた感情と対比されて印象的だったな。
最初の方で坂本龍一の「M.A.Y. in the Backyard」が流れてびっくりし>>続きを読む
マクドナルドの創業者の話かと思ったらフランチャイズ化した人の話でびっくりした。
えげつないビジネス世界を描いていて、レイがトランプの愛読書である「ポジティブの力」をレコードで聞いてるのが印象的だった。
(2010年9月鑑賞)
ダメ人間があるきっかけで奮起して負け戦に立ち向かって行くのが「百円の恋」に近い感じ。
主役の峯田和伸が勝負の前日に「夢を諦めないで」を絶唱するシーンが胸を打つ。
昔いちど観たけど内容全く忘れてた。これは傑作!
終戦間際にナチに家族を殺されてただ一人生き残ったユダヤ人女性の過酷な運命。実話から着想を得たらしいけどだいぶ脚色されてるんだろうね。
ナチも酷いけど終戦>>続きを読む
ジョン・ヒューストン監督の男映画。
コメディ調で進むんだけど、ポール・ニューマンがとにかく渋くてカッコいい!
第4の壁を破るシーン有り。
最後のぶっ飛んだ展開が凄かった!
アメリカの平和と秩序が暴力>>続きを読む
(2016年4月鑑賞)
ジェイク・ギレンホール主演。
しがないチンピラだった主人公が偶然に事件スクープ映像が売れることを知り、見よう見真似で始めるうちにだんだんと過激映像の獲得にハマっていき、ついに>>続きを読む
(2016年10月鑑賞)
安藤サクラがすごい良かったな〜。
中盤からトレー二ングで見事に身体が引き締まっていくカタルシス半端なかったし、新井浩文も大好きな俳優さん。
ダメ人間が立ちあがるのは「ボー>>続きを読む
カズオ・イシグロ原作。
アンソニー・ホプキンス出演作で一番好き。
自分の感情を決して表に顕さない執事。
その抑えた演技がすばらしいね。
この作品でジェームズ・アイボリー監督のファンになった。
スタンバーグ監督のディードリッヒ名作。
エミール・ヤニングスが鶏の鳴き声をマネするシーンが2回出てくるんだけど、天国と地獄の対比が極め付け。
スポ根モノの王道で素晴らしかったなー。アミール・カーンの映画っていつもそうだけど、伏線回収がうまいよね。「あのとき教わったことがあんな場面で…」みたいな感じで。
とにかく後半泣きまくり。
インドの性差>>続きを読む
もう興奮しすぎて放心状態。
まさかあの映画の世界に入って行くとは…。豊富なパロディが映画ファンにとって楽し過ぎた!
一つのキーワードが示唆する通り、本作はある意味「市民ケーン」。
他にも、いかに現実と>>続きを読む
(2014年12月鑑賞)
演出・BGMからしてよくあるハリウッドモノかと思ったら無茶苦茶面白かった。よくあるループ系なんだけど、こういうの大好き。
あと演出のテンポが素晴らしいと思ったらこの監督さん>>続きを読む
観客に向かって全身で怒りをぶつけてくるオープニングが最高。DVDで何度見返したことか…。
冒頭シーンの緊迫感からオープニングテーマの行進曲につながる流れが大好き。
若きマシュー・ブロデリックの初々しさがいいね。
モデム通信やフロッピーディスクのサイズ感とか今からしたらテクノロジーの圧倒的な>>続きを読む
イザベル・ユペールの魅力全開でサスペンスも吹っ飛ぶ勢いだった。
冒頭から過激シーンでひどいなーと思ってたら実は屈折した愛情表現で、登場する男たちがみんな馬鹿なんだけどイザベル・ユペールが女神となってそ>>続きを読む
(2016年12月鑑賞)
圧倒された。
冒頭からは想像もつかない展開、タイトルの入れ方、最後泣ける。
吉田恵輔監督「さんかく」以来の傑作!
