堊さんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

堊

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カリフォルニア・ドリーミング(1978年製作の映画)

3.4

希釈した『アメリカングラフティ』。でもちゃんと将来と結婚、サーフィンと青春、夜の観覧車をバックにしたカーセックス、YA的な諸々のツボは抑えてる。ちゃんとナード三人組が海を見ながら女の悪口言い合うし。「>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

2.9

陰鬱云々おいといてエフェクト優先の作りとアップの多さが辛い。模倣されきってて自主映画っぽさすら漂う。
なんか速度に違和感あるなと思ったら全体的にフレームレートとシャッタースピードいじってるのね。
冒頭
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偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

4.0

面白いがオーソンウェルズのドヤ顔が浮かんでしまうようになっちまった(360度パンとか二度の長回しとか)
前半のテンポの良さとか家庭内の会話の一つ一つがノアバームバックっぽい。エポックメイキングすぎる作
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松ヶ根乱射事件(2006年製作の映画)

4.2

びっくりするくらい笑えてしまう。
トラックから流れる『1993』とか、氷を切り裂く音とか、パスカルズとかボアダムズは言わずもがな、変な音が残る。
あぐらをかき、背中を向け、見つめるだけで言葉を発せずと
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ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン(2013年製作の映画)

4.0

最近ある1分流れて次の曲〜って感じの音楽ドキュメンタリーじゃなくてきちんと聴かせる作りになってて本当によかった。これこそ映画館で観たいのう。
会場の工事現場とファンのインタビューが交互に提示されてゴリ
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不良少年(1961年製作の映画)

3.5

「おらぁ銀座を歩いたことがない。護送車の窓から見ただけだ」
モノローグからはじまる冒頭と武満徹の音楽にブチ上がって見ていたが、少年たちの「この野郎」以外何喋ってるかマジでわからん。
『長距離走者の孤独
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.6

うんこみたいなteenage fanclubの使い方。ジャキジャキにカットするのはやめてくれっぴ…………

主人公が家に帰ってドルチェ〜って一人で猫と触れ合う姿が印象的。
"ヤングアダルト"なんてタイ
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僕と彼女とオーソン・ウェルズ(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

リンクレイター最高傑作。
「これこそがオーソンウェルズの時間なんだ。この時間こそが…」

リンクレイター脚本じゃないのが信じられないくらいリンクレイターしてる。
"異次元"だとか女の子の部屋にいるドキ
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亜人(2017年製作の映画)

1.5

大林宣彦三画面スプリットスクリーンクッソ笑った。
明らかな編集ミスが数カ所ある。

IGと本広克行………フリクリ2…………

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.0

西田敏行のシワとか諸々がヤバすぎてシャブやりすぎた老人にしか見えない。

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

3.8

最高。これってハルヒの『消失』じゃんって思いながら観てた。そのまま冒頭15分が続いても。

グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)

4.0

クソ面白い。ちゃんと飛ぶし。何がどうなってアパトーギャング一派でやることになったのかが一番知りたい。そしてキャメロンディアスがいらなすぎる。

爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

3.9

"何かを伝えたいけれど何も伝えることができない"キチガイ弟の姿って『告白』とかの町田康まんまだなって今となっては言えてしまうような

オーソン・ウェルズの フェイク(1975年製作の映画)

4.7

脳がかっ開いていく編集。
事実も虚構も宙吊りにされて、本当にウェルズが宙吊りにするのがサイコー。

エクソシスト3(1977年製作の映画)

1.9

本家エクソシスト3と間違えた……………パチモンかよ………………
渋谷ツタヤだと2本並んでるので被害者は絶対たくさんいるはず…………………
一ミリも面白くなさすぎて黒沢清キチガイかよって思いながら観てた
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吐きだめの悪魔(1986年製作の映画)

3.0

冒頭のトレインスポッティングみたいな横移動と画面内の登場人物が何かしらの青を身につけてる下品なニコラスレイみたいな色彩感覚はすごい。
物語らしい物語がない下品なコント映像集みたいなもんだがときおり謎の
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

5.0


怪作
「それであなたがここにいる理由は?」
「俺はまだ夢から覚めないままだ」

2009年のビューティフルドリーマー

本作はガラケーが重要なシーンで用いられた一番最後のアニメーションかもしれない。
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ツクシのエロいい話(2012年製作の映画)

4.0

初城定秀夫。
出来損ないの浅野忠信みたいなのに奉仕する言ってしまえばよくある話なのだが省略の仕方がとにかくカッコいい。
エモすぎるテロップ芸とバディホリーで踊るのがブチ上がる。

狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

4.2

スローモーションで三分の一ほどのシーンが覆われてるはずなのに体感時間はマッハ。
いつも思うんだがアジアの映画エンドロール短すぎないか?

色情団地妻 ダブル失神/わ・れ・め/笑い虫(2006年製作の映画)

3.9

左右非対称の目。堀禎一作品の主演の顔をしている。
中盤の手撮りでの長回しがいい味出してる。
汚ねぇババアが公園で踊りながら乳を出すシーンとシャドーボクシングのカッティングの凄さ

「世界よ、世界!」
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北野武 神出鬼没(1999年製作の映画)

4.0

これと三島賞会見以外で動く蓮實がほぼ見れないのが辛すぎる

実演!淫力魔人 イギー&ザ・ストゥージズ(2011年製作の映画)

4.0

「またねと言ってもいいし、お疲れと言ってもいい。でも俺が本当に言いたいのはつまらないってこと。ひとりぼっちは」

最初にローパワーを"淫力魔人"って訳した人、ボウイのziggy stardustを"屈
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あみこ(2017年製作の映画)

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ハルハートリーとエドワードヤンの引用が引用まんますぎる。あと圧倒的山戸結希。
横断歩道の横顔と「女の子には365日のうち1日くらい〜」がよかった。

池袋のくだりとかスパゲッティのくだりはちょっと…さ
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犯す!(1976年製作の映画)

3.6

エレベーター内レイプの俯瞰ショットがキマってる。エレベーター内だけでこんなに自由に撮れるなんて…
とにかくカッコいいとしか言いようがないオープニングとラスト。音にこだわりまくる長谷部監督らしく劇中の様
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バーニング(1981年製作の映画)

3.7

イットフォローズ並みの青春映画。
二度と戻らない青春の一場面、湖畔のサマーキャンプを鮮やかに撮ることでハサミ男の醜男っぷりが際立つであろうという可能性に賭けてる。
前半40分は延々キャンプ描写が続く。
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ブラック・ムーン(1975年製作の映画)

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一ミリもわけわからんが動物を轢き殺す冒頭と謎の軍隊にブチ上がる。

女児が死にかけの老婆に「お乳は出ないけれど…」と膨らみかけの乳頭を差し出すところ、二兆点。

いきなりテロップで「本作はわけわかんな
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