KAIRIさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

"なんもかんもぶっ壊れりゃええんじゃ!!"


これは警察対ヤクザ、正義と悪の闘いなんかじゃなくて

狂気と凶気のぶつかり合い

タイトルの通りバイオレンスさをはじめ前作から映画のレベルがぶち上がっ
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.2

"勘違いするなよ これは戦争だ"

渋谷の爆破シーンなどひとつひとつのシーンは凄いこだわりがあって丁寧に作ってる感じがする

けど全体で見ると少し雑な感じも否めない

観ていて思ったのは

恵比寿で
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.5

"たったコーヒー1杯分の時間でも、心は変わる"


とある喫茶店でコーヒーを飲みきるまでの束の間の時間、そのあいだだけ時間を飛び越えることが出来るというタイムリープもの
タイムリープで過去を見つめなお
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ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

3.2

ぼくらの7日間戦争

夏休みに観るのにはちょうど良い爽やかさの映画

テンポ感は良いけれど、ちょっと話が急展開すぎてついていけなくなりそうになるところもあるけれど、クライマックスのシーンは綺麗だし、ひ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

"ははーん、これちょっとヤバいやつだな"

女の子2人の"日常系"殺し屋映画
ふわっふわにゆるくて、最高にクール

ストーリーパートを日常系の漫画家さんが担当した格闘ゲームみたいな映画で、ガンアクショ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

"いい日ではなく、素晴らしい日に!"


ライアンレイノルズ演じる銀行窓口係の"ガイ"はオンラインゲームのNPC。ドラクエでいうところの村人A、つまりモブキャラ。
毎日毎時間、銀行強盗に襲われる平凡な
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.6

葉を紡ぐ ハジける泡と 花が咲く


俳句×レコード×青春 映画!

コミュ障な俳句好きな少年チェリーと矯正器具を隠すためずっとマスクをつけている少女スマイル
ふたりと個性的な仲間たちが織りなす、ひた
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.9

日和ってる奴いる?いねえよなぁ!


原作未読!アニメも未視聴!
キャラの名前を一人も知らない!

そんな状態で見たはずなのに、なぜか「吉沢亮はハマり役」と思ってしまいました

そして映画としてシンプ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

“It's true./私を信じて"

言わずとしれた、怪獣の王が対決する映画。もう始まりから終わりまでずっとワクワクさせてくれます。

原始の人間がコングなのだとしたら、ゴジラが神話的存在で、メカゴ
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.8

"映画を1000本も見れば、世界に分からないことなどない"と言う父親
vs
"1000の事件を研究すれば分からないことなどない"と言う警察局長

暴行をして撮った動画をネタに脅迫にやってきた加害者の少
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.9

仕事をする(殺す)ことを禁じられた最強の殺し屋ファブルの映画第二弾!

敵も違うし、基本の設定だけ知っておけば今作から見ても楽しめる!
だからナンバリングされてないのかも

タイトルの出し方からカッコ
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

-

「いい焼肉屋は、白いお肉が美味しいんだよ」


売れないフリーカメラマンと被写体になった女の子のサブカル青春キラキラ恋愛映画をポスターなどから想像していました

キラキラはしてなかった、かな

田中ユ
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.7

古典名作SF小説を映画化した作品

それゆえか、めちゃくちゃ真っ直ぐにSFしてる映画でした

物語の意外性みたいなのは少ない気がしたけれど、SFと聞いて「難しそう」ってイメージを持つ人でも素直に楽しめ
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Arc アーク(2021年製作の映画)

3.8

この映画では宇宙でのバトルもないしデロリアンにも乗らないしスーパーヒーローも出てきません。
宇宙やタイムマシンが出るようなド派手なSFとはかけ離れているかもしれないけど、これから歩いていく先に地続きに
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.9

マンガをテーマにしたサイコサスペンス映画

面白かった!
Fukaseのサイコキラーの演技が想像以上によくて、初演技とは思えないほど!

