katojjjさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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あんのこと(2023年製作の映画)

4.3

実話から生まれた鬱映画。
虐待、シャブ、売春。救いなき世界から解放された少女。しかし彼女を救ったはずの人物にスキャンダルが持ち上がり、コロナ禍が直撃したことで彼女の人生は再び大きく狂っていく。

誰か
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.8

拉致シーンの等身大的描写(あのスタンガンを使用したりするのはリアルじゃないが)とか黒沢清らしい画作り。
復讐サスペンスというよりフランス的アート作品と呼んだほうがしっくりくる。
事件の真相より柴咲コウ
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タキシード(2002年製作の映画)

3.2

タクシー運転手のジャッキーがある特殊なスーツを身につけたことで超人的身体能力を得る、という設定がジャッキー映画としては新味な一編。
ひとつひとつのアクションやアイディアは特筆すべきものがなく残念だが、
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ダークグラス(2021年製作の映画)

2.5

アルジェントの映画って大雑把でチープ。けれどもそれを覆う不思議な面白さが魅力なのだが、今回その魅力はなかった。

けっこうあっさり決着ついちゃうしね。
それもアルジェントらしいけど。

ライド・オン(2023年製作の映画)

3.7

愛馬チートゥと暮らす落ち目の高齢スタントマン・ルオ。
ある日債務トラブルによりチートゥを差し押さえられたルオは、問題解決のため法学部に属する一人娘のシャオバオに相談に行くが、彼女とは事実上絶縁状態であ
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高速道路家族(2022年製作の映画)

3.5

詐欺で毎日をなんとか乗り切るホームレス家族と彼らに騙されるも再会することになったなんかワケ有りの女性。
交差するふたつの家族が行きつく先は…

ラストは考察系。是枝裕和監督風な作品でもある。

人によ
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

4.6

霊と交信できる人物を主人公に据えながらもオカルト味の欠片も感じさせないヒューマン・ドラマ。
思えばイーストウッドの映画は幽霊を主人公にした作品でもオカルト味を感じさせない奇妙な世界観で出来上がっている
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無名(2023年製作の映画)

3.5

戦時下のスパイ物語。

雰囲気も時系列ズラしの構成も嫌いではないが、役者陣の魅力や色気をそれほど引き出せておらず、『インファナル・アフェア 』などに比べると浪漫も足りない。

あとこれは個人的妄想かも
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ダブル・ミッション(2010年製作の映画)

2.5

アクションも笑いもストーリーも超絶ユルい。
数あるジャッキー作品中、最も語られていない作品かも?(笑)
しかし憎めない映画でもある。それがジャッキーの魅力か。

ケンとカズ(2015年製作の映画)

4.2

生まれてくる子供のため、かつて自分を虐待していた母親のため。
もがき苦しみながらもドツボにハマっていく親友同士のケンとカズ。

ヒリヒリ感がハンパない救いなきニッポン・ノワール。
ラストは一生記憶に残
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.4

派手な山火事や爆破シーンで幕を開けるが、全体的にはB級規模のアクション・サスペンス。

登場する消防士も殺し屋もプロ。しかし、あくまで等身大の人間として描き、そのまま人間臭いドラマになっている。

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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.2

主要キャストの演技力や存在感でみせるけど、まあ凡作かなあ。
カメラワークは良いし、囲碁がわからなくてもなんの問題もなく楽しめるのは流石だけど。

ただ何はともあれ、時代劇はもっと作られてほしいとは思う
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グッド・バッド・ウィアード(2008年製作の映画)

4.3

韓国版『続・夕陽のガンマン』
若き日のマ・ドンソクが出演しているため歴史資料価値の高い作品でもある。

大陸を舞台に宝探しと復讐に命を賭ける男たちの戦いをコミカルで痛快に描き出した大傑作。

アジアン
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リベリオン(2002年製作の映画)

3.0

ディストピアもの。

壮大なスケールになりそうな設定だが、ストーリー展開にあまり緊迫感がなく薄味気味。
アクション・シーンが冗長にならずコンパクトにまとめているのは良いが、もうひとつインパクトに欠ける
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ウエスタン(1968年製作の映画)

5.0

最高の映像、最高の音楽、最高の顔アップ。
ゆったりと流れる物語と短くズドンと断裁的に決まるガン・アクション。
ラストに判るヘンリー・フォンダとチャールズ・ブロンソンの関係。
何度観ても色褪せない魅力に
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レディ・ジョーカー(2004年製作の映画)

3.7

原作未読だが、この映画で描かれる犯人グループの正体は完全に一橋文哉の『闇に消えた怪人』からのイタダキ。

硬質なタッチのミステリーで面白く観れるのだが、犯人グループの個々の背景が浅くしか描かれていない
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

3.0

トランプ支持で陰謀論者系らしい迷惑動画配信者が遭遇する恐怖を描くPOVホラー。

特に怖いわけではないが、クズで下品な主人公アニーがなぜか魅力的な異色の一品。
彼女のキャラで盛り上げる。
描写もグロと
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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.0

前半と後半で雰囲気が変わる映画。

スパイが誰かを炙り出そうとする前半は面白い。しかし任侠アクションノリになる後半は派手な見せ場は多いが平凡な娯楽作品に落ち着いてしまった感じ。
ラストも胸に響くものが
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妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク(2022年製作の映画)

3.0

忍者&サメ映画というある層には堪らない設定の作品だが、忍者映画としてもサメ映画としても中途半端。

しかし首チョンパに四肢破壊シーンなど、なかなかツボを押さえた作りでそれなりに楽しい。

なお、けっこ
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.5

真実はいかに。

前半はかなり面白いけど、真相を巡って二転三転するうち、なぜか徐々に面白さが薄れていく。
少しクドいのかな?

