KSさんの映画レビュー・感想・評価

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ウィッシュ・ドラゴン(2021年製作の映画)

3.5

お金持ちは孤独という話だが、統計的に貧困者ほど孤独であるというデータを見たことがあるので、ちょっと美化し過ぎかなと思う。

でも、ドラゴンが他の人には見えない事とか、主人公の愚直なトコとかテンポ感も早
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

3.0

戦争の欺瞞をひとりのアメリカ兵士目線から描いた映画


ミス5月とミス12月などに対する描写は、この戦争の幻想と、女性に抱くイメージ(幻想、妄想)の二つの意味合いがあるのかなと思った。


映画『グリ
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抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

過去の出来事から恋愛に対して懐疑的な主人公が自分の感情に気づくという話。

色々うーん…となるとこもあったけど、個人的には、エマは気づくのが遅くて別れるという脚本だったらもっと好きな作品だったと思う。
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ミスター・ピッグ(2016年製作の映画)

3.5

一昔前は養豚業のレジェンドと言われた男の晩年の話。

誰しも完璧ではない不器用な側面がある所の描写が好き。

母が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.5

末期ガンの母親との最後の1年間。

悲しい時に笑いで誤魔化そうとする様とか、感情の表現が上手いなぁと思った。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

人生の意味を無くしていた主人公が、妻の死をきっかけに自分の見ている社会(世界観)を再構築していく様を描いた作品。

アマチュア(2018年製作の映画)

3.5

NBAを目指す少年の目線から見た規則と利権の問題を描いた作品

元々は選手を守るために作られたのだろうけど、ルールが作られるとそこに利権を絡ませようとする人が出てきて、最終的に喰い物にされるのは選手と
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恋しくて(1987年製作の映画)

2.0

出た⁉︎オープニングから80年代名物“どかねぇぞ”イキリ!

彼女をモノ扱いしていると言っていた主人公も、彼女をステータスとしか考えてないし、女性をめぐる取り合いという話だし、モノ扱いしているんですが
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アメリカの息子(2019年製作の映画)

4.5

事件現場ではなく、事件に巻き込まれた男性の母親という視点から、アメリカ社会の差別構造を描いた会話劇。

会話劇では基本的に人種差別の事を中心に話が進むが、その言外に女性蔑視の所も見えてくる。

本作の
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インペリアル・ドリーム(2014年製作の映画)

3.5

ギャングとして育てられた主人公が、そうした生活から抜け出そうとした時に起こる問題点を描いた映画。

社会補助の面における構造的な問題を指摘している所(就職の斡旋と住居の問題、それと絡まる子供の問題)、
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

4.0

ひとりのレイシストの視点から見えてくる社会の形を描いた映画。

レイシストになるきっかけは、ほんとに些細なきっかけ。何か問題を抱えている時に、話を聞いてくれた、食べ物をくれた人がレイシストであっただけ
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アスペルガーザらス(2016年製作の映画)

4.0

自閉症スペクトラムと診断された4人で結成されたコメディ・グループ“アスペルガーザらス”の公演の舞台裏に迫ったドキュメンタリー。


彼らの自分はコメディができるからやっているだけだし、得て不得手は誰に
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弱虫スクービーの大冒険(2020年製作の映画)

3.0

敵が“チキチキマシン猛レース”のケンケンとブラック魔王な事に驚き。

最初は2Pac「California Love」から始まって、最後はレノン・ステラ「Summer Feelings」で終わるのは、
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グッド・ワイフ(2018年製作の映画)

3.5

最後の目一杯の背伸びして出かけるシーンは良かったなぁ。

肩パッドが、彼女を抑制する存在として印象的に描かれている所が、映像的にもいまの視点から見るとビビットで面白い映像になっている。

ソロモン・マシャング: 解放の闘士(2016年製作の映画)

4.0

アパルトヘイト期の南アフリカで実際にあった裁判を題材にして、理不尽な法律とその裏にある差別意識、人権を守る事の難しさを描いた作品。

裁判長などの直接ではなく間接的に人権を剥奪していく様は、いまの日本
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ブルー・ミラクル(2021年製作の映画)

3.0

孤児院の危機を救ったのは、釣り大会⁉︎しかも実話だって⁉︎

まさにブルー・ミラクルだけど、主人公はそんな奇跡なんて起きないんだからさぁと思考している所が笑える。

Lecrae & Tommy Ro
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ピンク(2016年製作の映画)

