けいなかをさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

けいなかを

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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

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物語における起承転結が見本のように楽しめる映画。そして映画愛に溢れた映画。ジョルジュ・メリエスは素晴らしい。

666号室(1982年製作の映画)

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最後のトルコの映画監督の録音音声が印象的だった

民衆の敵(1931年製作の映画)

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ギャング映画の古典。雨の中対立する組の一味を待つシーンと、銃撃後、水溜りに倒れ込むシーンが見事。殺害シーンを直接描かないのは当時の社会的配慮なんだろうけど、その抑制された描き方がスタイリッシュに思えた>>続きを読む

デリカテッセン(1991年製作の映画)

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ハチャメチャ人肉食ディストピアおバカ映画。肉屋の死に方が面白かった。ヒロインがみちょぱに似てる。

スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

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みんな痛い目に遭う猫放り投げ映画。無心で映画に騙される体験。空家をめちゃくちゃにするシーンが好き。テーマソング「スローなブギにしてくれ」はバーのマスターが若い頃に出した曲という設定だったのね。バーの客>>続きを読む

縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

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縄文土偶や縄文土器の造形に凄味を感じる。誰がどんな論理・目的で作ったのか。それは現在知る由もない。そんな一万年程続いた縄文を様々な角度から愛する人々と日本中の博物館に収められている土偶たちを映す(カル>>続きを読む

陽炎座(1981年製作の映画)

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再々々鑑賞くらい。
何をか言わんや鈴木清順特盛り。

カポネ大いに泣く(1985年製作の映画)

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浪漫三部作の影に隠れ勝ちかもしれないが、"清順的リアリズム"の圧倒的凄味。そして内容・音楽ともに紛うことなき浪花節(と書いてブルース)映画。
田中裕子が兎に角かっこいい。

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

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ばかやろう。もはや"古典"と言ってしまうのはあまりに悔しい。時代から屹立する挑発の美学を喰らうべきなのだ。
「さよなら映画」と言うけれど、逆説的に、我々はきっと映画に別れを告げることは出来ない。
美輪
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肉弾(1968年製作の映画)

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「カミサマは明日からです」
特攻隊に任命された主人公。もう負けを確信しつつ本土決戦に向けて砂浜に対戦車タコツボを掘ったり、魚雷をくくりつけたドラム缶で敵を待つ。どこか飄々としているが重厚な映画体験だっ
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キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

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自転車でブラブラ流浪するタモリ。
終わらない休日がいつまでも延々と続きそうな映画。

ねじ式(1998年製作の映画)

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アスベスト館が悪夢と化したボッシュの快楽の園のように蠢く。
つげ義春の作品をオムニバス的に実写化した映画。
極道者の大家さんが丹波哲郎!

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

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再々見くらい。
社会主義の嫌な現実と真摯な理想が垣間見える映画。
国境が開放されて主人公が真ッ先に行くのがポルノショップだったり廃墟を改装したクラブで吸ってるのがマリファナだったり2001年宇宙の旅が
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帰って来たヨッパライ(1968年製作の映画)

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フォークルがやってくるヤア!ヤア!ヤア!……と一筋縄な映画では決してない。ベトナム戦争と韓国と日本という政治的三ツ巴のマジック・リアリズム。

ジャズ大名(1986年製作の映画)

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筒井康隆原作。
音楽面ではクストリッツァの『アンダーグラウンド』と肩を並べるかもしれないが、映画としてのアナーキーさ(またはアホさ)ではアンダーグラウンドをはるかに凌駕しているのではないか。
ラスト、
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ホドロフスキーのサイコマジック(2019年製作の映画)

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ホドロフスキーじゃなければ面白超絶カルトドキュメンタリーなんだけど、やはりホドロフスキーである。観てて心が洗われるようなところがあった。
ミュージシャンのアルチュール・アッシュが出てる。

キングダム(2019年製作の映画)

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面白かったな。
場面転換がスターウォーズを思わせた

田園に死す(1974年製作の映画)

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母親への愛憎をテーマに東北地方の因習を煮詰める。
暗いんだけど美しかったりコミカルなシーンが印象的。三上寛が勿論若いし原田芳雄は凄い俳優だなと思う。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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観光映画かと思うほどパリの名所、町並みが映る。
カメラ目線の「勝手にしやがれ!」は痺れるね。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

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奥崎謙三が責める、怒る、殴りかかる。
戦地での人肉食と終戦後の銃殺刑の真相を追う実録"過剰"のドキュメンタリー。
観ていると段々奥崎に感情移入してしまうが、まさかのラスト……

お引越し(1993年製作の映画)

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再見。
やはりいい映画。
両親の離婚をテーマに子供の視点から描いた作品。
琵琶湖のお祭り以降の場面は怒涛の詩的表現だと思う。そして映画は論理や文法がテレビドラマとは異なる詩であるべきだと思う。
ちょっ
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丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

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面白かった。
道場破りのシーンで鍔迫り合いしながら賄賂の相談して勝敗つけるところが好き。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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カラーとモノクロと(ちょっとアニメも)の人口的な美しさ。
学生運動のパートが非常によかった。

血煙高田の馬場(1937年製作の映画)

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再見。
手に汗握る韋駄天走りの畳み掛けるモンタージュとラストの殺陣(もはやダンス)が秀逸。兎にも角にもそれだけでも観る価値が十二分にある。18人相手の決闘に見事勝利するも、ギャラリー達の歓声の中おじを
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