ストーリー自体は予想できる部分はありつつも、ベタな展開には決し
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

極上のエンタメ体験がここから始まる


舞台装飾は客席側を除く三方を囲う鎖のカーテンのみでグレー一色というミニマルなステージ
グレーのシャツにセットアップで揃えた煌びやかさの対極にあるような衣装

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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

"私は生まれつき最高で 最悪"

70'sロンドンのお洒落な空気感を醸し出す美術
クールな音楽!テンション上がる衣装!
そして、ひりつくような感性と技術での殴り合い!


「101匹わんちゃん」の
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裏ゾッキ(2021年製作の映画)

3.9

「裏ゾッキ」これは映画「ゾッキ」制作の裏側を描いた、ドタバタドキュメンタリー映画

...なんかじゃなかった


もちろんゾッキを作る上で直面したさまざまな問題やそれを乗り越える様子、撮影地蒲郡市がど
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明日の食卓(2021年製作の映画)

3.6

"石橋ユウ"という同じ名前の子どもを持つ、3人の母親と家族の物語

描かれる家族の情景は三者三様
共通しているのは、子どもをたまらなく愛しているということ。だけど、その気持ちをちゃんと伝えられずにいる
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

変わりゆく自分を自覚出来ないのは、どれほどの恐怖なのだろう


この映画はどこまでを伝えていいのかの線引きが難しい気がする
ネタバレを書くつもりはないですけど、映画を楽しみたいひとはレビューなんて読ん
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いのちの停車場(2021年製作の映画)

3.4

在宅医療の現場で紡がれるいくつかの命の物語

在宅医療と一言でいっても、そこにある物語は多様で、治療の選択、幸せな見送り方、小児医療、そして終末医療まで...

「命は誰のもの?」という大きくも強い問
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.9

「"普通"なんてつまらない言葉使ってんじゃないわよ」

映画プロデューサーである銀幕の申し子ポンポさんと映画オタクで監督デビューのジーンくん、新人女優のナタリー...たくさんの魅力的なキャラたちが織り
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

If anything happens I love you.
愛してるって言っておくね

セリフのない世界観で際立つ「音」

12分という短い時間で描かれる喪失と絶望、そして再起の物語

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

-

繰り返される死

人種差別の問題をループものとして描いた30分ほどの映画

全てはエンディングへと収束しメッセージを伝えるための手法のようだけど、問題提起の仕方としてこの表現は合ってるのかなって疑問は
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.9

「ヘンテコ上等!!」

人工知能の反乱に立ち向かうのは、唯一反乱の手から逃げたヘンテコ家族!?
という、日本人には馴染み深い春日部の彼らみたいな座組みの家族が主人公

nyancatにTEMPURA
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.7

「時間が止まればいいと思った」

Amazon制作のタイムリープ ラブロマンス

マークとマーガレット、毎日髪型も服装も違う、新しい自分として繰り返しの毎日の中で「小さな奇跡」を見つけていく姿をみて
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.4

実写化不可能との声も上がっていた漫画の実写化作品

綾野剛が演じるのは、頭蓋骨に孔を開けるトレパネーション手術によって、人の深層心理が具現化した姿(=ホムンクルス)が見えるようになる記憶喪失のホームレ
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.6

「食べ物を盗んだのか?」

モンスターが現れ、地下へと追いやられた人類の生き残りのひとりジョエル

無線が直せて、美味しいスープが作れるだけのジョエルが愛し君を訪ねて地上をゆく七日間の冒険譚

ボーイ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

「パラシュートでも着けたらどうだ?」

ガイリッチー監督の原点回帰とも言われてる、クライムサスペンス映画

人がやたらめったら死ぬし、Fワードも出まくるのに何故かお洒落
「オシャレ」というより「お洒落
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.3

「そんな一言で人の一生を言い表わせるわけがないんだよ」

「Mank」を観る前の予習として鑑賞

恐らく今では当たり前になった手法などがふんだんに使われていて、革新的な作品なんだと思う
マンガでいうと
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

「静寂の瞬間こそ心の平穏を得られる場所。そして、その場所は決して君を見捨てない。」

突然耳が聴こえなくなったバンドのドラマー、ルーベン。
音が奪われることは、彼にとって音楽も恋人も人生も...すべて
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