たくさんの映画レビュー・感想・評価 - 52ページ目

たく

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追跡者(1970年製作の映画)

3.9

バート・ランカスターの冷徹な感じが良かったのと同時に怖かった…。彼はアクションスター出身だけど理知的な演技に惹かれる。
法を守る執行官として徹底的に悪を追い詰めるマドックスが容赦なく、早打ちで誰も敵わ
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

続編として理想の出来じゃないかな。
過激描写や悪ふざけは前作である程度慣れちゃってるけど十分楽しめた。
映画のルール破りはお約束だけどラストは度肝をぬかれたよ!

映画、特にX-MENのパロディ満載で
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

とにかく編集が恐ろしく速く、無駄なシーンが全くなかった。

話はなんということのない少女の成長物語なんだけど、良かったなー。
気の強い似た者同士なだけに喧嘩ばかりしてる母娘をメインに高校生活のあるある
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冒険者たち(1967年製作の映画)

3.8

昔観たけどほとんど覚えておらずDVD再見。

まず冒頭、レティシアの鉄くず集めのシーンが廃墟に見えてドキッとする。
やがて夢破れた3人がコンゴの海に出るところで無邪気に戯れあうのが軽快な音楽と相まって
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

キューブリック名作。
「レディ・プレイヤー1」での引用シーンがほぼ完コピで大興奮!

ホテルでのダニー目線のステディカム撮影が本当に怖くて双子姉妹はトラウマ。
不気味なBGMはバルトークの「弦楽器と打
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砂の器(1974年製作の映画)

3.8

わずかな手がかりから地道に捜査を続けていく様子を丁寧に描いていくのが良かった。松本清張の原作がいいんだろうね。
島田陽子がめっちゃ綺麗で、ちゃんと乳出しするのは今の日本の女優さんに見習ってほしい。
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.0

うーん普通すぎてなんともコメント出来ず…。
孫の誘拐よりも頑固老人のクリストファー・プラマーを説得できるのかどうかが最大のサスペンス。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソンの凝りに凝った映像にとにかく見とれる。寿司を握るシーン忘れられないし、和太鼓メインのBGMが超かっこいい!
何故か日本が舞台になってて、画面に出る文字が全部日本語なのが擬似日本映画
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スローガン(1968年製作の映画)

3.6

中年妻子持ち男と18歳娘の恋愛で、男ってどうしょうもねーなーと胃が痛くなるような話。
結婚・出産を通して変わって行きたい女とこのまま変わりたくない男の対比で、セルジュが映画撮る撮る言っていつまでもCM
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年上の女(1958年製作の映画)

4.5

シモーニュ・シニョレの最高傑作。
出世欲と真実の愛の間でもがく男の滑稽さに冷や汗が止まらない。
「陽の当たる場所」と同列の感じかなー

この庭に死す(1956年製作の映画)

3.5

ブルジョワの闇を象徴するシモーニュ・シニョレに弄ばれる老人から出口のない密林の閉塞感、インチキ牧師…とブニュエル要素満載。
と思ったら、冒頭からつながるどこかジャン・ギャバンを連想させる年の差純愛モノ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

貧困と無教養がもたらすどうしょうもない現実をドキュメント風に描いた作品。
子役が天才過ぎて、胸糞悪い言動に終始イライラ。
ヘリコプターがずっと飛んでるのね。

そして、まさかまさかの「小さな恋のメロデ
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

LGBT 特集。

とにかくエディ・レッドメインがすごい演技だったんだけど、ゲルダが不憫すぎて観ちゃおれんかった。
この女優さんすごい良かった。アリシア・ヴィキャンデル。

キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.5

LGBT特集。


6年前鑑賞のネタバレ感想です。


レズビアンの母親 2 人とそれぞれ同じ精子提供者からできた母親違いの子ども2人の家族の物語。
子どもが精子提供者に連絡とって会ってから家族の関係
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クライング・ゲーム(1992年製作の映画)

4.0

LGBT特集。

このジャンルで検索しても出てこない作品。

モンスター(2003年製作の映画)

4.1

LGBT特集。

いやー泣いた。
ブロークバックマウンテン的展開からサスペンス要素ありの道行の恋でBGMも良かった!
シャーリーズセロン凄かったけどクリスティーナ・リッチ演ずるセルビーが強烈。
盲目の
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.5

LGBT特集。

アン・リー監督名作。
「君の名で僕を呼んで」と同じ純愛だけど、奥さんが絡むだけに哀しい哀しい映画だった。

モーリス(1987年製作の映画)

