Kaz66さんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.0

主演のクメイルが結婚し妻となったエミリーとの実体験を題材にした脚本の映画化だそう。『アカデミー有力候補!』と謳われていますが、テーマ・脚本の質からいって満更大袈裟ではないなと感じるぐらい、良くできたラ>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

佐藤泰志原作の映画化の前作「オーバー・フェンス」の空気感がすごく良かったので、1st DAY で観てみました。(ちなみに佐藤原作の4作は「そこのみにて光り輝く」「海炭市叙景」と上の「O.F.」と本作)>>続きを読む

プラウド・メアリー(2018年製作の映画)

3.1

米TVドラマや「ドリーム」で活躍のタラジ・P・ヘンソンが、製作側にも顔を出し主演もこなす(=タラジがカッコよくみえる)アサシン・アクション映画。
監督は「エンド・オブ・キングダム」の結構はちゃめちゃな
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.7

この監督さん、実話のエンタメ化が好き(得意)なんですね。でもって、リドリー・スコット製作、リーアム・ニーソン主演。
同時期公開のスピルバーグ「ペンタゴン・ペーパーズ」のラストで思わせぶりに出された『ウ
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.7

ロック様三連発「ジュマンジ」「ランペイジ」の中では、個人的には今作が一番良かったかなー。(世間の評判はそれほどではないみたいですが…)
そりゃ、「ダイ・ハード」や「タワーリング・インフェルノ」と比べち
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ローマンという名の男 信念の行方(2017年製作の映画)

3.8

デンゼル・ワシントン主演。
18年アカデミー主演男優賞ノミネート。
傑作「ナイトクローラー」のダン・ギルロイ監督・脚本。
と、“観なきゃ”要素たっぷりの佳作ですが、日本では劇場未公開という事で危うくス
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曇天に笑う(2018年製作の映画)

2.9

んー、アニメはそこそこ面白かったんだけどなぁ…。
「踊る大捜査線シリーズ」の本広監督作ですが、「亜人」より断然ダメでした。
福士蒼汰でいうと、「BLEACH」より全然ダメで「無限の住人」と同じぐらいイ
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.6

安定のリーアム・ニーソン『(初老の)オヤジ頑張ります!』サスペンス・ミステリー。
J・コレット=セラ監督とも「アンノウン」「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」とお馴染みのコンビで、既視感は高いの
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.7

B・ペイトン監督のキャリア総括的?映画。
「C.O.T.E.2」「カリフォルニア・ダウン」からのロック様とのコンビネーション、「C.O.T.E.2」「キャッツ&ドッグス」からの動物大活躍、の流れからの
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.4

うーん、どうですかねー。嫌いじゃないですが、キャラ迷走中な感じがします。
87年にシュワちゃんと共に生まれて、もう30年ある意味人気を保ってる異星人ですが、『武士道』的な日本文化勘違い感、プレデター犬
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

もうとにかく“美しい”、北イタリアの景色も、T・シャラメくんも、青春の1ページを飾る淡い想い(初めて“知る”恋)も!
感動とか共感とかではないので、ホント何点付けるか悩みましたが、その美しさで「キミス
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娼年(2018年製作の映画)

3.7

原作:石田衣良、監督:「何者」の三浦大輔、主演:松坂桃李、R18、過激な濡れ場の“舞台”で話題に、と観る理由だらけの映画。
お祭りの音が外で鳴り響く昼間に観てしまいましたが、夜中にひとりでヘッドフォン
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.4

んー、やっぱ不思議な魅力を持つヒトですねー、小松菜奈さん。青春映画の巨匠、三木孝浩監督と二度目のタッグです。
「溺れるナイフ」のカリスマ性のある女子高生役も良かったですが、今作の普通の(秘めた想いを隠
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.2

MCUの中では『GOG』同様コミカル路線なのですが、アントマンは生身の人間で『親子愛』を描いてるのが万人ウケするのでしょうか、公開後2週間経っても結構な入りでした。
P・リード監督続投で、主要キャスト
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.0

前作からもう10年ですかー。俳優陣も10才としとってるハズなのですが、変わらず煌びやかでハッピーな映画でした。
今作は出番の少ないドナ役:メリル・ストリープと、ある意味今作のメインとも言える若きドナ役
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

さすがスピルバーグ監督、「レディ・プレイヤー・ワン」を構想しながら、一方でこんな骨太社会派ドラマまで撮っちゃうなんて…。
アカデミー・ノミネート(作品賞、主演女優賞)だけあって、M・ストリープの演技が
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.8

Besson is back !
ようやく本調子のベッソンが戻ってきた!
ここんとこ、小粒なファンタジーものの監督や、お馴染みの(飽きてきた)シリーズものの製作で想定内のアクションでお茶を濁してたが、
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アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.5

2008年のブラック・リスト(映画化されてない優秀な脚本)に選ばれた!というので観てみました。
ノオミ・ラパス主演のCIAもの→宛ら女性版ジェイソン・ボーンって佇まいです。
監督も「ナルニア国物語3」
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.9

