知春さんの映画レビュー・感想・評価

知春

知春

24歳。
ドイツで文化人類学やってます。

映画(675)
ドラマ(16)

フロウ 〜水が大企業に独占される!〜(2008年製作の映画)

4.0

7月5日に衆議院で水道法改正案が可決され、このドキュメンタリーで描かれている状況が日本でも現実化し始める。基本的な生命線である水を、利益対象にしてしまった場合、国が利益を度外視して再分配しなければなら>>続きを読む

セールスマン(2016年製作の映画)

5.0

この映画は感情的な制裁をめぐる「正義」の話しではないかと思う。しかし、主人公が自ら正義を行使しようと足掻いて一体何が残ったのだろう。そもそもアパートが壊されてなければ、ちゃんとドアフォンで確認しておけ>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

もしここでイギリスがダンケルク作戦を諦めていたら、今の世界はどのようになっていたのであろう。博識であったチャーチルが、ここでイギリスがナチス・ドイツに負けてしまうことの意味をよく分かっていたに違いない>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

4.0

ロシアがドーピングに絡んで、例えば平昌オリンピックに選手を送れなくなったことはニュースなどで知っていた。しかし、このドキュメンタリーで描かれている実態は想像以上に酷い。

最初は、ドーピングは実際にバ
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アウトフォックス 〜イラク戦争を導いたプロパガンダTV〜(2004年製作の映画)

4.0

日本でも政権に尻尾を千切れんばかりに振って、彼らの有利になるように報道するところは多い。そういったメディアや、インターネットで「美しい日本」や「憲法改正」を信じる人間がいかに多いかは、現在の社会情勢を>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.5

禁止されていることをやりたくなる。
ちょっとラカンの思想を思い出す。
最後の父親の台詞が(個人的に)感動的。

アイ・ウェイウェイは謝らない(2012年製作の映画)

4.5

「アートは人間の価値を認め、 より深く、そして、より広くコミュニケーションをとるための架け橋なのです」と彼がインタビューで答えていたが、この一言にこのアイウェイウェイという作家性が全て凝縮されている。>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.5

初のホン・サンス監督の作品。

「お嬢さん」絡みで、彼とその女優さんキム・ミンヒの浮気のこともどこかで読んでいたし、監督がそれを映画にしてカンヌに出展していたのも聞いていた。

ハネケやキューブリック
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

一体この映画は観客に対して、どこに視線を誘導させ、感情を一体化させているのか考えてみる。

ここで描かれるのは政治家や官僚といった日本の政治を実際に動かしている人間達だ。彼らが様々な(日本的)な障害に
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どことなくPostTruthを予感させるような映画。それが見終わった後、最初に抱いた印象でした。

この映画の製作中に、実際の演じた虎が過酷や撮影のため死んでしまったようだが、それも観客の欲望を写し出
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ソウルへGO!!(2015年製作の映画)

3.5

彼らと似たような社会背景を持つ者にとって、ここで集まる全員が同じ問題を抱えていたりするのが、少し考えさせる。各国の文化によってそれぞれ型どられた性格の奥にある、彼ら共通の問題が、やがて韓国という国自身>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

2.5

何の知識もない状態で鑑賞すると、随所に違和感をどこか覚えながらも、その映画的な技術の高さで何となく終わりまで見れてしまう。

しかし、その違和感、女性に対する描かれ方や、黒人問題、そもそもフォレスト・
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