KSさんの映画レビュー・感想・評価

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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

4.0

ドラマーにフォーカスしたドキュメンタリー。

50年代から80年代のビートマシンまでの変遷をドラマーたちの証言を元に語られていく。ロック史の変遷は、ビートの発見であることを認識させてくれる作品。

ACCA13区監察課 Regards(2020年製作の映画)

4.5

アニメシリーズよりこちらの方が話として面白い。

若者の悩みに対して、歳上ができる事は限られている。見守るとはどういう事か、相談にのるとはどういう事か。難しい問いに対する一つの解答と言えるだろう。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

差別意識が生む流言飛語と、メディアが取るべき役割を描いた作品。

“鮮人やったら殺してもええんか”という問いかけは、血縁幻想に基づいた国民国家や民族、または天皇家というフィクションを元にした意識を持つ
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.5

シビュラシステムの矛盾から、法治国家における法律とは何かを問う作品。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.5

このシリーズの大きなテーマである“人間を人間たらしめる“個”という概念はどこからくるのだろうかの前提になる問いかけの作品。

素子の最後のセリフは、我々の社会が前提としている自己同一性というモノに対す
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リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

4.0

リトル・リチャードをクイアの視点も踏まえて捉え直したロックンロール史ドキュメンタリー。

ローリングストーンズやビートルズなどへの影響、あと薬物や弟の死によりさらにキリスト教へ傾倒し、自身がクイアであ
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

3.0

ライブ映像をこれまで観た事がないミュージシャンばかりだったので、ライブを繋いでいる作品だけど楽しめた。

観客も時折映っていたが、ほとんどがアングロサクソン系の人たちで、アフリカンルーツの人はほとんど
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.5

地方都市における停滞をタイムループとして表現した作品だと思った。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.5

人生賛歌の作品

映画というメディアの文法においてハッピーエンドとされる定型があると思うが、それは大抵その社会の定型である事を痛感する作品。映画というメディアは、物語に対してどう言った音をつけるかで、
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.5

映画業界のドンによる性的暴行を暴いたニューヨーク・タイムズの記事が公開されるまでを描いた作品。

ビッチや枕営業と言った言葉が存在するが、それらのイメージを作ってきた人が性加害をやっていた。ビッチや枕
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

マリオをはじめ任天堂ゲームの名シーンを見るための作品。ストーリーがどうこうという作品ではない。

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.5

コミックの絵がそのまま動いている映像がとにかくスゴい。

彼らは移民のメタファーのようにも感じるし、いまの分断されている社会を見ているとちょっと簡単に受け入れられ過ぎているように思う。

ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

4.0

4兄弟によるバンド“ビージーズの魅力をノエル・ギャラガーによる兄弟目線からの解説は目から鱗の面白さがあった。それだけでなく、ビートルズを引き合いに出しての解説も「Jive Talkin」以前の彼らの姿>>続きを読む

a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.5

A-haというバンドの歩みを現在の視点から振り返ったドキュメンタリー。

友達同士だった彼らがプロのミュージシャンとして変化を捉えている様はちょっぴりビターだけど、そこが時の流れを感じさせて良かった。
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Billie ビリー(2019年製作の映画)

3.5

生前ビリー・ホリデイを取材していたある女性記者の膨大な関連インタビュー録音を元にビリー・ホリデイとは一体どういった人物だったのかに迫ったドキュメンタリー、

一つの視点からではなく、複数の視点が交差す
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さよならシンデレラ(2018年製作の映画)

2.5

人にはそれぞれの視点によるバイアスがあって、そこが描かれているのは面白いけど、なんかモヤっとする。

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(2016年製作の映画)

5.0

1860年代のアメリカ南部を舞台に、南北戦争の裏にあった歴史を紐解く作品。

金持ちの白人のために作られたプランテーション制度。そこでは黒人奴隷制度だけでなく、貧困層の白人も重い税制に苦められこき使わ
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犬王(2021年製作の映画)

4.5

南北朝時代を舞台にしたマイケル・ジャクソン×ジミ・ヘンドリックス×フレディ・マーキュリーによる猿楽ミュージカル

芸術が更新される時の嫉妬と軋轢、舞台芸術の装置の発見、歴史の語り部としての存在と歴史の
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

地震、火山などの大災害のメタファーとしてのミミズ。そうした歴史(アミニズム)を持つ土地における生活を描いた作品。

草太のなりたい職業が、教員と閉じ師である事や、クライマックス前のおばさんのセリフなど
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.0

市民という概念に着目した作品と言えるかも知れないが、力には力でしか解決できないのだろうか。

最後の終わり方は、アイコン/アイドル(偶像)としてバッドマンを残す事で、その社会が享受するモノを描いている
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.5

1人のおばあさんとタクシー運転手が、都市の風景を辿りながら、その人の人生を振り返りながら、その社会における女性差別を描いた作品。

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

前作のラストに示した“暴力のエスカレーション”

本作はそれが如何なる結果を導くのかを描いた作品。

正義と悪という単純化が齎す弊害や群集心理、簡単には分けることのできない力を行使する事の意味まで、主
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

バットマンの誕生を描いた作品。

正義とは何かという問いを立て、一定の答えを示したようにも思えるが、力の行使がもたらすエスカレーションを示唆させる終わり方は秀逸。

雨のまにまに(2020年製作の映画)

3.5

あっ、言ってもうた。
でも、その方がスッキリするよねな作品。

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.0

映画『ビリー』での「奇妙な果実」が、KKKによる虐殺を歌った歌であるという記述があったので、公民権運動活動家3人がミシシッピで行方不明になった事件を描いた本作を視聴。

FBI捜査官の視点から、南部に
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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

5.0

ビリー・ホリデイが歌う「奇妙な果実」を中心に、黒人差別の際に用いられる理不尽な出来事やトーンポリシングなど、公民権運動の背後にあったモノを描いた作品。

彼女の有名な横顔の写真と同じ画角をカメラワーク
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.5

R&Bとゴスペルの結節点としてのアレサ・フランクリンを捉えたライブ映像。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.0

小さい頃に、おばあちゃん家で何度も観たと思っていたが、実際に見ていたのは、最後の30分だけだった事に驚いた。

モノクロで怖い印象が強かったけど、全編みたら、カラフルで、ビビットな作品だった。

なんか、アツい夏。(2023年製作の映画)

3.0

白と黄色のタイトルバックが架空の夏感を演出していて、それが、物語の2人の頭の中で膨らんでいく夏の恋感とリンクしている所がよかった。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

社会における役割に縛られるのではなく、自分の存在を確認する作品。

いまの社会における女性的/男性的とされるあるある話をしているようだが、なぜそうした役割を私たちは演じてしまうのかまで、射程に捉えた作
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イミテイションブルー(2022年製作の映画)

3.0

共通点や逃避という側面から、恋というワードを捉えた作品。

さつきのマドリ(2021年製作の映画)

3.0

世の男性が物件として見える特殊能力を手に入れたコメディ。こうした恋愛における選定方法って、今の社会の構造が男尊女卑である事を前提とした選定の方法だなと改めて思った。

百万弗の人魚(1952年製作の映画)

2.5

元水泳選手のエスター・ウィリアムズの半生をちょっとなぞっているのかもという作品。

テムズ川を泳ぐトコは、セットだろうけど、本当だったら汚そうだろうと思ったのは私だけではないはず。

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