ジョンソンRさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ジョンソンR

ジョンソンR

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フォーカス(2015年製作の映画)

3.0

率直に言ってしまえば、最初の15分だけでいい。あとは退屈そのものを体現したような作品で、「早く終わってくんないかな」なんてことを思わせる始末だ。

ミスリードがこの作品の肝ではある。流行り物の「大どん
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

ヤンチャな振る舞いをしている反面、繊細な主人公がとても魅力的でした。
そこで考えたのが、ヤンチャに見える人間って実の所ヤンチャじゃないんじゃないかってことです。

(そりゃ見た目がヤンチャなら中身もヤ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

「エヴァ味がヤヴァイ」という言葉をTwitterで目にして、どういうことだろうと劇場に足を伸ばした。なるほど。たしかに、エヴァ味がヤヴァイ。

この作品を題材にした政治的評価が持て囃された。
もちろん
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海街diary(2015年製作の映画)

4.2

是枝監督の、そして原作のファンということもあり、楽しみにしていた作品。

原作では、漫画作品特有のデフォルト処理がされるのだけれど、それがどこか行き過ぎる臭いがあった。
だけれどこの作品では、現実の雰
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深夜食堂(2015年製作の映画)

3.2

孤独のグルメしかり、グルメ作品はなんだかしっかり癒される。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

ロバート・デ・ニーロが可愛い。

アイドルだとか猫だとか、そういった系統とはまた違う類の可愛さ。"超"キュート。
そんな可愛さが全力で込められた作品と勝手にそう解釈している。

人によっては女性の社会
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

5.0

表現について。

映像・音楽ともに綺麗に鮮やかに描かれていました。

聴覚障害を語る上で、映像・音楽はとても重要な要素になる。

①聴覚障害者は聴覚で摂取する多くの情報を視覚で補完するため

②「聴覚
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.4

「今現在のBUMP OF CHICKENを評価出来るか否か、でかつての作品からのファンの対応は異なる」

というのがこの作品の持論だ。

現実は儚くも残酷かつ圧倒的であり、それに対しては自身の無力さ
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.0

「自分は満ち足りていなくて、惨めで、不幸であり、この状況をどうにかしなければならない」と悩み続けた主人公は1年間ニューヨークからイタリア、インド、バリ島と世界を放浪し、ひとつずつ自分の形を確かめていく>>続きを読む

信長協奏曲(2015年製作の映画)

2.6

ドラマから続く信長協奏曲の完結編。織田信長、明智光秀、羽柴秀吉の本能寺から続く天下統一の行方を描く。

主人公は真面目な学生ではなかったらしく、歴史の知識がないために信長としての運命を知らずにいた。だ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

中盤まで事実が次々と現れて、背景が明らかになっていき、そこから終盤までノンストップで広げた風呂敷を畳にかける構成になっている。つまり起承転結だとか序破急のようなテクニック、ストーリー展開の基本をキチン>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

2.8

ドラッグ!とか、レイプ!みたいなワードがあると、途端に冷めるんだよなぁ。。。というのを再確認。
やっぱりこの手のタイプは俺にはダメなんだな、と。

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.0

(500)日のサマーが好きなので、そのキャストが製作したものならば、と期待をしてレンタルした。

主人公、ヘイゼルは自身に癌を抱えた状態であることを爆弾と称し、傷を最小限に抑えようと自らを他人から遠ざ
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阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.4

就活の関連で阪急電車に利用する機会が多いので、小説を購入して、阪急電車の中で読んでいた。
映像でも楽しみたいなぁ、とまだ小説読みかけだけれど、帰り道から少し外れたTSUTAYAで借りて見た。

男女の
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.2

なんだろ、どいつもこいつもエゴ丸出しなのがアメリカン仕様なのかねって思ってしまった。

科学技術がもたらす圧倒的な力。

第三者への譲渡を危惧する瀕死の主人公。しかし後継者探しはしないし、哲学のような
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.0

実はアイアンマン見たことなかったんだよね。だからこの際見てみた訳ですよ。

簡単に言ってしまえば兵器会社内のいざこざですね。それ以上でも以下でもない。金曜ロードショー向け。

ただ、現実を舞台にする場
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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

2.0

ユアンマクレガーとジョニーデップが出てるしとりあえずみるか駄作感凄いけれど、と思い視聴した結果予想以上に駄作だったので衝撃的だった。金の使い方間違えてる。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.6

