enmaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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愛おしき隣人(2007年製作の映画)

4.0

とにかくかわいい映画。定点カメラワンカットワンシーンでシャッフルされたようでツーペアくらいになっているようなシーンが続いていく。斜めから映された部屋は、どこか箱のようというかオモチャのようで可愛らしい>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

4.5

二作目が〜という話はよく聞くのですが、予備知識ほとんどなしで見ております。

バニシングポイントを見て、荒野を車がすっ飛んでいくだけでも楽しいもんだなというのを知ったので、序盤からテンションが上がりま
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ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

-

意味深なカットオンリーフェスティバル。コラージュなんです。
なぜなぜ言うのやめよう!っていうのはその通りだ!と思いました。
今度は大学に一言申し上げる、というか思い出語りかしら。
こういう顔でこういう
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神田川淫乱戦争(1983年製作の映画)

-

冒頭の群青色の空が美しかった。
孤独な惑星でも思ったが、日本にはこういうマンションやアパートを窓の外からとるカットがよく似合う。
トロい階段落ちとか意味のない作戦図とかとーとととととかカーネーションと
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ロブスター(2015年製作の映画)

5.0

悲愴なバイオリンの音色に包まれた無機質なコメディ。

遠景や固定された視点、直線的な視点で、人の動きを眺める。とても詩的な映像で、スローモーションが効果的です。

大きく1時間ずつ二部に分かれて展開し
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ルルドの泉で(2009年製作の映画)

5.0

この映画も人の悪意をたっぷり描いた、毒の強い映画です。

昔から感覚的に不思議だと思っていることなのですが、言葉とか文化とか建築物とか古くからあるものって、各地で興ったもののはずなのに、よく似てるもの
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美しいひと(2008年製作の映画)

4.0

驚くほど出てくる人々がみんな愛に素直で驚く次第。こんなふうに世の中回っていくことあるのかしら。素敵。
やはりレアセドゥの、この顔が好きなのだなと再確認できた。顔が好き。
色々な事件が起こるある意味青春
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ベルフラワー(2011年製作の映画)

3.5

マッドマックス見てないんです実は。
予告見てなーにが青春映画じゃーと思ってたんですが、見事に是非にその通りでしたね。後半の展開はなんとなく思い出というか刺激されるものがありましたね。だいたいあんなかん
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ストーリーテリング(2001年製作の映画)

-

妙にオシャレなオープニング、ベルセバも流れちゃう。しかしこれは。
ベネトン広告症候群という言葉を初めて聞いて、調べたら見覚えのあるポスターが、すぐ理解できました。
悪意を掘り返すだけ掘り返してほーいと
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[Focus](1996年製作の映画)

-

なんとPOV作品。
浅野忠信の狂人の演技が凄まじく撮影を止めたが本人はケロっとしてたというエピソードが有名で、気になったので。

徐々に暴走するテレビマン。
不穏な空気をじわじわと拡がる。
そして爆発
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

4.0

主題歌、faking deathが耳に残る。
あまりにコケティッシュなユアン、すごい。スティーヴンの思いの説得力を作り出している。
詐欺師ものはそれだけで面白いですよね。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.0

冒頭から息子がサイコパスで、何かの事件を起こして服役中で、その所為で母親が村八分にあっていることがわかるんですが、何を起こしたのかがわかるのは最後です。

おそらくその事件が起きるまで、何を起こすのか
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黒い家(1999年製作の映画)

4.4

面白いカメラワークや、挿入される印象的なカットがなんともコミカル。映像の質感がとても面白い。
これはホラーなの、コメディなのと悩んでる間に、黒い家に侵入してあー!ホラーだったと納得しかけるが、大竹しの
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

この映画は嫌いな人いないだろうな。
眼で語るデニーロ。素敵。
アンハサウェイのくるくる変わる顔色も見てるだけでたのしい。
人は仕事だけに生きるわけではないですが、それでも仕事を一生懸命にやるのはすごく
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闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

-

ぽっかーんとしたけど、撮りたいもの全部撮ったって感じなのでしょう。美少女を。

キャロル(2015年製作の映画)

4.5

オープニングクレジットの文字の色と、レトロさを感じさせる字体、出し方にまず魅了され、良い映画を見るんだという期待と共に始まります。

とにかく全てのカットが美しく構成されていて、写真のように見るだけで
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.5

