カツヤさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

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はじめは異様に優しい隣人と彼らに従順な夫がただただ奇妙で、話が進むにつれて何が本当で何が嘘か分からなくなる気味の悪い怖さがあった…。この現実と妄想が溶け合う感覚は『ブラック・スワン』や『パーフェクトブ>>続きを読む

ビヨンド・クルーレス(2014年製作の映画)

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大量の作品を引用してコラージュのように配置していくのは、先日読んだケイト・ザンブレノ「ヒロインズ」にも通じるところを感じた
ティーンムービーってつい斜に構える私は避けて通ってきてきたのだけど、それぞれ
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二十才の微熱 A TOUCH OF FEVER(1993年製作の映画)

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最初から最後まで切なかった…
まだ何者でもなくて、自分をよく知らない(よく向き合えない)からこそ人を傷つけることってあるよね…としみじみ来ちゃった 
作り手も演者も若いからこそできる勢いのある映画だっ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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前情報あまりないまま観たんだけど、戦争が少年目線で描かれていてとても新鮮だった(そもそも戦争映画ほぼ観ないけど)。
これは超パーソナルな話なんだけど、DMM英会話で今日話した先生はわたしと同い年で小学
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

かねてより気になっていた今作、『ブラック・スワン』のインスパイア元と聞いてやっと観てみたけど、『ブラック・スワン』同様精神的にキツい部分が多くてかなりさんどくなっちゃった…。
本当の未麻=自分の理想を
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男の子の名前はみんなパトリックっていうの(1959年製作の映画)

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かわいいタイトルに惹かれて観ました。
ゴダールの作品、実はまだ観たことがなかったのですが、この短編はポップでかわいいし終始分かりやすくて映画初心者にはありがたかったです…。主人公2人がとても魅力的だっ
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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ちょうどレンタルしようと思っていたらなんとGYAO!で無料で見れました、感謝…
ただひたすらに美しい映画…正直「?」なシーンもたびたび登場したけど、とにかく監督の美学が各カットに現れていたような気がし
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霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

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GYAO!「ユーリー・ノルシュテイン傑作選」より
10分半の冒険にたくさんの美しさが詰まっていてとても好きだった…。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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「グロい」「恋人と観るな」みたいな情報ばかりが先行していてちょっとチープな感じがしていたのと、ストリーミングになかったのとでなかなか観れてなかったけど、ようやく観れた!輪廻思想や理性からの解放、近親相>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

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『ブラック・スワン』が『パーフェクト・ブルー』を元にしていると聞いたので借りに行ったら既に借りられていたので代わりにこれをレンタルしました。
今敏監督の作品は『パプリカ』しか観たことなかったんだけど、
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

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私はヒューマンドラマに弱いのですが、今作はその中でもお気に入り(今までで五本の指に入るくらい)!
途中、味方がいなくてただ無茶苦茶にフラストレーションを発散しているビリーを見てもう号泣しつつハグしてあ
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同級生マイナス(2020年製作の映画)

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結構バイアス強めだし、これ絶対監督性格悪いでしょって感じだけど、サービス精神旺盛なブラックジョーク満載でガハガハ笑ってしまった。日本からも大スターが登場していて驚きと笑い!
実験的なところも強くてはじ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

母娘二人の、他者に自身を委ねてしまうがゆえの苦しみみたいなのはすごく自分もわかる気がして終始歪んだ顔で見てしまった…。鏡の中のもう一人のわたし、みたいなのはあるあるネタだけどそういう他者への自己投影み>>続きを読む

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

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当時完全に無視していた『ゴーストバスターズ』、女性がメインのSFコメディーということで見てみたんだけど、何も考えずに楽しめてよかった〜メリッサ・マッカーシーは最強

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コーエン兄弟といえば『ファーゴ』くらいしか観たことがなかったので、あまりの違いに驚いた。とはいえブラックジョークは健在な少女の成長劇(これHailee Steinfeldなんだびっくり)。最後に主人公>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

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Arcade FireとOwen Pallettによるサントラが解禁になったので観てみた。はじめはテクノロジー批判の映画かと思いきや、むしろその逆、本当の愛を問う映画で泣いちゃった~(とはいえ怖いと思>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

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「ひとりの体で」を読んでからずっと気になっていたジョン・アーヴィング原作の映画!テーマそのものはこんなに重いのになぜこんなにも温かい気持ちになるのだろう、やっぱりアーヴィングの為せる業だな~!いくつも>>続きを読む