かめこさんの映画レビュー・感想・評価

かめこ

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

動機。
青山剛昌先生アベンジャーズって感じか?『コナン』20巻くらいまでしか読んでないから劇場のテンションに置いてけぼり。
キッドと新一も似てるけど、初めて見た沖田君とやらも大概似てるのでは。
ストー
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in-side-out(2020年製作の映画)

2.5

すごい気持ち悪い。
ただずっとサカナクションの歌詞になりそうな男の独り言を聴く作品でした。普通に気ぃ狂いそうだけど音楽に乗せたらなんかそれっぽくなるかな思ってたら最後ほんとに歌い始めて草。
監督名を見
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GET SET GO(2020年製作の映画)

2.5

思春期の味。
ハードボイルドで男性向けなそれなのか…?残念ながら自分には全然刺さらなかったようです。
冒頭は引き込まれたのにひゃっはー系のデスゲーム主催者みたいなの出てきて一気に萎えてしまった。あんな
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そそがれ(2020年製作の映画)

3.5

秘密。
白石隼也さんをあまり存じ上げないのですが(後で調べたら『東京喰種』に出てた!)前2作より断然好みでした。限られた時間と少ない予算の中で、後悔やら恥やら心の葛藤を描くという点ではすごくショートフ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

シーツ。
登場人物が多いと聞いたからちゃんと予習したのに…それでも多すぎるんじゃ!
題材的に日本の話題が出てくるとどうしても緊張感が走りますね。某シーンで大喜びしてるところを見てこれが戦争なんだとなっ
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.5

番号。
知ったきっかけがXでの某タグだったのでなんとなくじわじわと違和感を抱きます(ゆーて予想は外れた)
90歳おじいさんのロードムービーでも成立する気がするけど、題材的にもそうはさせない。この辺りの
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

絶対。
ノーマークだったけど感性の合う友人に勧められたとあれば。何より今月最終日にして初映画館の補正もあって楽しすぎた〜!
と、言っても2部作なので後章を観てからの最終スコア確定でしょうか。
アニメキ
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狎鴎亭(アックジョン)スターダム(2022年製作の映画)

3.0

感謝。
みんな大好きマ・ドンソク兄貴×『賢い医師生活』99ズの1人チョン・ギョンホさん。そして『犯罪都市』の製作チームと期待しかなかったのに肝心なストーリーがぁ…。
2人とも商売人とは思えないくらいア
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草の響き(2021年製作の映画)

3.5

光。
ポスターのシーンが両方印象的。去年はふくよかな姿(『Winny』)やワイルドな姿(『福田村事件』)の東出昌大さんを見てきたのでこの巨体が蹲って小さくなってる姿、来るものがあります。
毎日走って健
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

改革者。
マット・デイモンさん、ガチで増量したのかファットスーツなのかどっち!?いずれにしてもちゃんと冴えない中年のおじさんに扮しててすごかったです。
ご飯ものの次に好きなジャンルはお仕事ものなのでエ
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パレード(2024年製作の映画)

4.0

未練。
この題材のステレオタイプではあれど泣いちゃう…。災害時やそれ以外でも、見えていないだけで亡くなった側もこちらを探しているのかもしれない。
兎に角キャストが豪華で1人1人の表現に安定感があって繊
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ハルモニア(2024年製作の映画)

3.5

登場人物。
タイトルは調和を司る女神の名前。なんの繋がりかもわからないし、抱える悩みもばらばらな彼等がなんとなく一緒にいることから正にのタイトルだと思えました。
他の方のレビューにもある通り台詞で言わ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

夜について。
PMSもパニック障害もこんなに辛いの…。人格の変わり方が凄まじくて、しかも自分自身もその様を覚えてると思うと辛い。
それを乗り越える訳ではなく、抱えながらも生きていくという描き方が素晴ら
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

影。
先日観た韓国版が大層素晴らしかったのでオリジナルのこちらも。七月の方、高畑充希さんに激似では…?
ストーリーは概ね同じ筋ですが絵画に対しこちらはネット小説になってます。
韓国版の好きなシーンがバ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

罪悪感。
我々もきがへんになりそうです。
繋がりもない理不尽の連続に不安なのか不快なのかわからない感情が179分ずっと続く。何を見せられてるんじゃ…。でも個人的には『マザー!』の不条理さの方がいらつい
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

太陽。
とにかく2人の関係性が眩しくて、美しい。ポスターが全て良い。
キム・ダミさんに奔放な役をやらせたら正解すぎますね。わたくし好きな人の好きなところを語る仕草が大好きなのでミソのバイト先の一幕が大
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夜明け(2020年製作の映画)

2.5

道徳という名の化け物。
監督はどこかに出なきゃいけないルールの筈なのですが柄本佑さんを発見できず…w
アパートの家賃も払えず、都合の悪い時は寝たふりをするような男が正義を掲げてヒーローになろうとする様
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.5

主役。
主演の2人、きれっきれな姿しか見たことなかったから等身大の恋愛ものは新鮮でした。ソン・ソックさんは過去に2回リメイク作品で綾野剛さんの役柄を演じていることもありどこか同じにおいが。あのひょろり
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

