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朗読劇のアニメーションパートとして制作されたアニメ。
ディティールが控えめの抑制的な画面作り。板津匡覧監督でいえば『北極百貨店のコンシェルジュさん』に近い作風。端正な日常芝居が魅力。
人物にはセリフが>>続きを読む
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名作。
後味が悪く、救いがないストーリー。悪徳豪族の山椒大夫を捕らえるカタルシスはあるものの……。
陰鬱な展開と相反するかのような美しい映像が印象的。計算され尽くした構図と陰影。
端正な芝居を長回しで>>続きを読む
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ファイナルファンタジーを原作としたCGアニメ映画。
剣と魔法のファンタジーではなく、ほぼSF映画。クリスタルなどのFF用語やチョコボやモーグリなどのキャラクターも登場しない。ガイア理論を土台にしたスト>>続きを読む
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自室の裏窓から見えた事件を推理していくワンシチュエーションのサスペンス。
主人公が足を怪我しており、自室のみでストーリーが展開される。
ラストのホラー演出が見事で、スリルを感じた。
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UHD Blu-rayで鑑賞。昔1度だけ観た。
当時の著名アニメーターが「ロボット」をテーマに集ったオムニバスOVA。玉石混交だが光る作品も多い。
80年代OVAらしい高密度作画が楽しめる梅津泰臣監督>>続きを読む
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再上映企画で鑑賞。
10年ぶりくらいに観た。昔観た時よりも好印象を持った。
ストーリーは特段好みではないのだけれど、画作りに限っていえば本作が最も尖っていて好み。
写実的な背景やプロットに、現実らしか>>続きを読む
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IMAXで鑑賞。
原爆の父、オッペンハイマー博士の人生と苦悩を描く。会話劇メインだが、展開に次ぐ展開による緊張感で全くダレなかった。
原爆の発明・投下への謝罪というわけではなく、当時の空気感や起こって>>続きを読む
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幻想的な画作り、長回しとゆったりとした動作、落ち着いた音楽と効果音が眠りを誘うSF映画。
中盤の水面を映しながら下にPANしていくカットが強く印象に残っている。
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児童文学のアニメ映画化。
1時間尺で展開が早め。ストーリーも映像の作りもあまりにも王道すぎて引っかかりがない。
どこか淡白な印象。もう少しキャラクターの人間関係や人となりが分かるような場面が欲しかった>>続きを読む
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唐突なジャンプカットと音楽の使い方で意表を突かれる映画。
ストーリーやダイアログに特段の面白さは感じない。
大きめの電気スタンドを持ちながら本のタイトルで口論をするシーケンスが良かった。
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良かった。
日常と非日常を交互に見せることにより生まれるリアリティのある恐怖。
陰謀論やフェイクニュース、私刑は現在の社会問題と地続き。
背景美術が良い。
回想シーンはスタンダードサイズ(4:3)とな>>続きを読む
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ずっと気だるいムードで会話が展開される。
カット割りがほぼないのでメリハリがない。
家で見ると集中力が続かない。劇場で見たら印象が変わるかも。
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再見。何度も見てる映画。
『イデオン発動篇』と『激動の昭和史 沖縄決戦』を見てからこれを見ると、想像以上にそれらの要素が強くて面白い。
地球規模のスケールで観客まで巻き込む派手さには見る度に驚かされる>>続きを読む
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公園で男女の逢い引きを隠し撮りしていたカメラマンの主人公。撮った写真を拡大してみると殺人現場が写りこんでいたというストーリー。
ただ、その事件を解決するような展開にはならず、最終的には撮った写真も死体>>続きを読む
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戦闘シーンがすごい。視覚効果を交えたアクションがとにかく大迫力。序盤の闘技場シーンもいいけれど、やっぱり後半の決戦。
序盤の闘技場シーンでの壁越しの決闘のショットも印象に残っている。
ラストの妻が磔に>>続きを読む
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桐島というクラスの中心人物が部活を辞めたことから始まる出来事を描いた群像劇。
トリッキーな構成が面白い。
視線を見せるショットが多い。
登場人物たちが視線を運ぶ先には何があるのか、誰がいるのか。
キョ>>続きを読む
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動く小説風、あるいは舞台風映画。
入れ子構造で物語が展開していく。
カメラ目線で地の文を話される感覚が面白い。
ストーリーも良かった。
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任務中に同僚を誤射してしまった警官が、その事実を隠蔽しつつ良心の呵責に苛まれるストーリー。
インセプションやインターステラーのような壮大なストーリーや大仕掛けはないが、どんどん不穏な空気になっていく映>>続きを読む
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寄宿学校に通う少年たちのひと夏の経験を耽美的に描くアニメ映画。
演出や構図が良い。元マッドハウスの出崎統の影響を強く感じる。表現主義的。余白のある背景美術。
冒頭及びラストの画面分割は鮮烈な印象を残す>>続きを読む
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新海誠作品で唯一未見だったもの。
喪失とそれを乗り越えることをテーマとしたファンタジーアニメ映画。
『秒速』の後がこの映画ということを考えると、新境地を目指したんだろうなと思う。
話運びはやや散漫。キ>>続きを読む
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お手本のような映画。
序盤の人物紹介は少し眠くなる。それを乗り越えれば、推理パート→裏切り→アクション…といったジェットコースターのような展開が楽しい。のめり込んでしまった。
演出も現代的で古さを感じ>>続きを読む
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チリの独裁者、ピノチェトが実は吸血鬼だった!というホラーコメディ映画。
中盤までは家族のいざこざや遺産相続などの地味な話が続いてちょっと退屈。
フランス人の会計士が吸血鬼になって飛翔するシーンが良かっ>>続きを読む
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売れない黒人小説家が典型的な黒人文学を書いたら大ウケしてしまうストーリー。
序盤のファミリードラマがやや退屈だが、その退屈さが後半の展開に効いてくる。
文学賞の会議シーンがアイロニカルで面白かった。本>>続きを読む