KSさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(736)
ドラマ(8)

アウトサイダー(1983年製作の映画)

3.5

若者の葛藤を描いた映画。

ブラット・パックか出演し、80年代の青春ムービーに大きな影響を与えたと言われている作品。

昨日みた映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の元ネタの一つだと思った。デニム・ジ
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.6

オンライン試写会にて

“Make Some Noise!"

社会における情報の公共性を担保する図書館を舞台に、声を上げる重要性を人権的観点から扱った社会派コメディ?映画。

寒波に見舞われたアメリ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.6

1986-87年のUKの地方都市ルートンを舞台にしたパキスタン移民を主人公にした実話ベースの青春映画。


爽快!




サッチャーにより新自由主義が始まったイギリスでそういったツケを回されたのはパ
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

4.5

自ら死を選ぶ権利はあるのか、これもまた人権の話である。

尊厳死は自殺とは違うのか。
同僚や兄弟は、92歳のパリジェンヌを個人としてではなく、カテゴリー(老人や病気)で見ていた。だが、仮に何かしらの病
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マーキュリー13 宇宙開発を支えた女性たち(2018年製作の映画)

4.3

60年代アメリカにおける男女差別の実態を宇宙飛行士という観点から描いたドキュメンタリー。

男性や女性というカテゴリー分けがいかに無意味で、その思い込みが人権を奪ってきていたかがよく分かる。映画『ドリ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

物語(秩序)は語り直されていくものであるをテーマに、家族の呪縛と小さなコミュニティのあり方を描いた映画。

セリフで語りすぎな感はあるかも知れないけど、日本が舞台なのに英語なため、アメリカン・ジョーク
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7年間(2016年製作の映画)

4.0

脱税の罪を誰が被るかの議論する様を描いた映画。

それぞれの思惑や不満、人間関係の嫌な部分をこれでもかと詰め込む感じが良い。

タンク・ソルジャー 重戦車KV-1(2018年製作の映画)

2.8

第二次世界大戦中のソビエト軍の実話をベースにした話。

レディプレイヤー1を見た時も思ったが、誰かの犠牲になって進むことは、虚構の物語としては良いシナリオなのだろうけど…

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.7

格差社会や環境汚染が進んだ2045年の世界。現実逃避の手段として、80年代のカルチャーに心酔する主人公が、自分の居場所を見つけていく話。

至る所に80年代のカルチャー(正確には70〜90年代)が元ネ
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愛欲のセラピー(2019年製作の映画)

4.0

作家を諦めセラピストをしていた彼女が、再び作家として復帰する事を決意。しかし本の題材に選んだモノが…という話。

絡まった愛憎劇をセラピスト兼作家として関わっていく姿と同時に明らかになる彼女の過去。消
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シュガーランドの亡霊たち(2019年製作の映画)

3.5

テキサス州の街シュガーランドで暮らしていたひとりの青年がISISとして活動している事を知り、彼がなぜISISになったのかを友人たちの目線から追うドキュメンタリー


ISISの過激思想に取り込まれたの
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シターラ: 夢を抱け、少女たち(2019年製作の映画)

3.5

飛行士になる事が夢の女の子を主人公に児童婚の問題を扱った無声映画

自分の声を聞き入れてくれないことのメタファーとして無声映画にしたのかなと思った。

クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅(2018年製作の映画)

4.5

人生の選択についての話をコメディとして描いた作品。

人は生まれながらにして平等と言うけれど、現実は不平等である事、先進国による難民の押し付け合いなど、いまの現状を当事者はどう抜け出すかをコメディとし
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LORO 欲望のイタリア(2018年製作の映画)

4.5

金と権力と入れ歯の物語

イタリアの元首相ベルルスコーニを軸に一極集中がもたらす権力とその腐敗。そして、権力におもねる者たちの虚しさ。

家のセールスの場面を挿入することで、政治家とは、夢を売る商売で
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.5

ゲームをクリアする目的がそれぞら違った事が、ラストになって鮮明になる所に、力を持つことの快感と怖さが出ててよかった。

僕のミッシー(2020年製作の映画)

3.0

恋とは身勝手なものであるを描いた映画。


Vampire Weekend「this life」の開放感がいい味を出しているが、冷静に見ると中々なホラーだと思う。まぁ、でも恋はホラーみたいなものという
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メガマインド(2010年製作の映画)

3.9

人生とは自分で選択するものである事をヒーロー映画における悪役目線から描いた映画。


ヒーロー映画におけるヒーローに生まれたという運命論を否定していたり、ヒーローモノにありがちなヒロインを救うという価
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21世紀の資本(2017年製作の映画)

4.5

世界中で格差が拡大し、賃金が上がらない不平等な世の中になっている原因をテーマにした映画。

答えは簡単、資本家に課税をし、福利厚生を充実すれば良いだけ。それをやったのが、第二次世界大戦後のイギリス。な
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.3