面白かったです。正に大根印のキラキラした『青春ノスタルジー』映画でした。
製作発表の時に、川村元気プロデュース/大根仁監督・脚本/小室哲哉 劇伴/90'sのJ-POPがいっぱい流れるという事で、コレは
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.8

「犯人に告ぐ」の雫井脩介原作、「日本のいちばん長い日」の原田眞人監督・脚本、この重厚な司法ミステリーを木村拓哉/二宮和也がどう演じるか?という興味で観ましたが、結論から言うと他の人も含め“凄かった”で>>続きを読む

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.7

アカデミー外国語映画賞に輝く、チリ(が舞台)のトランスジェンダーの物語。
主演のダニエラ・ヴェガ本人もトランスジェンダーの歌手らしく、正に“女優”としての佇まいでした。
最近はLGBTQの人権みたいな
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

恥ずかしながら、ウェス・アンダーソン作品初観戦です。
なんとなく『観ず嫌い(独特の美意識?説教臭そう?毒ありそう?)』で通ってこなかったのですが、いやいや面白かったですし、どんだけ手間掛けて(こだわっ
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はじまりの街(2016年製作の映画)

3.0

んー、コレも『ジャケ写イメージ先行』の映画でした。
感動恋愛系かと思いきや、苦悩の子育て話を淡々と描く、日常系物語。
邦題の付け方もどうなんでしょう?
完全に狙ってるでしょう!
「La Vita Po
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.7

なんか勝手に、そのパッケージ・ビジュアルとタイトルから、『難病に侵された子供の奇跡の物語』的な話だと思い込んでました。
ところがどっこい観てみたら、「フィフティ・シェイズ〜シリーズ」のジェイミー・ドー
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.1

スティーブン・ソダバーグ監督の映画復帰作。引退宣言してた監督が「新しい配給モデル」を自ら考案し、それを試したくなったというのが復帰の理由と特典映像で語られてますが、手にした脚本を読むうちに「自分の手で>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.6

面白かったけど…期待し過ぎたかな⁈
95年から23年を経ての正統続編。
ストーリーも特撮も配役も素晴らしい!
特にジャック・ブラック最高!ケヴィン・ハートも面白い。ロック様ももはや(レスラーというより
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.5

(朝鮮半島)南北刑事のバディ・ムービー。
お約束のギャップ(北の刑事はカッコよくエリート/南はミスが多いけど熱血)も織り込み、韓国映画の派手なアクションも映える王道パターン。
ジャッキーの刑事モノのよ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

細田監督史上、最も普通の生活を描いた作品。
実社会の中での小さな“成長”に焦点をあて、事件の解決や大きな物語はありません。
キッカケなく切り替わる(あるっちゃあるんですが…)ファンタジーの世界も唐突感
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不能犯(2018年製作の映画)

2.9

ふーん、Jホラー系の監督なんですね。
演出だと思いますが、沢尻エリカ以外の主要キャストはほとんど感情を表に出しません。
中でも、松坂桃李の表情の作り方は絶品です。
『思い込みの力』だけで殺人を犯してい
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マンハント(2018年製作の映画)

3.0

んー、今の(若い)映画ファンってこれをどう捉えるんでしょうね?
白い鳩が飛ぶ/スローモーション/ジェットスキー・バイク・カー・チェイス/街(祭)の喧騒/白いドレスに広がる赤い血/近距離カンフー風ガンア
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.2

コレは皆さんの言う通り『シリーズ最高傑作』ですね!
前作に引き続き、監督はクリストファー・マッカリー。トム様とは「アウトロー」や「ザ・マミー」等いっぱい組んで撮ってます。で、製作にJ・J・エイブラムス
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

加賀恭一郎(阿部寛)の『新参者』シリーズ完結編。
きめ細かく伏線の貼られた極上ミステリーであるとともに、完結編として『恭さん』の生い立ちや現在まで日本橋署の管轄刑事にこだわっていた理由等が語られる。
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.7

「ナラタージュ」を有村架純と松本潤で撮った行定監督が、90年代前半のバイブル的コミック「リバーズ・エッジ」を二階堂ふみと吉沢亮で実写化。この映画も「ナラタージュ」同様、“昭和感”満載でした。
バブル崩
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.5

キタ!これは傑作です。
ちゃんとdisney印のポリコレ・セーフティな映画ですが、完全に架空の世界(ファンタジー)を描きながら『人間社会の業や欲/家庭の問題』という“共感”も散りばめ、ワクワク・ハラハ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.4

遂に観ました。熊本公開2日目。
イオンシネマで70-80人の入りです。
期待以上の面白さ。これから観る人の為にレビューは書けません…。
兎に角観て下さい❗️

鑑賞後の帰りの車の中で、SMAP 「俺た
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ニワトリ★スター(2018年製作の映画)

3.4

成田凌のチンピラっぷりがカッコいい!
井浦新の“夢破れ、田舎に帰る”感もすごくイイ!
津田寛治と阿部亮平のヤクザも鉄板だし、奥田瑛二と山田スミ子の老夫婦役もいい味出してる。
でもって、鳥肌実のイキナリ
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