いまの日本社会に内在している問題点、それに苦しめられている人たちの視点から描いたSF作品。
最後の展開が早くて理解が追いつかなかったのが残念だったけど、面白かった。
“守る”が主人公の行動原理になっているのに、ずっと守られている主人公。でも、主人公の思考は、男は女を守る存在的な価値観を何度も何度もループしている意味が分からない。
女性キャラクターの方が強い設定なの>>続きを読む
いま自分たちが見ているアニメがどう作られているのかをアニメにした作品。
登場人物たちのバックグラウンドや最後の終わり方など大好きな一作。
自己を確立する事をSF的に描いた作品。
キズナシステムにより繋がる事は、他者と自分を同一視している事のメタファーになっているのかなぁと。そう考えたらエヴァンゲリヲンとテーマを同じにした作品と言える>>続きを読む
親もいない、お金もない、趣味もない、友達もいない、いつも一人の高校生が中古のスーパーカブを買った事で、社会との触れ合い方が変化するというお話。
自分の話になるが、去年、私はPCを自作したり、家具をペ>>続きを読む
命を救われた主人公とその人権を問う作品。
“リコリスの現役はせいぜい18歳だ”
上記の言葉は、本編で語られるセリフだが、ここには、日本社会が現在持っている若さへ執着(主人公の可能性と開けた未来的価>>続きを読む
人の弱さをテーマにした作品。
アニメである事を逆手にとって、うまく世界観を構築していて、そこも好き。話がどんどん転がっていき、どんどん加速していく感じ、そして止められない様、最後の終わり方までホラー>>続きを読む
平家と皇族のドロドロの権力闘争が描かれているが、それとは似つかわしくない静けさが美しい映像は圧巻。その儚さが、平家の栄枯盛衰の物語とリンクしているようだった。
オープニングの歌詞は壇ノ浦へと続く平>>続きを読む
話が都合良すぎるなぁという所も含めて、登場人物たちがメタ的に語っている、それが娯楽というモノなのだろうという事か。
ほのぼのしているようで、いま日本で問題になっているような社会問題も描かれている。
たまこがヤングケアラーなのではという視点も踏まえられているから、ほのぼのしているだけではないというか、絶妙な雰囲気に>>続きを読む
弓道アニメというより、青春部活モノアニメというより、会話アニメというより、それぞれの自問自答アニメという事は弓道アニメなのか?という作品
『SSSS.GRIDMAN』が内省の話だったのに対し、続編の本作はコミュニケーションの話。
ロボット・アニメの定形を踏襲しながら、問い直しもしていて、そこも面白かった。
身体の中で起こっている事を現代社会のメタファーとして、人権意識が希薄な日本社会の負の側面を描いた作品。「はたらく細胞‼︎」と表裏一体的に描かれていて、格差社会の裏面。
デフレの状況なのに緊縮財政が続>>続きを読む
仕事に対する充実感を表現した作品であり、はたらく細胞BLACKとの対比から格差社会の表面を描いた作品と言える。
この作品の決定的な欠陥は、大きく絶対的な正義(身体の持続)のための犠牲はしょうがない>>続きを読む
フェルトを使った口の形とかで作る表情がいいなぁ。
スマホが映画館のポスターになってるの良いなぁとか、ハリウッド映画オマージュがめっちゃあるし、それを探すだけでも楽しい。
最終話でのパーティーシーン>>続きを読む
体の中ではたらく細胞の話だが、身体の中の出来事が社会のメタファーにもなっており、排除されるガン細胞の切なさよ…
戦争に兵士として参加し、自らの手で多くの命を奪った事、自分は生き残ってしまった事に対する後悔と罪悪感を背負いながら生きていく少女の話。
兵器として育てられた少女が戦後に手紙の代筆という職業に就きその>>続きを読む
人の人間関係における機微を描いたアニメ。
友人関係や家族関係や仕事と言った社会と自分との距離の取り方が苦手な登場人物たちが自分なりにもがく事で、自らの人生を肯定的に捉え直す作品。
人がここではない>>続きを読む