4.5

性被害の裁判を扱った作品

裁判の中で「女性のための安全マニュアル」が語られるが、それを聞いて馬鹿げたマニュアルだと思うかもしれないが、そうした発言によるセカンドレイプは日本のSNSだけでなく、テレビ
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パラダイス(1982年製作の映画)

2.5

キリスト教における裸の捉え方からアダムとイヴを用いて性を考える話なんだろうけど、そうしたテーマ性を描けているかは別だなと思った。

サラ(女性)の裸シーンは妖艶に映すが、デイビッド(男性)の裸にはそう
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ポーキーズ2(1983年製作の映画)

2.5

高校の劇でシェイクスピアが卑猥だと上演中止にさせられた高校生たちが立ち上がり、KKKをや政治家や教会関係者などによる差別やレイプや汚職の問題に対しての報復する話。

前作は差別的描写が多い作品だったが
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ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

4.0

この映画の交通整理と物語の進行役も兼ねている司会の二人が、前作ではヘイトの垂れ流しだったのが、本作では世間から無責任に発せられる女性蔑視役として物語のアクセントになっている。

それはの声に対して、社
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ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

2.0

物語の始まりである蔑視な展開を見返す話かと思ったが、物語の最後まで司会の二人は全方位的に蔑視的な発言を繰り返しているし、始まりでの女性蔑視が見直される事はない事が、最後のパフォーマンスの内容と整合性が>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.5

レベル・ウィルソンがここでは、まだ自分を自虐的に語っているというか、彼女の立ち位置に時の流れを感じる。

大会本番で、La Rouxのマッシュアップしたり、フランツがアートワークで使ったソビエト時代の
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泥棒はスーパーマン(2005年製作の映画)

3.5

トルコって景色がキレイやなぁ、食べ物美味しそうやな思える観光映画的な作品(犯罪モノだけど)

ライフ・アズ・ファニータ(2019年製作の映画)

4.0

アフリカン・アメリカンの女性が自分を見つめ直す話。

“典型的なスラムの家族”という自己を客観化した始まりからどうなるかと思ったら、まさかの旅モノへ。

小さなコミュニティの話であり、良くありがちなほ
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スペース・スウィーパーズ(2021年製作の映画)

3.5

いまの格差社会を宇宙を舞台にする事で、より分かりやすく提示した作品。

麻生太郎の教育に対する認識とか、山谷えり子議員のLGBTQに対する発言とかを見聞きしていると、ここで登場する悪役がデフォルメされ
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マーシャ・P・ジョンソンの生と死(2017年製作の映画)

4.0

トランスジェンダーに対する差別の現状を映したドキュメンタリー。

“教会で働いている”というシルビアの発言が大きな意味を持っているのは、LGBTQを非難する際に宗教的に許されていないという差別を正当化
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パーティーの終わり(2018年製作の映画)

1.5

便器が汚くて、やだなぁ。血が出るとこ痛そうだなぁとか、そんなとこばかり気になった。

“いま、ここ”と何度も哲学的な雰囲気で主人公が言っているが、ただ雰囲気なだけで何も考えていない。ただ雰囲気の映画だ
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ホタルを見たことありますか?(2021年製作の映画)

4.0

ひとりの女性の自分語りの形式で語られるトルコの歴史を折り込んだウーマンズ・リヴ映画。

母親の“それで?”という口癖は、何でも飲み込んで我慢してきた事の象徴として描かれている。

主人公は、アルバムを
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バリー(2016年製作の映画)

4.5

70年代後半から80年代初頭ニューヨークを舞台に、ある青年の大学生活での自分は“何者”という葛藤を描いた話。

本作には二つの印象的な問い二つある。
一つ目は、“なぜ、すぐ奴隷の話へ繋げる?”
奴隷制
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白い肌の黒人 -アフリカのアルビノ迫害-(2015年製作の映画)

4.0

遺伝子情報の欠損により先天的にメラニンが欠乏するアルビノという症状を発症している人の中でも、そうした症状をケアができない人や体質により皮膚の癌になりやすかったりする人に対して、医療を提供する医師たちの>>続きを読む

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

4.0

ニューヨーク公共図書館のドキュメンタリー

図書館は倉庫ではない、コミュニティのハブである事を描いた作品。

3時間越えの長尺で語られるのは、日々の日常における図書館の役割の断片が淡々と繋ぎ合わされて
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

1.5

物語を進めるための整合性のない行動が多かったと思う。

男性や女性という社会的に定義される身体的な特徴とは別に、社会的概念としてこうあるべきという男女の区別がここまで強調されている意図が分からない。行
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