民衆の棒。
生のマ・ドンソクオッパを5列目で見れたのでもう消えてもいいです…。この雄々しい肩幅や筋肉を以て抱き締められたい。
ストーリーに関してはまぁ安定の…悪くてやべぇやつがいる→ソクト刑事がぼこる
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

応答せよ。
『花束みたいな恋をした』で麦君絹ちゃんが好きだった今村夏子さん原作!お初。
今度旅行で行くし広島映画観るかみたいな気持ちで挑んだらいやこれはしんど…っ。
あらすじ的に風変わり、でもみんなに
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機械仕掛けの君(2020年製作の映画)

3.0

自我。
この短尺の中で壮大なテーマ。監督としてはお初であろうムッチ先輩…ではなく磯村勇斗さんが、SFを選んだ背景が気になりますね。
1番驚きを与えたかったであろうところはなんとなく予想できました。はっ
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あんた(2022年製作の映画)

4.0

味方。
千葉雄大さん、顔もいいし芝居もいいのに監督までできるとか何者。
友人に恋人ができた時に素直におめでとうって言いたいのにそれ以外の感情が出てきちゃって心ぐちゃぐちゃになる感覚わかります。優先順位
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同感〜時が交差する初恋〜(2022年製作の映画)

3.5

めちゃ友。
配信中の『私の夫と結婚して』でナ・イヌ氏にガチ惚れして…というベタな背景。同志500人はいそう。周りより5mくらい背高くて異次元でした。
割と古みのあるストーリーと思ったらリメイク作品。無
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.5

チーム。
あまりの記録のすごさに現実味がない。これが実話…えぐすぎます…。
競技に入るまでの展開早いなと思ったら何度も失敗し、その度に立ち上がるナイアドの精神力。割と傍若無人だった彼女が最後にああ言っ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

泣き虫。
A24っぽくない爽やかなポスター。
本編も1歩間違えばどろどろ三角関係になるのにみんな善人なのでそうはならない。怒鳴ったりもしないから終始凪いだ気持ちで鑑賞することができました。
自分は婚姻
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アキはハルとごはんを食べたい(2023年製作の映画)

3.0

ゼロ距離。
飯に釣られて原作を読んだので実写版も。
主演の2人は2.5次元の方々のかな。あまり精通してないので存じ上げなかったけどハルのビジュアルの再現度がいい感じ。
アキの方はもう少し現実に寄せたテ
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.5

ゴリラ。
『コンクリート・ユートピア』の同軸だったのですね!そっち観てないけどなんか設定似てるなー思ったら。まだ公開中なのにスピンオフ(?)出ることあるんだ。
安定のマ・ドンソク兄貴に釣られての鑑賞で
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

向上。
完璧な成長譚!新生児が好奇心をアクセルにどんどん外の世界を知っていく。とんでも設定や不安を煽る音楽、カメラワーク(魚眼レンズ?)なのにどこか爽やかさを纏う不思議。頻繁すぎる熱烈ジャンプ描写も経
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

緑。
噂には聞いてたけど救いようの欠片もなくて嫌な気持ちにしかならなかった…。月曜日に観るそれじゃなかったです。
人生最良の日と人生最悪の日は紙一重。悲しいことに暴力の前では富裕層も貧民層も誰も彼も平
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.5

役目。
実写化のお手本と言われるのも納得のクオリティ。原作ラブなので不安はありましたがどのキャラクターも再現度が高く、キレのあるアクションや壮大な音楽も大満足でした。みんな眼がキマってて最高。
中でも
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

元気。
『MIU404』の伊吹藍といい野木亜紀子さんの描く綾野剛さんが好きすぎる。
原作は試し読みレベルなのですが狂児がこんなに人たらしとは…。ちゃんとお礼言えるところも食べ方指摘するくらいお行儀いい
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.0

残り物。
『グラインドハウス』のフェイク予告から16年…誰が長編映画化されると予想したか!クレジットにクエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督の名前もあってにんまり。
覚悟はしてまし
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.5

使命。
『コブラ会』のミゲル君ことショロ・マリデュエニャさんが主人公!彼がアクションもので活躍してるだけで嬉しい。
コメディパートや終わり方含め古き良きアメコミって感じでシンプルに面白かったです。構え
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.5

不合理。
やっぱり何回観ても面白い!本作はクエンティン・タランティーノ監督作にしては珍しく短い100分以下なのでアルコールもお供に。冒頭のカフェでの無駄話から最高すぎました。
冒頭の『Little G
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.5

夢の中の夢。
かなり静かに進むし内輪の話ではあるので正直途中何度か意識が飛びましたが終わってからじわじわと老いの怖さが染み入る。死へのカウントダウンという意味では誰もが他人事でない話ですからね。
終始
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

臆病。
やたらと評判になっていたフィンランド映画。監督の復帰作なんですね。
淡々としながらも不器用に、進んでないようで少し前進する2人が愛おしい。もっと文明の利器を活用しろやと思いつつもアナログでもど
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