アメリカ・ティーン映画の一代ジャンル“プロム”モノ。
本作は娘を持つ親目線版の方。女性の自由意志がサブテーマになっている。
時間が経つにつれて余韻が良くなってくる映画。
昨日一日普通に過ごしてたら、なんかこの映画のシーンが急に頭によぎったりして、余韻がすこぶる良い。
彼女が、レベッカ・バーガスって名乗る所とか、お兄ちゃ>>続きを読む
いまの社会において親が持ってしまう原罪を、分かりやすく脚色した作品。
冗談っぽい入りから、だんだん境界線が分からなくなる感じが面白かった。最後のライブの感じとか、なんか良いなって思ったし笑
みんながホアキンのマネをしている下りで、バッドマンの横に立つホアキンがあり、>>続きを読む
いま求められている価値観の変化とはメディア環境に適応する事ではなく、マチヅモ的な世界観からの脱却なのでは?を父親と娘の関係から描いた映画。
男同士のポジショントークの話。
アナルを渡り歩いた時計に命をかける男とか、男に犯された事を必死に隠す男とか、マチヅモにおける何を恥じとするのかが詰まった作品。
タイトル通り、まさに低俗な作品。
ルッキズム、女性らしさや男らしさなど“らしさ”の呪縛を少女の目線で描いた映画。
彼女たちは皮膚がキレイでなければいけないだけでなく、読み書きができない、従順である事を美徳とされたりと、女性らしさとい>>続きを読む
68年の舞台が70年に映画化されたが、本作も同じ舞台を2度目の映画化。テーマは自分に対して自信を持つ事の重要性。伏線として、性的指向の揺らぎも描かれている。
映画『おとなの事情』(2016)の元ネタ>>続きを読む
マルタ・ブレーン著『ウーマン・イン・バトル』によると、1800年代後半のイギリスでは女性の参政権を認めさせる動きが盛んだった。1912〜13年にはサフラジェットという女性人権団体が女性の参政権を武力で>>続きを読む
ドラッグ、軍隊とPTSDの問題、それらに共通する貧困と格差の問題を暗喩しているように見える。それらの貧困のスパイラル(システム)から抜け出すために彼らは何を手にするのか。
クリント・イーストウッドか>>続きを読む
家族とは血縁関係で結ばれた関係という幻想に囚われていた少女の成長譚。
姉弟って何だろう、親って何だろう、家族って何だろうと考える映画。自分としては、家族とは最小単位の共同体コミュニティなんだなと思っ>>続きを読む
誰しも何かが欠けているをテーマにした映画。
彼らはそれを音楽を中心に探しているし、埋めている。
音楽が主役の映画。人物像を言葉で語る所が山場になるのでなく、演奏シーンが主役となっており、セリフで>>続きを読む
40年前のウーマンズ・リブ映画。
40年経って変わった事と、変わっていない事を比べると社会の変化は亀以上にゆっくりなんだと思った。
そして、発案時はいい事であっても、パートタイム制など、そのルー>>続きを読む
富山市議の政務活動費不正報道を追ったドキュメンタリー
このドキュメンタリーの終わり方を踏まえると、政治で建設的な議論をするためには市民が住んでいる街の政治に興味持つしかないという、ずっと語られている>>続きを読む
人一倍責任感の強い女の子の成長物語。
主人公が助けを求められない背景にあるのは、新自由主義的な自己責任論だと考えると、公的機関が国民・市民に自助(自己責任)を求めたらどうなるのだろうかなどを考えた。>>続きを読む
第二次世界大戦に従軍し、戦後マンチェスター・シティで活躍したドイツ人ゴール・キーパーであるトラウトマンを描いた映画。
戦争責任は誰にあるのか、スポーツにおける国のプロパガンダとして機能する側面や、街>>続きを読む
中産階級がいなくなって格差が拡大…あれっ…げ、げ、現実…
広告の裏の意味をシニカルに描いた映画。実際にいまある現実の様々な広告も、それらの言っている事を咀嚼し単純化すれば、ここで示されている“我々の>>続きを読む
名声というイメージによって殺されたジョン・レノンへの追悼であり、アイドル(偶像)と実像の違いを描いた映画だと思う。
彼が自作の曲をひっそり入れたら却下される下りは、見ていていたたまれなくなる。
時代によって変わるモノと変わらないモノとして親子を描こうとした映画?
