古さを全く感じさせず、非常に面白かったです。戦争の話で、ラストがあんななのに、何故かさわやかな感じ。捕虜としての青春を感じさせる。どんな青春だ。いやでもそれを体現してるのが、スティーブ・マックイーンな>>続きを読む
すげえ。ヒリヒリする。すごいけどあんまり観返したくない。針の振り切れる精神てのはどうにもやりきれない。
知的障害者を家族に持つ、というのはどれだけの重荷なんだろう。そうはいっても個人は自由だ、そうはいっても家族に責任はある、どちらの言葉も本当で、どうなりたいかと考えた答えは「いい人になりたい」ということ>>続きを読む
物語は70年代冒険活劇でありながら、独特の絵柄とシチュエーション、フランス文化漂う演出によって新しい映画に生まれ変わる。冒頭の孫に自転車を買うまでの演出がすんごい好きです。
映画自体はぬるめのコメディ。ロック版「スウィングガールズ」?でも脚本はもっと弱い。でも代わりはジャックブラック。この人ひとりで独壇場。どっちにしろラストのライヴがありかどうかで評価が決まる感じ。僕はあ>>続きを読む
中谷美紀すげえ。感情の起伏に鬼気迫るものを感じる。コメディ部分は最初こそ上滑りを感じたけど、松子の転落とともにマッチしていった。悲劇を笑いの観点でみせるというのは日本人が一番うまいんじゃないだろうか。>>続きを読む
黒澤映画。いつの時代も死ぬその時まで生きる意味は分からないのかも。生きたいよなあ。いや、生きなきゃなあ。
一応コメディなんだろうけど、身につまされて笑えない。でもその理屈っぽさに共感するかと言ったら文化の違いのせいかしっくり来ない。アメリカに生まれてたらど真ん中だったのかも。
ドラッグの退廃的な空気ってのはどうにも好きになれません。でもラストの金を手に入れてからの仲間内の心理描写は良かった。
トム・ハンクス脚本、監督。安い。安いよ、トム・ハンクス。でもビートルズ意識しまくりの劇中歌はそんなに嫌いじゃなかったり。
「スウィングガールズ」と同時期に話題になったので、勝手にそんな感じとおもってたんだけど、むしろスウィングガールズがそぎ落とした高校生らしさをみせた映画だった。むー、分かるけど、ちょっとしんどい。なには>>続きを読む
テリー・ギリアム=モンティ・パイソンなのね。ブラックな印象は確かにそうだ。でもやっぱ個人的に合わない。ただまあこの人は映画を撮るほうが絶対正しいだろうな、とは思った。
相変わらずの高値安定、ピクサー。レースシーンはリッジレーサーか、はたまたグランツーリスモか。ゲームスタッフの感想が聞きたい。ラストはちょっと不満だけど、どっちでもいいっちゃいいのかもな。あと同時上映の>>続きを読む
おじい、かっこいい。そりゃあいろいろ思うところはあるだろうよ。でもそんなことおくびにも出さず、おばあの腰をいたわってやればいいのよ。マッサージチェアを買えばいいのよ。それにしても沖縄の空気は反則だ。
原作の印象的なシーンを映画用に再構築した感じ。漫画そのままを持ってくると生じる過剰演出はあまり無かった。アウトだったのは藤原兄弟と真山のストーカーくらいかな。逆に一番心配していた森田のキャラは血肉が通>>続きを読む
オダギリジョーの自由奔放な弟と香川照之の実直な兄。その微細で無意識な関係性の感情を法廷という論理のもと暴き出す。しかし理詰めでどこまで詰めていっても、無意識ゆえに表出されない暗い感情。ただし表出されな>>続きを読む
ノスタルジーと家族愛、ていう反則もいいとこの題材だけど、これを観る人はそのつもりで観てるはずだからそれでいいんです。むしろそこに注力してVFXを使ったことが最大の功績でしょう。
エンターテイメントとして、素晴らしい。11対1の評決を覆すカタルシス。しかしエンターテイメントにするには、重い。最後の最後までいっても分からない、ということが分かるのみ。それでも判決を下さなければなら>>続きを読む
ゲイの老人ホームという特殊な空間は、ゲイの人たちのマイノリティーの問題と死という普遍的な問題の両面を突きつけられて、真摯に考えさせられる場をつくり出す。そしてそれぞれの解決法は、マイノリティーには社会>>続きを読む