(2017年2月鑑賞)
増村保造監督の怪作。
こんなド変態映画観たことない。
近いとすればクローネンバーグの「クラッシュ」かな。
江戸川乱歩が原作なんだね。
もう船越英二が素晴らしすぎる。
緑魔子も>>続きを読む
(2017年4月鑑賞)
デ・パルマの名作。
フィルム編集シーンが「欲望」そっくりで、音から犯罪を拾うのは「カンバセーション」で、「サイコ」のシャワーシーンが狂言回しになってて、オマージュてんこ盛りだ>>続きを読む
(2017年5月鑑賞)
同じスコセッシで作りが似てる「ウルフ・オブ・ウォールストリート」より好き。
トニー役のジョー・ペシがジェームズ・キャグニーそっくりだったのは意図的な演出かと思った。
(2017年5月鑑賞)
ここまで地味なのはひさびさ。
ヨーロッパ映画みたいに淡々と進むけど最後ジーンときたね。
マシューブロデリック登場シーンで客席がちょっとざわついた。
ラストのボール遊び、釣りの>>続きを読む
(2017年7月鑑賞)
よく出来てたなー。
単純に銃撃戦のシーンがかっこいいし、荒野の七人のリメイクだってことを明確に示すラストも良かった。
「ローガン」「無限の住人」とか、不死なだけにあまり強くな>>続きを読む
王道な作りだけど感動した!
ダンケルクの戦い前後の政治的背景を描いていて、「ダンケルク」併せて観ると余計に楽しめるね。洗練された映像と音楽や効果的な俯瞰のショットなど、ジョー・ライト監督らしさに溢れて>>続きを読む
うーんよく分からなかった…。
火事で妊娠中の奥さんを亡くした男が妄想の中に贖罪を求める話のようにも思えるけど、ジェニファー・ローレンス視点で話が進むんだよね。
なんでも分け与えちゃう旦那さんはキリスト>>続きを読む
トッド・ヘインズ監督らしく映像がとにかく綺麗で酔わせる。モノクロ映像のサイレント手法も「キャロル」で「逢引き」オマージュをしたこの監督ならではの旧作リスペクト。
でも展開を引っ張る割には’77年と’2>>続きを読む
ウィリアム・ワイラー監督の魅力に初めて惹き込まれた作品で、最後の最後まで奥さんの自由奔放振りにイライラさせられるのをハリウッド風な味付けで描くのがさすが!
ラストでびっくり腰を抜かす。
恐妻家の男性>>続きを読む
婆ぁやとクソガキ、どっちが本当のことを言ってるのか最後まで分からないサスペンス。
ベティ・デイビスの抑えた演技が良かった。
真相が悲しかった。
昔観たけどやっぱりわけわからず。
有名な「目ん玉にナイフ」のシーンしか覚えてなかった。
この時代にエロ描写が結構露骨なのが驚いたな。
BGMは監督自身が1960年に指示したバージョンらしく、トリスタ>>続きを読む
悪魔の誘惑と戦うシモンが超笑えた。
ストイックに神を信じても何にも報われないし、愛の強さで言えば余生をそばで過ごそうとする母親が一番だったし。
ラストは悪魔の誘惑に負けたんじゃなくて、ニヒリズムに陥>>続きを読む
ストイックな修道女がフェチ老人の人生を狂わせ、気を取り直した施しの行いが結果的に偽善となり、最後は髪を下ろして世俗に堕ちる感じが怖いね。
フェチ老人は「小間使いの日記」でも残酷な描かれ方してたな。
パーティー会場からなぜか出られない紳士淑女がだんだん本性を顕し、やがて狂って行く話。
その気になれば出ていけるし外からも入れるのに、みんな空気読んでその一歩を踏み込めない。
金持ちの不条理感は、いつ>>続きを読む
フィリピンを舞台として貧困が招く麻薬と汚職のどうしょうもない負の連鎖。
権力を笠に着て腐敗した警察が増長する感じはちょっと「デトロイト」を連想したな。
後半、保釈金を搔き集めるために家族親戚が奔走する>>続きを読む