“猫を被る”自分を偽ることを仮面を用いて表現した映画。

キレイにまとまり過ぎかもしれないけど、二人だけの関係ではなく、外にあるコミュニティにも言及している所は好き。

個人的には、人は人間関係、社会
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バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)

4.9

マジョリティである事、有権者である事は、責任が伴う。あなたはその責任を果たせているかと問いかけてくる映画。

白人至上主義を復活させた映画『國民の創生』と同じタイトルを付けられた本作は、白人を英雄とし
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ルーザー ~サッカー愛は国境を超える!?~(2015年製作の映画)

3.0

サッカーW杯の決勝チケットが手に入り、スタジアムへ向かうまでの珍道中。

富嶽三十六景や松尾芭蕉『おくのほそ道』などもにも通じる、旅は道中が醍醐味であるテーマしたコメディ

否定と肯定(2016年製作の映画)

4.0

2000年にイギリスで実際の訴訟“ホロコーストはあったのか”という裁判を映画化したもの。

フェイク・ニュースや愛知トリエンナーレ展示物に対する歪曲させた捉え方などを見ていると、この裁判のテーマである
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1945年の精神(2013年製作の映画)

4.7

右と左ではなく、上と下の対立。

1945年、戦争に勝利した直後のイギリスで、なぜ当時、野党であった労働党が過半数を獲得し勝利したのかに迫ったドキュメンタリー。

新自由主義によって表れた格差という社
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すてきな片想い(1984年製作の映画)

2.0

ひとりの女の子が迎えた16歳の誕生日における悲喜交々を描いた映画。

90年代から00年代におけるティーン映画のお約束が、この辺りに出来上がったのかなと思った。10代はこういうことについて悩むというス
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ブラック・シーザー(1973年製作の映画)

4.5

黒人として差別されてきた若者が、ニューヨークで生き抜くために権力を求めのし上がっていく話。

彼が求めた居場所はどこにあるのだろうか。ラスト10分は、黒人差別の構造や差別が生む負の連鎖など、個人の力で
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54 フィフティ★フォー(1998年製作の映画)

3.3

70年代後半スティーブ・ルベルによって作られた伝説のディスコ“スタジオ54”を舞台にディスコの郷愁をバーテンダーの視点から描いた98年の映画。

このディスコがなければ、マイケル・ジャクソン『Off
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そこにある環境レイシズム(2019年製作の映画)

3.8

企業と政治家の癒着により飲み水を奪われた人たちに迫ったドキュメンタリー。

環境レイシズムという言葉は重い。これは、間接的な人種差別であるし、引っ越す経済力のない人間は我慢しろと言っているようなもので
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マネキン(1987年製作の映画)

3.4

80年代当時のトロフィーワイフ的な価値観に対して、マネキンをメタファーに用いて意思ある人だとして描いた映画。

いまの目線から見れば職場における女性軽視的な目線はあるが、こうやって少しずつ描かれ方も変
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ハウスライフ(2019年製作の映画)

3.2

人との距離を題材にしたラブコメ。

主人公を引きこもりにする事で、いまのメディア(媒体)環境を浮き彫りにする。電話などの会話をホログラム的に描写する事で、心的な距離を映像的に表現している所が良かった。
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.5

現代のアメリカを舞台に、差別感情が生まれる背景をテーマにした短編。

人は自分の常識(自分の中にある他者を視る際のステレオタイプ的な価値観)というものが、家庭や親、報道、地域などから受けた影響により作
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おとなの事情(2016年製作の映画)

4.5

『完璧な他人』、『ザ ・ゲーム〜赤裸々な宴〜』の元ネタ映画。

ほぼ同じ脚本の3本目。3回目だからかもしれないが、ゲームを始めようとしたきっかけが巡り巡って理解しやすい構造になっているし、それぞれの立
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

19世期後半のアメリカを舞台に4人の女性にとって結婚とは何かを描いた映画。

本作でも描かれている南北戦争は経済的観点から奴隷制を廃止したい北軍と現状維持の南軍との戦いであり、北軍が勝った事で奴隷制は
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

4.2

運転の仕方を学ぶことが、自分自身をドライブさせる事のメタファーになっている映画。

いい天気な気分になれる

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.2

ベトナム戦争をモチーフに作られたMarvin Gaye『What's Goin' On』を軸に、それに従軍した5人にとって、現代のアメリカがどのように映っているのかを描いた映画。

登場人物のセリフが
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.5

78年のロサンゼルスを舞台にした犯罪アクションを題材に、この頃から続く現代の自動車産業や大気汚染の問題を盛り込んだコメディ映画。

音楽、タイトルバック、そしてヤヤ・ダコスタはパム・グリアを思わせるな
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ロバート・ライシュ: 資本主義の救済(2017年製作の映画)

4.2

“どうやったら、政治家に声が届くのか”をテーマに、現代アメリカにおける格差が広がる資本主義の問題点を描いたドキュメンタリー。

アメリカが舞台だが、日本の状況を見ているよう。新自由主義的な発想で政治が
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