4.0

LGBT特集。

ジェームズ・アイボリー監督のゲイ映画の開拓的作品でブロークバック・マウンテンにつながる作品。H13年の素直な感想は、

男の同性愛の話だが、描写がグロテスクでなく、安心して観られた。
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

LGBT特集。

冒頭と終盤でデヴィッド・リーン「逢いびき」そっくりのシーンがあってゾクゾクした。「サンセット大通り」も出てきて監督の映画愛を感じた。
「太陽がいっぱい」と同じくパトリシア・ハイスミ
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.8

LGBT特集。

ルネ・クレマン名作。
これは淀川長治さんが指摘しなければそういう映画と分からないまま終わったかも。

処刑人(1999年製作の映画)

4.0

信仰心から悪たるマフィアを殺していくアイルランド系の兄弟の倒錯した行動がすごい。
きっかけが正当防衛によるマフィア殺しであっさり釈放されちゃうのが驚いたね。
暗転を多用したカット割りも面白かった。
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.0

ハリウッド業界モノ特集。

コーエン兄弟の変な映画。
壁紙が湿気ではがれてくるシーンが印象的。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.5

ハリウッド業界モノ特集。

難解だけどナオミ・ワッツが記憶に残った一本。
今思うと「ジェイコブズラダー」「パッセンジャーズ」的な感じもするね。

イナゴの日(1975年製作の映画)

4.0

ハリウッド業界モノ特集。

カレン・ブラックがハリウッドで成功しようともがきあがき、それに翻弄されるドナルド・サザーランドが最後の阿鼻叫喚につながる展開が恐ろしい。

ドナルド・サザーランドは「ジョニ
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.2

ハリウッド業界モノ名作。

グロリア・スワンソンのラストの狂気が「何がジェーンに起こったか」を思い出させる。

イヴの総て(1950年製作の映画)

4.0

ハリウッド業界モノ名作。

ベティ・デイビスを映画で初めて見た作品。アン・バクスターが可愛い顔して女のしたたかさが怖かったね〜。

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.8

ハリウッド業界モノ特集。

トランボの鉄の意志の裏にこんな家族愛があったのね。
控えめなBGMが「スポットライト」に雰囲気似てた。

「ローマの休日」の実際の脚本で「ジョニーは戦場に行った」の監督。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.0

画面酔い特集。

全編地獄のような事が起こってるけど、観てるこっちは画面酔いで地獄だったよ(泣)。
坂本龍一のBGMがモゴモゴしてて、映像に比してちょっと甘めの印象。
もっと音響の良いホームシアターと
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

画面酔い特集。

面白かったけど全編ほどんど1カット長回し風の演出でカメラがグルグルするので映像酔いしたよ…。

ルーム(2015年製作の映画)

3.9

画面酔い特集。

子供視点で描かれる演出がすごい良かった。
でも手持ちカメラ風の映像が多用されるので画面酔いした。
親子の絆がテーマになってるのでお子さんいる人は号泣率高いと思う。
場内鼻すする音があ
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クロニクル(2012年製作の映画)

4.2

画面酔い特集。2013年鑑賞。

手持ちカメラ80分の地獄。でもすごい傑作。アイデアの勝利。
手持ちカメラが最大の武器であり弱点でもあるかな。自己の日常をカメラで撮影し続けるというのは分からないでもな
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POV(ピーオーヴィ) 〜呪われたフィルム〜(2012年製作の映画)

1.5

画面酔い特集。2012年鑑賞。

もう画面揺れ過ぎて見てらんない。
ほんと辛かった。
拷問。

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.9

画面酔い特集。2009年鑑賞。

拷問の80分。
30分くらいから画面に酔ってきて、まっすぐ見てられないので後半は横になって何とか最後まで観た。
モンスターパニックをたった1台のホームビデオで撮影した
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トラフィック(2000年製作の映画)

3.5

画面酔い特集。

ソダーバーグ作品。
手持ちカメラでザラザラしたリアル感を出してるのは麻薬組織が題材の本作には合ってると思う。
後半はドキドキする展開だったし。
音楽が「コンティジョン」と同じ人。
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

3.5

画面酔い特集。
H13年鑑賞時のメモをそのまま。

良い悪い以前にドキュメント仕立てのせいか画面が絶えず揺れていて、見ていて気持ち悪くなってしまった。ロンドンに住む一家庭の三姉妹の平凡な生活を描く。一
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フライト(2012年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントンのアル中・ヤク中名作。
単なるパニック映画かと思いきや、社会問題を絡めて重い作品だった。