喧嘩の美点は仲直りができることさんの映画レビュー・感想・評価

喧嘩の美点は仲直りができること

喧嘩の美点は仲直りができること

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

ハチャメチャで楽しいです。
コングの知的な部分が多く観れます。対してゴジラの殺意MAXな態度が面白いです。
敵怪獣のスカーキング、シーモもかっこいいです。特にスカーキングとゴジラの初戦はかっこいいです
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.5

全編がモンタージュのように構成された映画でした。
回想やニュースシーンなどが実際のパロディのように作られているのが特徴的です。
人物のハイテンションな言動やサイケデリックな色彩によって現実感のない浮遊
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プラトーン(1986年製作の映画)

5.0

徹底したリアリティで陰惨な戦場を描いた映画です。反戦がテーマですが、さらに踏み込んで人の持つ逃れ難い業が描かれます。
バーンズとエリアスという人物が人間の二面性を象徴しています。主人公は清廉なエリアス
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メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)

3.0

プリンセスものの魔女は大体がヴィランと相場が決まっていますが大分まともな魔女なのが面白かったです。ただアフターケアがおざなりだったので、もう少し具体的なアドバイスが欲しいところだと思いました。
あと方
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ハンナ(2011年製作の映画)

5.0

最序盤のタイトル演出がめちゃくちゃカッコいいです。
アクションもさることながらロードムービー要素もあり、緩急の付け方が上手くダレることなく観れました。
どの登場人物もキャラが濃く、殺し屋やCIAなど魅
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.0

叶わなかった願い、伝えられなかったことに対する後悔を主人公の撮る映画の中で自覚的に描く表現が面白いです。
終盤、沿岸の会話が良かったです。

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.0

冒頭のトロンにテンション上がりました。
ゲームキャラ以外にもディズニーキャラの出演が増えています。特にプリンセスのメタい会話が面白かったです。
ストーリー自体は前作とあまり変わらない展開だと感じました
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.0

実際のキャラクターの出演が嬉しいです。
電源タップがターミナル駅になっているなどの設定もワクワクします。
シュガー・ラッシュの世界観がとてもキュートで可愛いです。テーマソングもピッタリです。ヴァネロペ
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ダンボ(1941年製作の映画)

2.5

ダンボがとても可愛いです。
後半はミュージカル調で、サイケな感じが印象的でした。

陽炎座(1981年製作の映画)

5.0

人の業、陰のある情念、愛情の裏返しとしての恨み、こうした仄暗さが美しく描き出されていました。江戸川乱歩や夢野久作など大正時代の耽美的な文学の美学を感じさせます。
人間の負の側面を芸術的に描くことで、逃
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

5.0

物語もさることながらピアノによる劇伴が素晴らしいです。画面以上の訴求力があります。『楽しみを希う心』には、それのみで作品を成り立たせるほどの力を感じます。
ヒロインの蠱惑が徐々に漏れ出る表現も印象的で
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

序盤からとても引き込まれました。UFO襲来のスピード感がワクワクしました。
日常との緩急もよく、彼女たちの掛け合いも観ていて飽きません。
特に〝おんたん〟のエキセントリックなキャラが楽しいです。容姿言
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東京暮色(1957年製作の映画)

4.0

親子の暗い絆がテーマです。
時代背景もありますが、家族という不可分の繋がりを「血縁の呪い」のように、個人に付き纏うものとして描かれます。
現代でこそ血縁関係の力は昔ほど強くないものの、公開当時は分かち
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市子(2023年製作の映画)

5.0

サスペンスフルな展開に引き込まれました。
徐々に市子の正体と過去が明かされていくに連れて悲しさとやるせなさが込み上げてきました。
序盤の結婚届が終盤では全く違う意味を持つものとして描かれるシーンは感動
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リベリオン(2002年製作の映画)

5.0

ひたすらに「カッコいい」の連続です。
ガン=カタがかっこよすぎます。今すぐ拳銃を2丁もって真似したくなります。
主人公が感情を取り戻していく過程も面白く、社会の中で隠匿しつつ生活する様子はドキドキでし
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.0

松田優作が怖いです。眼力に異様さがあり、不気味でありながらも引き込まれる魅力があります。
終盤の完全に狂った姿もとても印象的です。
実際の戦争の写真が挟まる演出は怖かったです。

スペル(2009年製作の映画)

3.0

ギャグ映画です。
可愛いヒロイン、怪しげな老婆etc...ホラーの鉄則をしっかりと押さえ、王道の展開ながらも行き過ぎた演出が恐怖を飛び越え笑劇になっています。こういったことを意識的に描いており面白いで
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.0

裏社会は表の延長線上にある、という恐ろしさを描いています。表裏一体であり日常の中に闇がある怖さは実際的な怖さを感じさせます。
そして運転手のニコライが一番の見どころです。アクションシーンも見どころです
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.5

