薫さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

薫

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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.2

高校生とは思えない質のイジメから、
ゴルフクラブで頭蓋フルスイングまで。

誰かをヒーローと崇める人も、
実は誰かにとってはヒーローだったり。
そんな循環は意外とすぐ見つかる。

何にもできない私に対
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.5

まさしく青くて痛くて脆い。
でもこじらせたほうが人生は楽しい。
大学生はとくに暇なんだから、
いくらでもこじらせたほうが良い。

良い未来でも悪い未来でも、
とにかく先が見えてしまうと、
絶望感とか、
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.6

2人の関係性がちゃんとそう見えた。
普通と異常のハイブリッド。
二刀流で生きなきゃいけない世の中。
普通とか一般的とかばっかり言うと、
異常なことができなくなりますよ?

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

3.5

今が愛おしいなら、
愛おしい瞬間があるのなら、
胸に焼き付けるだけじゃなくて、
シャッターも切らなきゃいけない。
思い出じゃなく証を残す。

誰かを想ってひく口紅とか、
気づけなかった自分を責めるとか
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Adam by Eve: A Live in Animation(2022年製作の映画)

2.0

長編MV。
言いたいことがあるんじゃなく、
見せたいものがあるだけ。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.9

クリープハイプのライブの翌日、
余韻そのままに鑑賞。

それなりの幸せも、
それなりのすれ違いも、
それなりにある普通のお話。
それなりのお話だからこそ、
たまにちょっと思い出すこともある。

そんな
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.5

無垢なAIに土屋太鳳の声がよくハマる。
予測できるものばかりに囲まれても、
ワクワクも幸せもすぐ頭打ちする。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.6

ハッキリさせたほうが良いことと、
曖昧なままのほうが良いこと。
前提が一つ変わるだけで、
人は人を憎むし、許し愛すこともある。

歩み寄らないと何も始まらない。
その当たり前だけは覆らない。

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.4

人には人の壁が反りたってて、
高さとかどうでも良くて、
超えても壊しても良い。
その過程がただ尊ばれるべき。

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.2

映画館だと凄い迫力だったんだろう。
海は昔からずっと綺麗で不安で未知。

七つの大罪 光に呪われし者たち(2021年製作の映画)

3.0

強さを表現するのが苦しそうなのが、
シーズン後半を見てる時を思い出して
懐かしくなった。

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

山田杏奈が無双している。
夢中になってしまった。
まずはこれにつきる。

世の中をシンプルに捉えるのか、
複雑なまま捉えるのか。
言いたいことがハッキリしていて、
とても良かった。
賛否の否も当然おり
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

原体験がフラッシュバックして、
目を逸らしたくなる瞬間が多々あった。
病気で弱る祖父と重ねて苦しかった。

父親側へ長時間感情移入したあとの、
あのラストシーン。
あの数分で思う娘の気持ち。
めちゃく
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空白(2021年製作の映画)

4.0

絶望はいつも突然訪れるし、
それによって気付かされる失望もある。
絶望のなかに生まれる希望は、
身近な誰かの一言によることもあれば、
見ず知らずの人による場合もある。
人間は相変わらず
どうしようもな
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

原作も実写も見ていないので、
比較云々はできないけど、良かった。

欲しいものに手を伸ばすことが、
当たり前にできることじゃなくなる。
さっきまで見てた世界なんて、
出来事一つ、見方一つで一瞬で変わる
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.6

ヨーロッパ企画の映画。
設定が面白い。
長回しがやはり圧巻。

見える未来が2分後だから、
非現実的だけど現実的なSFという、
まだあまり塗られていないマップに
侵食できたのかなと思った。

映画とし
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.6

明け方の若者たちの鑑賞後に視聴。
映画では想像させるに留めていた
描写の裏側が明らかにされていた。

映画との対比が散りばめられていて、
配信と合わせ技で楽しめるのは良い。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.6

マカロニえんぴつがピッタリ。
ヤングアダルトが長尺で流れる場面、
なんだかとてもよかった。

別に男だって引きずればいいし、
お互いに苦しんだっていい。
友達は気が合うやつだけ選べばいいし、
不謹慎な
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

失礼だな、純愛だよ。
原作の読者へ向けてのサプライズが
散りばめられててワクワクした。
黒閃はやっぱりブチ上がる。
謎も増えた。

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

2.8

まぁ人生に期待しすぎないで。
みんな違ってみんなどうでもいい。

モテキ(2011年製作の映画)

3.6

やっぱりおれには、
長澤まさみしかいない。
あ、童貞ではありません。

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.6

人生を長く生きていくと、
軽くなるものと重くなるものがある。
下流まで角を取りながら小さくなる石、
坂を転がり落ちていく雪だるま。

この映画は後者。
ズンときた。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

芸人はいつでもボケないとダメ。
伝説はいつも小さな小屋から。
ワクワクして温かかった。

ルートヴィヒに恋して(2019年製作の映画)

3.6

韓国から日本にきた監督。
文化の違いが生みだした映画。

音楽が大量消費される時代、
曲の背景に想いを馳せることも、
すっかり少なくなった気がする。

背景のある曲だから、
歌う人にも想いがある。
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いとみち(2020年製作の映画)

4.3

津軽弁全開の青森100%の映画。
駒井蓮という逸材に痺れる映画。

みんなにある小さな不安、
みんなが踏み出す小さな一歩。
明日からも頑張ろうと、
エンドロールの後に素直に思えた。

家でコーヒーで淹
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

4.2

理想がある。
現実はそうはいかないのに。
言いたいことがある。
現実は言えやしないのに。

冒頭に元恋人から結婚を打ち明けられ、
その時に絞り出した「おめでとう」。
終盤に夜が明けつつある海辺で、
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.6

空っぽは他人を気付かず傷つける。
空っぽは自分の勝手さに気付けない。
でも空っぽだって平気ではない。

愛が伝わるのにも時定数があって、
それは思ったより大きいから、
振り回されちゃう。困りもの。
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ゾンビスクール!(2014年製作の映画)

3.2

たまにこんな何も考えずに見れる
スカッと映画を求めてしまう。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.2

閉じられた世界だと、
常識もモノの感じ方も、
すべてが歪んでいく。
流れのない川の水は淀む。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.6

何でも頭に詰め込んでおくべき。
知識・音楽・目標、奪われないものを
一つでも多く身に付けないと。

GACKTが今全てを奪われても、
また同じ位置まで這い上がれる、
そんなことを言ってたのを思い出した
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