物語における起承転結が見本のように楽しめる映画。そして映画愛に溢れた映画。ジョルジュ・メリエスは素晴らしい。
ギャング映画の古典。雨の中対立する組の一味を待つシーンと、銃撃後、水溜りに倒れ込むシーンが見事。殺害シーンを直接描かないのは当時の社会的配慮なんだろうけど、その抑制された描き方がスタイリッシュに思えた>>続きを読む
ハチャメチャ人肉食ディストピアおバカ映画。肉屋の死に方が面白かった。ヒロインがみちょぱに似てる。
みんな痛い目に遭う猫放り投げ映画。無心で映画に騙される体験。空家をめちゃくちゃにするシーンが好き。テーマソング「スローなブギにしてくれ」はバーのマスターが若い頃に出した曲という設定だったのね。バーの客>>続きを読む
縄文土偶や縄文土器の造形に凄味を感じる。誰がどんな論理・目的で作ったのか。それは現在知る由もない。そんな一万年程続いた縄文を様々な角度から愛する人々と日本中の博物館に収められている土偶たちを映す(カル>>続きを読む
浪漫三部作の影に隠れ勝ちかもしれないが、"清順的リアリズム"の圧倒的凄味。そして内容・音楽ともに紛うことなき浪花節(と書いてブルース)映画。
田中裕子が兎に角かっこいい。
ばかやろう。もはや"古典"と言ってしまうのはあまりに悔しい。時代から屹立する挑発の美学を喰らうべきなのだ。
「さよなら映画」と言うけれど、逆説的に、我々はきっと映画に別れを告げることは出来ない。
美輪>>続きを読む
「カミサマは明日からです」
特攻隊に任命された主人公。もう負けを確信しつつ本土決戦に向けて砂浜に対戦車タコツボを掘ったり、魚雷をくくりつけたドラム缶で敵を待つ。どこか飄々としているが重厚な映画体験だっ>>続きを読む
自転車でブラブラ流浪するタモリ。
終わらない休日がいつまでも延々と続きそうな映画。
アスベスト館が悪夢と化したボッシュの快楽の園のように蠢く。
つげ義春の作品をオムニバス的に実写化した映画。
極道者の大家さんが丹波哲郎!
再々見くらい。
社会主義の嫌な現実と真摯な理想が垣間見える映画。
国境が開放されて主人公が真ッ先に行くのがポルノショップだったり廃墟を改装したクラブで吸ってるのがマリファナだったり2001年宇宙の旅が>>続きを読む
フォークルがやってくるヤア!ヤア!ヤア!……と一筋縄な映画では決してない。ベトナム戦争と韓国と日本という政治的三ツ巴のマジック・リアリズム。
筒井康隆原作。
音楽面ではクストリッツァの『アンダーグラウンド』と肩を並べるかもしれないが、映画としてのアナーキーさ(またはアホさ)ではアンダーグラウンドをはるかに凌駕しているのではないか。
ラスト、>>続きを読む
ホドロフスキーじゃなければ面白超絶カルトドキュメンタリーなんだけど、やはりホドロフスキーである。観てて心が洗われるようなところがあった。
ミュージシャンのアルチュール・アッシュが出てる。
母親への愛憎をテーマに東北地方の因習を煮詰める。
暗いんだけど美しかったりコミカルなシーンが印象的。三上寛が勿論若いし原田芳雄は凄い俳優だなと思う。
観光映画かと思うほどパリの名所、町並みが映る。
カメラ目線の「勝手にしやがれ!」は痺れるね。
奥崎謙三が責める、怒る、殴りかかる。
戦地での人肉食と終戦後の銃殺刑の真相を追う実録"過剰"のドキュメンタリー。
観ていると段々奥崎に感情移入してしまうが、まさかのラスト……
再見。
やはりいい映画。
両親の離婚をテーマに子供の視点から描いた作品。
琵琶湖のお祭り以降の場面は怒涛の詩的表現だと思う。そして映画は論理や文法がテレビドラマとは異なる詩であるべきだと思う。
ちょっ>>続きを読む
面白かった。
道場破りのシーンで鍔迫り合いしながら賄賂の相談して勝敗つけるところが好き。
カラーとモノクロと(ちょっとアニメも)の人口的な美しさ。
学生運動のパートが非常によかった。
再見。
手に汗握る韋駄天走りの畳み掛けるモンタージュとラストの殺陣(もはやダンス)が秀逸。兎にも角にもそれだけでも観る価値が十二分にある。18人相手の決闘に見事勝利するも、ギャラリー達の歓声の中おじを>>続きを読む