ミステリー好きはとりあえず押さえておくべき作品ではあるとも思う。

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.8

意外にも地味な作品。よって派手なサイキック・スリラーを期待すると肩透かしを喰らう。

しかし、じわじわと何かが心に寄ってくる独特な味のあるホラー映画。
大人が見ていない毎日の僅かな子供たちだけの時間に
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.8

二人の主人公vs大多数&超強キャラ有りの犯罪集団というアクション映画の典型的な展開をラストに用意した前作とは違い、パターンを変えてきたシリーズ二作目。

世の中的には前作のほうが評価が高いようだが、会
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.4

キャンプを楽しむ若者たちが迷い込んでしまった山奥の村で遭遇する惨劇。

一応ネタバレ厳禁映画。

阪元監督らしい若者たちのユルい会話とクセのあるキャラ、そして軽快なアクションで楽しませてくれる。

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怪物(2023年製作の映画)

4.0

何事も決めつけるのは良くないよという当たり前のことを訴えている物語ですが、人は何世紀経っても当たり前のことに気づかない生き物なんでしょう。
だからずっと物語を作り続けるのでしょうね。

あの二人はどう
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

かつては隆盛を誇ったヤクザ。
しかし主人公・山本は敵対組織の幹部を刺殺して長い刑務所生活を終えた後、改正暴対法で弱ったヤクザ社会の衰退ぶりに愕然とする。
そして山本自身もSNSという新たな″勢力″の洗
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

4.0

韓国の有名未解決事件をベースにしたミステリー・ドラマ。

あまり評価は高くないようだが、未解決事件を変に陰謀論的に描いたり、やたらおどろおどろしく描くことなく、被害者遺族に寄り添った人間ドラマとして完
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累 かさね(2018年製作の映画)

3.4

顔が入れ替わるフェイス/オフ・ホラー。
その顔が入れ替わる、土屋太鳳と芳根京子の演技で楽しませる。

演出は見事な部分もあればぎこちない部分も結構あって、なんだかスッキリと物語世界に入っていけず。
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.8

ミステリー色を濃くしたSF映画。
役者陣の演技も良い。ただ爽やかすぎるのが難。もう少しビターな風味が欲しかったが、それは個人的趣向。SF古典が原作とはいえ若者向けに撮ったのだろうから作り手としては存分
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.3

巧みな演出でラストまで楽しめる。
但し、なかなか気味は悪いが特別怖いというわけでもない。
ゴーストバスターズの三人組が好きになった。

フォロウィング(1998年製作の映画)

3.8

白黒画面でみせる、古き良きフィルム・ノワールの雰囲気に満ちたノーランの記念すべきデビュー作。

人を尾行する楽しさに憑かれた作家志望の男が辿り着いた先。
どんでん返しミステリーのためネタバレ厳禁だが、
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

3.0

タイトルほどカンフーでもなくヨガでもない。
ライオンが乗った車に乗り込んでしまったジャッキーが敵とカーチェイスを繰り広げるシーンが一番の見どころ。

この映画はジャッキーにボリウッドダンスをしてもらう
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その夜の侍(2012年製作の映画)

4.3

リアルタッチの復讐劇。
というか禅問答映画というジャンルになるのかな。

轢き逃げで妻をなくした中村とその犯人の木島。出所した木島を狙って中村はアクションを起こす。

禅問答映画なのでこの2人の過去は
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

4.0

ピーター・ジャクソン監督によるファンタジー&サイコ・サスペンス。

近所の変態オジサンに殺害された14歳のスージー・サーモンが、家族や変態オジサンたちの暮らしを見ながら死後の暮らし? を過ごしていく。
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.2

ワンシチュエーション・スリラー。
なかなかスリルがあって良いが、鉄塔に登りに行く理由が強引すぎないか?
結末もやや不満。
高所恐怖症の人は一生忘れぬ恐怖の映像体験になるかも?

真実の行方(1996年製作の映画)

3.9

天才俳優エドワート・ノートンの名を世に知らしめた貴重な作品。
だが今観ると作品自体はけっこう地味な法廷ミステリー。
とはいえ、ネタバレ厳禁作としても有名な本作。ミステリー好きは一度は観ておいたほうがい
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.0

原作未読。
被害者遺族やその関係者たちの悲しみの掘り下げにもう一押し何かほしかったところ。
映画より連続ドラマにしたほうが良かった題材かも。

フジテレビ系の映画らしいワチャワチャしたモブシーンの演出
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