かすてらさんの映画レビュー・感想・評価

かすてら

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あずまんが大王 THE ANIMATION(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

TV版とは一部スタッフが異なる劇場版。
スラップスティックな演出・作画が良い。
色彩が少し濃いめ。

みつあみの神様(2015年製作の映画)

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朗読劇のアニメーションパートとして制作されたアニメ。
ディティールが控えめの抑制的な画面作り。板津匡覧監督でいえば『北極百貨店のコンシェルジュさん』に近い作風。端正な日常芝居が魅力。
人物にはセリフが
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山椒大夫(1954年製作の映画)

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名作。
後味が悪く、救いがないストーリー。悪徳豪族の山椒大夫を捕らえるカタルシスはあるものの……。
陰鬱な展開と相反するかのような美しい映像が印象的。計算され尽くした構図と陰影。
端正な芝居を長回しで
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ファイナルファンタジー(2001年製作の映画)

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ファイナルファンタジーを原作としたCGアニメ映画。
剣と魔法のファンタジーではなく、ほぼSF映画。クリスタルなどのFF用語やチョコボやモーグリなどのキャラクターも登場しない。ガイア理論を土台にしたスト
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裏窓(1954年製作の映画)

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自室の裏窓から見えた事件を推理していくワンシチュエーションのサスペンス。
主人公が足を怪我しており、自室のみでストーリーが展開される。
ラストのホラー演出が見事で、スリルを感じた。

ロボットカーニバル(1987年製作の映画)

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UHD Blu-rayで鑑賞。昔1度だけ観た。
当時の著名アニメーターが「ロボット」をテーマに集ったオムニバスOVA。玉石混交だが光る作品も多い。
80年代OVAらしい高密度作画が楽しめる梅津泰臣監督
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

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再上映企画で鑑賞。
10年ぶりくらいに観た。昔観た時よりも好印象を持った。
ストーリーは特段好みではないのだけれど、画作りに限っていえば本作が最も尖っていて好み。
写実的な背景やプロットに、現実らしか
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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IMAXで鑑賞。
原爆の父、オッペンハイマー博士の人生と苦悩を描く。会話劇メインだが、展開に次ぐ展開による緊張感で全くダレなかった。
原爆の発明・投下への謝罪というわけではなく、当時の空気感や起こって
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ストーカー(1979年製作の映画)

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幻想的な画作り、長回しとゆったりとした動作、落ち着いた音楽と効果音が眠りを誘うSF映画。
中盤の水面を映しながら下にPANしていくカットが強く印象に残っている。

らくだい魔女 フウカと闇の魔女(2023年製作の映画)

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児童文学のアニメ映画化。
1時間尺で展開が早め。ストーリーも映像の作りもあまりにも王道すぎて引っかかりがない。
どこか淡白な印象。もう少しキャラクターの人間関係や人となりが分かるような場面が欲しかった
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女は女である(1961年製作の映画)

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唐突なジャンプカットと音楽の使い方で意表を突かれる映画。
ストーリーやダイアログに特段の面白さは感じない。
大きめの電気スタンドを持ちながら本のタイトルで口論をするシーケンスが良かった。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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良かった。
日常と非日常を交互に見せることにより生まれるリアリティのある恐怖。
陰謀論やフェイクニュース、私刑は現在の社会問題と地続き。
背景美術が良い。
回想シーンはスタンダードサイズ(4:3)とな
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ずっと気だるいムードで会話が展開される。
カット割りがほぼないのでメリハリがない。
家で見ると集中力が続かない。劇場で見たら印象が変わるかも。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

再見。何度も見てる映画。
『イデオン発動篇』と『激動の昭和史 沖縄決戦』を見てからこれを見ると、想像以上にそれらの要素が強くて面白い。
地球規模のスケールで観客まで巻き込む派手さには見る度に驚かされる
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欲望(1966年製作の映画)

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公園で男女の逢い引きを隠し撮りしていたカメラマンの主人公。撮った写真を拡大してみると殺人現場が写りこんでいたというストーリー。
ただ、その事件を解決するような展開にはならず、最終的には撮った写真も死体
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スパルタカス(1960年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

戦闘シーンがすごい。視覚効果を交えたアクションがとにかく大迫力。序盤の闘技場シーンもいいけれど、やっぱり後半の決戦。
序盤の闘技場シーンでの壁越しの決闘のショットも印象に残っている。
ラストの妻が磔に
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

桐島というクラスの中心人物が部活を辞めたことから始まる出来事を描いた群像劇。
トリッキーな構成が面白い。
視線を見せるショットが多い。
登場人物たちが視線を運ぶ先には何があるのか、誰がいるのか。
キョ
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(2023年製作の映画)

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導入は面白いけれどオチがいまいち

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ネズミ捕りのちょっとおかしな人物像がウェス・アンダーソンの世界観に合っている
ヘンリーシュガー以外の三作では1番好き

白鳥(2023年製作の映画)

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絵の愉快さに反して内容が暗い…

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

動く小説風、あるいは舞台風映画。
入れ子構造で物語が展開していく。
カメラ目線で地の文を話される感覚が面白い。
ストーリーも良かった。

インソムニア(2002年製作の映画)

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任務中に同僚を誤射してしまった警官が、その事実を隠蔽しつつ良心の呵責に苛まれるストーリー。
インセプションやインターステラーのような壮大なストーリーや大仕掛けはないが、どんどん不穏な空気になっていく映
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夏への扉(1981年製作の映画)

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寄宿学校に通う少年たちのひと夏の経験を耽美的に描くアニメ映画。
演出や構図が良い。元マッドハウスの出崎統の影響を強く感じる。表現主義的。余白のある背景美術。
冒頭及びラストの画面分割は鮮烈な印象を残す
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

新海誠作品で唯一未見だったもの。
喪失とそれを乗り越えることをテーマとしたファンタジーアニメ映画。
『秒速』の後がこの映画ということを考えると、新境地を目指したんだろうなと思う。
話運びはやや散漫。キ
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

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お手本のような映画。
序盤の人物紹介は少し眠くなる。それを乗り越えれば、推理パート→裏切り→アクション…といったジェットコースターのような展開が楽しい。のめり込んでしまった。
演出も現代的で古さを感じ
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伯爵(2023年製作の映画)

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チリの独裁者、ピノチェトが実は吸血鬼だった!というホラーコメディ映画。
中盤までは家族のいざこざや遺産相続などの地味な話が続いてちょっと退屈。
フランス人の会計士が吸血鬼になって飛翔するシーンが良かっ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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売れない黒人小説家が典型的な黒人文学を書いたら大ウケしてしまうストーリー。
序盤のファミリードラマがやや退屈だが、その退屈さが後半の展開に効いてくる。
文学賞の会議シーンがアイロニカルで面白かった。本
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