タイムトラベルもの。
タイムトラベルものはシリアスな悲劇の回避に走るか、コメディに振り切るかの二択が多いし、扱い方を間違えるととんでもなく駄作になる気がしてる。これは「時間は慎重にね」っていう教訓なの
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フロム・ヘル(2001年製作の映画)

3.0

切り裂きジャック事件をひとつの解釈に沿って、アヘンでラリってる最中に予知ができるジョニーデップが解決に挑む。

まぁ…なんだか退屈だよ。

劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS(2015年製作の映画)

3.6

設定に難癖つけるのは野暮です。やめましょう。

集合意識の話が作品にあるじゃないですか。それに対してどう対処すればいいのかっていうのがこの作品のひとつのテーマですよね。

これって使い古されてはいる
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.2

上手に歳を重ねられないと、社会から不適合の烙印を押される。そんなことをジブリを見ていていつも思うのだけれど、この作品はまさにそんな感じがした。いや、物語の構成やら筋やらからは脱線した感想だし、なんの根>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

3.0

原作を買ったけれど、推理小説は読んでいて頭が混乱するから先に映画を見ようとTSUTAYAでレンタルして借りた。

これが駄目だった。
映画だと余計に混乱してしまって筋が読めなくなるし、なんだかポアロの
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.6

構成自体はパーフェクトワールドに似てる。

個人的に面白いなって思えるのがオチの部分にひっかかるから詳細は控えるけれど、自分が尊敬できる人がイチイチ自分の人生に対してツッコミを入れるって考え方。まぁ、
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コードギアス 亡国のアキト/最終章 愛シキモノタチヘ(2016年製作の映画)

2.0

「コードギアス 反逆のルルーシュ」の魅力は、ただ一人の人間の行動に世界が影響されるスケールの大きさだったように思う。
その壮大さも、そこから生じる重圧も、葛藤も、矛盾も、非常に分かりやすい構図で表して
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.8

親が転勤族に分類される職に就いているなんて今の時代珍しくもなんともない。
しかし、舞台が東京の、それも世田谷区。

東京都世田谷区出身の転勤族の自分には「自分のための作品なんじゃないか」、そんな自惚れ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.4

消費を神話化することに対する嫌悪感だけで全力で走りきった作品。

守銭奴の俺だけど、消費を神話化してしまっているが故に抑えているのかもしれない。そう考えれば決して遠い話ではない気がする。

それをまず
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.2

「マイノリティに権利を」「多様性に尊重を」なんて言葉を誰しも平気に何気なく声高らかに主張する。言っている方も聞いてる方も気持ちが良い。みんな大好きお流行りのWin-Win。

「ちゃんと心の底から思っ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

洋画を見る時はいつも特別な事情でもない限り、吹替字幕付きで見るようにしている。吹替があれば集中力が切れた時に紅茶でも淹れるかと席を立ってもセリフを追えるし、吹替と字幕の扱う日本語の違いを見てても楽しい>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.8

新海誠の作品は、小説を読んで改めて評価できることがある。

『秒速5センチメートル』は転勤族、『言の葉の庭』は高校をサボっていた経験が重なるので、新海誠作品には不思議と親近感が沸く。
(これらの作品ほ
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.4

カズオ・イシグロの『私を離さないで』、読もう読もうと思い続け早2年。もう映画でいいから見てしまえ、とDVDを再生させた。

臓器提供用の素体としての存在。オリジナルのためのコピーとして、約束された限り
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.2

トルーマン・カポーティ。『ティファニーで朝食を』をはじめ、『遠い声 遠い部屋』や『夜の樹』など、世界的名著と呼ばれる作品を生み出し、早熟の天才-恐るべき子供-と称された偉大な作家。この作品は『冷血』を>>続きを読む

ディック&ジェーン 復讐は最高!(2005年製作の映画)

3.4

ジム・キャリーらしいコメディ作品。

ジム・キャリーの勤める大企業、そこでの昇進に舞い上がるものの、会社の赤字が露見し倒産してしまう。一喜一憂の現実に自分を同化できずにいたが、家族の生活もあり再就職を
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.6

「恋人に振られ、その想い出のものを捨てる」みたいなのはよくある話。
辛い想い出をなかったことにしたい、それを発展させた設定。

現実的になれば、忘れるというのはどうでもよくなった結果に生まれる二次的な
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8月の家族たち(2013年製作の映画)

3.0

ユアン・マクレガー目当てで借りたけど、クリス・クーパーに全部持ってかれた、そんな作品。

父親の謎の自殺を経て、その葬儀のために集まった家族。母親、母親の妹とその家族。娘が3人、それぞれの家族もしくは
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