実話を元にしたホラー+法廷モノ。ホラーは所詮怖いもの勝ちだな。それでいて怖いのはちょい苦手なのでじゃあ観るなよ、て話なんだけど。これは結果あんまし怖くなくて、実話だろうがなんだろうがそれではホラーとし>>続きを読む
子供の頃から鍛錬が必要なものの夢の実現が難しいのは子供の力ではどうしようもない事情があったり、本当に自分がやりたいのか分からなかったり、やりたいと思ってもそれが上手く表現できなかったり、そういうことが>>続きを読む
相当覚悟していったので、さすがにその覚悟を下回ることはなかった。でもこれ期待してたら確実に裏切られるよな。なんといってもアニメーションが下手だ。後半こそだいぶ持ち直したけど、序盤は本当にどうなることか>>続きを読む
心理的な不安の煽り方が素晴らしい。タイトル通りサイコサスペンスの祖とも言うべき。DVDの特典で当時のニュースが入ってて、映画館で途中から入場するのを禁止したのがこの映画が始まり、というようなことをやっ>>続きを読む
ラストシーンが全てだな、これは。でもそのラストでそれまでの2時間が還元されるか、て言ったらNOだった。スラム街や黒人に対する時代背景が今の日本人の自分にしっくり来ないからかなあ。ロバート・デ・ニーロは>>続きを読む
戦時中の恋物語ということで、原田知世、本上まなみ、永瀬正敏、小林薫、と時代にマッチしたキャスティングは良いのだが、ひとまわり年齢が上じゃないのか?小林薫はふたまわり上のような気が。その時代の清廉さを感>>続きを読む
笑ってしまうほどSF。これをもってSFのスタンダードになったんだろうな。コンピュータとかの未来感はほぼ壊滅状態でありながらも、SFとして破錠しないことが凄い。あとはやっぱギーガーのデザインか。
SFもいろいろとややこしくなってきて、落としどころが難しくなってくる。これまた落としきれなかった感じ。そんなことよりその世界観を観ろ!ていうのがSFファンの言い分かもしれないが。その世界観は押井か大友>>続きを読む
なるほど、タランティーノはプロダクションI.G.に通じる訳か。でも正直その世界観は分かってやってるよね?これ。分かってなかったら本当にイタいんだが。アニメのほうがアリな気がする。
田辺誠一がゲイの役というハマりっぷりだが、相方のほうがもっとハマってたり。でもゲイに関しては話をつくる手段であって、そこから生まれる人間関係の軋轢こそが主題。序盤こそちぐはぐな感じだったけど、主役3人>>続きを読む
うん、まあ、物語に結末をね。ぶっちゃけ1本にまとめるべきだよね。僕には苦手なタイプでした。
面白かった。立ち上がりこそちょっと時間がかかったが、舞台が出来上がったら非常に良かった。笑いの方法論はどこの国でも同じだな。ただ何を軸にするかが異なってくる。モンティ・パイソンにはイギリス文化がついて>>続きを読む
障害者の恋物語。でもそれゆえの恋物語ではない。ラストの理由は障害だけではないのではないか。それこそ「いろいろ」こそが本当の理由で、ただし「いろいろ」を生み出す環境が障害という状況にあった可能性は大いに>>続きを読む
「コープスブライド」よりかなり前になるので、さすがにアニメーション技術は落ちる。が、世界観とかはこっちのほうが好きだ。人間側から攻めていったコープスブライドより、お化け側から攻めていってるのがあの独特>>続きを読む
ジャック・ブラック主演。ジャック・ブラックがプロレスラーという魅せるエンターテイメントの共通項。話の流れもプロレス的で、テンポと演出を大事にする感じ。それでいてしらけさせないのはジャック・ブラックのな>>続きを読む
うーん、もともと苦手意識が先なのか、本質的にダメなのかは分からないけど、やっぱりギャング映画って合わないなあ。歴史的大作という雰囲気は感じるけど、それ以上には全然ピンとこない。ごめんなさい、としか言い>>続きを読む
人の意識に潜り込む穴、という奇抜な発想はそれはそれでいいんだけど、それに輪をかけて周りの設定も複雑で、元が奇抜なだけに周りはもっとシンプルでもよかったかな、とも思う。妙なせわしなさがあって疲れてしまっ>>続きを読む