狡猾な犯人との攻防に引き込まれました。
終盤の煙だけがカラーのシーンはとても印象的です。
ラストの犯人との会話はエゴイストながらもとても悲痛でした。

プレデター2(1990年製作の映画)

3.0

刑事の執念がすごいです。
チラッとゼノモーフの頭蓋骨が出てきて驚きました。『AVP』の布石なのかなと思いました。

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思春期の内面を擬人化していて新鮮でした。
どの感情も皆ユニークで面白いです。主人公以外のキャラの感情も面白いです。
ビンボンが消えたのは結構びっくりでした。ディズニーやピクサーはどちらかと言えば忘れ去
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

オッペンハイマー個人に焦点を当てた極めて個人的な物語だと思いました。
公開を巡り話題になりましたが、過分にセンセーショナルを煽る映画ではないです。
科学に対する情熱とひたむきさ、反するように科学が引き
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.0

グロい、気持ち悪いの連続で最高でした。
昆虫型地球外生命体にバタバタと兵士が殺される様が爽快です。
ヒロインの嘔吐シーンと脳を吸い上げられるシーンが一番好きです。特にゲロをガッツリ吐いてる感じが良いで
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

前作よりも面白いです。
ヒロインとの恋模様を中心に描きつつ、スペクタクルさはスケールアップしています。
遠未来を背景としながらも、どこか民族的地続きを感じさせる世界観にとても引き込まれました。
ハンス
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ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)

4.0

グッゲンハイム美術館での銃撃シーンがとてもかっこいいです。共闘するところもとても良かったです。
演説中のシーンなど大きな組織の力を感じさせる演出が多いのもサスペンスフルでドキドキしました。
ラストのや
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TOKYO FIST 東京フィスト(1995年製作の映画)

5.0

主人公達のどうにもならない衝動の発露がモラトリアムを感じさせます。
身体的な痛々しさが全面に押し出されており「殴られると痛い」がテーマになっています。
コンクリートに頭を打ち付ける主人公に代わりヒロイ
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HIDEO KOJIMA:CONNECTING WORLDS(2023年製作の映画)

4.0

小島秀夫監督のドキュメンタリーは多いですが、本作はゲームの制作過程ではなく作家性に焦点を当てています。
本人からの弁だけでなく関係者へのインタビューも多く、これまでとは違った監督像を知ることができまし
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

4.0

エキゾチックながらもどこか日本風の懐かしさを感じる町並みが良かったです。
全体的に独特な雰囲気ながらもストーリー自体はストレートなバディものでした。
個人的にはヤクザのネズミが好きなキャラクターです。
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

音楽が明るく、ノリが良くて印象的でした。
『キングスマン』と同じポップでリズミカルな殺人が音楽とマッチしており、観ていて面白いです。
スケートの場面や終盤のダンスシーンなどユニークな戦闘が盛りだくさん
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

個人の中にある実像と実際が乖離していく怖さを感じました。親しい人の知らない部分、知りたくなかった一面を知ってしまった感覚と似てます。
一つの事象を多角的に見る構成は『羅生門』と似ていますが本作は一個人
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

5.0

グロい・痛い・怖いがぎゅうぎゅうに詰まった最高のスプラッターゾンビ映画でした。
ゾンビがとても怖いです。走る上に理性もあるというのは恐怖以外の何物でもないですが、ユニークで面白かったです。
ゴア表現も
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.0

松田優作の掴みどころがない雰囲気が怖いです。主人公一家の全体的な違和感も印象的です。
終盤のカオスな食事シーンが面白いです。硬直した関係が口論と無茶苦茶な食べ方に伴って崩れていく様子がコミカルに表現さ
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欲望(1966年製作の映画)

4.5

ナンセンスな映画です。
写真は時間を切り取り静止させたもの。その極点のメタファーとして死体が描かれています。静止に関するこだわりは主人公のモデル達に対する「動くな」「目を閉じていろ」等のセリフからも伺
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スプラッターホラー然とした展開からの、中盤以降の切り返しにびっくりでした。
復讐を動機としていながらも、淡々と殺しを行う様子と冗談半分の感じが猛者感あって良かったです。
ラスボスの一ノ瀬ワタルが何気に
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

兄弟によるヒーロー活動に加えて、フレディの恋模様も描かれています。
フレディと恋に落ちるアトラスの娘、三姉妹のアンが可愛いです。ヒーローとヴィランの恋にキュンキュンしました。
前作の七つの大罪が可愛く
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

ヴィランということで殺人も厭わない姿勢が爽快でした。
JSAの最初の独善的ないけ好かないヒーロー感も良かったです。
ヴィランながらも己の信念にしたがい人々を助けようとする姿がかっこよく、唯我独尊な態度
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