でも、それって…
ただただノスタルジーに浸っているようにしか思えなかった。
近未来から時間が進むのではなく、だんだんと時間を遡>>続きを読む
“見返りのない善良な行いをする人はいない”をテーマに、登場人物たちの行動が描かれている。
Justin Timberlakeが嬉々としてやっている感が滲み出ている選曲だなぁとニヤッとした。
それにしても祝日の押し付けという超ド級ウルトラE難度のお節介という突き抜ける所まで突き抜けたストー>>続きを読む
サイケデリックなエルトン・ジョンの魅力が詰まった映画
個人的には、Apple Musicのラジオをちょくちょく聞いている感じで、一番好きなアルバムはPnauが彼の曲を公式リミックスした『Good M>>続きを読む
科学の政治利用により世紀末に陥った地球を舞台に自分たちの世界は自分たちで守るをテーマにした映画。
解決の落とし所が、少し単純過ぎているというか消化不良な印象。
ウエスト・バージニアの薬物問題を3人の女性目線から見た短編ドキュメンタリー
肉体労働者が怪我をして治療するための薬で薬物依存になり、そこからヘロインなどのドラッグへと依存していき、過剰摂取により意識>>続きを読む
町のほとんどの人からバカにされている主人公ヒュービーが町のヒーローとなるコメディ。
魔女裁判の話を入れる事で、現代の社会における差別やイジメ、村八分と言ったモノが形を変えて歴史的に繰り返されている事>>続きを読む
音楽的なルーツはどこにあるんだろうなぁと思いながら見ていたら、Gangnam Styleとか2NE1とか思い出して、あと、めっちゃDiploも。そしたら、プロデューサーが2NE1も手掛けていたりと同じ>>続きを読む
権力によるリンチが続く、ただただ地獄の裁判映画
裁判を公平に進めるためには、裁判官がいかに重要かが分かる。そして、民主主義において人権が与えられるモノではないことも、嫌という程見せつけられる。
い>>続きを読む
法と秩序(Low & Order)とは誰が守るべきモノなのか、職種や見た目で人を判断している“世間の目”を扱った映画。
定職にも付けない奴はろくな奴ではないというメディアや捜査機関のナメた態度や、過>>続きを読む
70年代のフェミニズム運動を行った人たちのインタビューを軸に構成されたドキュメンタリー
個人的なことは政治的なことという発言が印象的だった。
女性作家によるお皿の上に女性器を置いた作品に対して、>>続きを読む
サブプライムローンに翻弄された人々の話。
市井の人が踠いて目の前の事に対処しようとしてより泥沼にハマっていく様は、サブプライムローンという大きな枠組みの餌食にされた人の踠きのメタファーなのかなと思っ>>続きを読む
いまの社会は女性に生まれただけでどんな足枷があるのかを描いた映画。カルチャーは自分の視点からは見えない事を教えてくれる。
不思議だったのは、自分とは性別も違えば国も違うわけで全く違う経験ばかりが描写>>続きを読む
SNSで生まれる分断の構造がもたらす悲劇を描いた映画。
でも、SNS企業は、分断を生む構造を作る事で、SNSに依存・夢中にさせているとも言える。
主題歌「Brazil」の陽気な音楽とは裏腹に、近未来の情報統制社会と利権に塗れた“美しい社会”を描いたディストピア映画。
主人公が捕まった後、選択肢を提示しているようで、自己責任を押し付けている描>>続きを読む
戦争産業の権化がイスラム過激派風のゲリラに囚われて、自分が売りつけていた兵器の現状を見て、戦争産業からの脱却を試みる話。
この時点で既に、アイアンマン3 で本格化させるイラク戦争批判への伏線が張られ>>続きを読む