KEITAさんの映画レビュー・感想・評価

KEITA

KEITA

あ、春(1998年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ベタ、を物語るのが上手なと思った
西加奈子が「人間はベタ」と言っていた。まさに晩年の相米慎二はそのことに気づいてこのベタな物語を敢えて作ったのではないかと思った。

主人公の前に、急に死んだはずのお父
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

ショットが良かった。これしかないというベストの構図を切り取って見せてくれた。

友人の受刑者のあのドラマは非常に良かった。あれがあるから、看守が悪、囚人が善という構図か生まれて、観客の感情が脱獄に加担
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.0

無声映画ってこんなに分かるし、面白いんだ。

あのオチ、この頃からやってたんだ、、今まで映画の歴史を知らなすぎて、自分のこれまでの言動がとても恥ずかしい。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.0

セリーヌ・シアマ長編第一作。
女性の思春期の複雑な心情が丁寧に、映画的に描かれていて良かった。

『燃ゆる女の肖像』では火のモチーフを使って同性愛者の女性の内なる情熱を表現していたが、本作では水のモチ
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旅と日々(2025年製作の映画)

3.9

メタ的な構成がまず面白い。

前半の映画内映画はしっかり寝てしまった。寝てしまうくらいサスペンスやドラマはないのだけれど、自然と寝てしまうくらいに心地よい流れのリズムであった。

次に、映画内映画のト
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ファンファーレ!ふたつの音(2024年製作の映画)

2.9

正直ずっと眠たかった
寄りのカットで基本展開していき、映画的な面白さは冒頭とラスト以外ほぼ全て削ぎ落とされてるかんじ。もっとフランスを観たかった。
なぜかラストだけグッときた。

愚か者の身分(2025年製作の映画)

4.3

ディテールが細かかったりと、自分が知らないだけで本当にありそう、、と終始感じており、リアリティが非常に高かった。

構成もうまく、非常に練られた脚本だなと思った。今後この脚本家に注目していきたい。
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フランケンシュタイン(2025年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

“I’m a monster “ “you are my friend“この掛け合いに鳥肌がたった。自分は怪物だったとおやじに語るシーン、「お前は俺の友達だ」ということは疑いようもない事実だ、と自分た>>続きを読む

見はらし世代(2025年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ナミビアの砂漠に続き、いまの日本の都会に住む若者が漠然と抱く閉塞感のようなものを映像化した、若手監督しか撮れないであろう作品のように感じた。

秒速5センチメートルに続けて観たが、自分は日本映画の登場
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ホーリー・カウ(2024年製作の映画)

4.5

こうゆうのが好き!
観たことのないものを観れるから映画っておもろい。あんなカーレースあるの初めて知ったし、フランスの田舎の雰囲気も感じれた。
あの3人組のキャラクターが良い。あのキャスティングでもうす
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ひゃくえむ。(2025年製作の映画)

4.5

胸が熱くなるシーンが2回あった。それだけで映画を観て本当に良かったと思える

96時間(2008年製作の映画)

4.0

むちゃくちゃやけど、そんなんどーでも良くなるくらいスリリングで楽しい

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

サイバー攻撃の見せ方がリアル。ちゃんとゴミ箱を漁っている。

サイバーテロは、違法、侵入、騙し合い、チェイスと、サスペンスの要素が満載で非常に良いモチーフ。

賛否両論分かれているのは、最後の読後感。
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.2

予想の10倍くらい面白かった
動物たちそれぞれのドラマが次々と展開されていって、最後にはカタルシスかあって、最高

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.7

あんま何が起ころうとしてるのか、何が起こっているのか分からなかったが、全てのシーンにサスペンスが張られていて夢中になって観ていた。黒人と白人の会話って緊張感があって好き

グラン・ブルー 完全版 4K(1988年製作の映画)

3.6

観たことのない海の壮大な映像を観ることができる。ロケーションすべてが良く、世界観を楽しむ映画。深海という場所自体も宇宙と同じで、いつ何が起こるか分からないサスペンスがあって良い。
ただ、キャラの心情が
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

5.0

タランティーノ曰く、最高傑作。ひどく同意。冒頭からサスペンスで始まり、全てのシーンに観客を留まらせる動力が仕組まれている。熱で寝ながら観ていたが、気がつけば2時間半経っていた

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品を単体で観たらよく分からないと言って低評価してしまいそうだが、アリ・アスター監督の他の作品と合わせて見ると、言いたいこととやりたいことはとても明確で面白い。

まず冒頭の、実物の部屋→ミニチュ
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ラストマイル(2024年製作の映画)

3.7

安定の脚本で、おもしろい。
個人の体験を軸にシステム全体の話に進むのではなく、システム全体の話から入ってその中の1つの物語として1人の個人的な物語を語る

ドラマ的な安易な映像が勿体無い。せっかくこれ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.9

ドキュメンタリーでやっていたらもっと傑作になっていたと思う。

現実そのままをフィクションの世界に持って来たが故に、返って嘘っぽくなってしまった気がする。

前作の『私は、ダニエル・ブレイク』

突撃(1957年製作の映画)

4.5

「戦争」という題材で、戦争をそのまま描かずにその場で生まれる「人間」を描くのにキューブリックを超えるものはいない

権力を持った人間のエゴ、それに翻弄される下級兵士。権力の絶対的な行使を残酷に描きつつ
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グロリア(1980年製作の映画)

4.0

冒頭からただよう何か起こりそうな予感、このサスペンスが一気にロードストーリーの始まりへ連れていく

人物が複雑なエモーションを持っていて、より人間らしい。そのエモーションが次の行動へと駆り立ててストー
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

60年代のロンドンの世界観が映像や音楽、そして衣装で完璧に表現されていて見事だった。ストーリーも重厚なミステリーで見応えがあった。

ただ個人的に、ドラマがあまり惹かれなかった。人物の深掘りはあまりな
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

まず、画がかっこいい、音の使い方がうまいと思った。

ありきたりな日本の恋愛映画と思わせておいて、中身はそんな「日本の恋愛映画」をメタ的に批評する「日本映画」だった

うわすごいなあ、上手いなあと、頭
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劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(2025年製作の映画)

3.8

ドラマとアクションが無関係というすごいことしてるけど、人間と鬼が理解し合えることはないという世界観と整合が取れているから成り立っていて面白い。

映像とキャラの描き方がほんと良くて大好き。

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

あの昭和の、バブルっぽい、そして夏の高校時代の雰囲気がいいね
アニメだからこその世界観。

私たちが光と想うすべて(2024年製作の映画)

4.3

よくあるテーマ、よくある構成、だけど、それをインドという場所でやり切ったことに色んな意味が生まれる。映画が生まれて130年近く、まだ新しいものが観れるのかという感動。

ウォンカーファイのような幻想的
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.0

主人公の狂気を見せる浜辺のシーンはほんとに手に汗握るし、相撲をするシーンは映像的にも構成的にも面白い。

静と動の、間の取り方に監督の作家性がでていて、彼の死生観が、彼だけのやり方で映画という媒体を最
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ラブ・イン・ザ・ビッグシティ(2024年製作の映画)

4.5

いかにも韓国ドラマな演出、恋愛もののダイジェスト感、本当にその通りなのだけれど、それを差し引いてもドラマとして本当に面白かった。(もっと観たかった)映画館でたあとの高揚感が、『ナミビアの砂漠』や『we>>続きを読む