スマホケースが赤白水玉だったり、オフィスでの服のチョイスだったり、小物からなにからかわいいの手触りがリアル。
非常に表情のある女優さんで場面に応じてハッキリとキリコが表現されます。
わたしはかわいいは
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あの娘、早くババアになればいいのに(2013年製作の映画)

-

何見る感覚で見れば良いのかがよくわからないまま見終わってしまいました。
いまいち登場人物たちが受肉してない、のですが、キャラクター性も薄いのでふんわりふんわりしたまま話が進んでいきます。
若いからか撮
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つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語(2012年製作の映画)

4.0

なんか最近の日本映画ってこういうすごい良さげなカメラでソフトフォーカスしまくる作品多い気がする。
不倫に次ぐ不倫ですが、最近映画の見過ぎで貞操観念が破壊されているからかそれ自体にギスギスしたものを感じ
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(2006年製作の映画)

4.0

黒沢清監督の、隙なく不安を揺さぶる、でも美しい絵作りと、作り物っぽくて笑えるはずなのになんとも言えず怖い表現がたっぷり。大好きな廃れた都市もたくさん。

愛の渦(2013年製作の映画)

-

徐々に顔が見えてくる池松さん。
道徳のズレが観客にも伝播して、結局人って、こんなもんだよねと思わされる。
最後には映画的要素を残して、高度なギャグだよ、分からなかった?と言われるものの、ギャグと呼ばれ
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

ボウイが流れるのはいい映画の証拠。

勇気がもらえる作品でした。もう直ぐ27歳人生迷走中のわたしは、最後の最後で彼女が笑えた事にとても救われました。
フランシスは徐々に観客を好きにさせてくれる、とって
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

5.0

自分の敏感なところを刺激されまくりすぎて酷い内容になってます。
一言ですますなら、泣いてるエズラミラー可愛すぎ!






わたしは、わたしはから始まるレビューなんて酷いけど、わたしは今も昔も壁際の
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

久しぶりに見ました。
四度同じベッドで目覚めるくだりが好きなんですよね。
インダストリアルミュージックのようなBGMが効いてます。
みまりんが記憶より素直で可愛らしくて違和感でした。

ミックマック(2009年製作の映画)

3.5

ずっと見たかったので。
計算機さんがかわいい。
内容はスパイ映画っぽいです。

モテキ(2011年製作の映画)

-

たまにモテキを(恥ずかしながら)身体が欲する時があり、その時でした。故にスコアなどなく、登場人物に共感したり罵倒したり、作品を斬新と言ったり二番煎じと笑ったり身体に受け付けないと言ってみたり、とにかく>>続きを読む

007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

4.0

ピアースブロスナン初登場作。
全部見たわけじゃないけど、この時期の作品はSF色というか、何かと宇宙でてきませんか。

作品の中でも強調される通り、いろんな乗り物を舞台にして爆発させたりなんだり。
ピア
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

4.0

ボンドガールたちは常に、聡明で勇敢でセクシーな存在ですが、そこに哀しさが加わるとより一層魅力的です。
一作限りのボンドが織り成すシリアスで甘い展開は、このボンドだったからこそ説得力があったのかも。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

レアセドゥはドバイの空に舞った。

そんなに思い入れのあるシリーズではないんですが、これは面白い。
トムクルーズが痛い思いしてればいい肉感あるアクションシーンと、同時並行的なシナリオで息をつかせません
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007 スペクター(2015年製作の映画)

5.0

前作がオタクなディテール映画だとしたら、今作はド派手なアクション巨編。

レアセドゥ大好きなので、喋る度にゾクゾクするわけですが、
かなりシンプルにヒロインとして収まってくれたのは非常に嬉しい。
ヴェ
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

4.0

サントラ欲しいのに出てないみたいです。

客層がおじさんばかりで面食らいましたが、中身はちゃんと可愛い映画。

日本好きって本当にいるんだなあとしみじみ。
かわいいおじさんやダメ男が好きな方には一押し
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.5

アイデンティティとスプレマシーは二年前のこの時期に見たような覚えがありますね。だいぶ間が空いてしまいましたが、シリーズ最終作。

とにかくボーンがスマートすぎて、どこに行くとそんなこと教えてくれるんで
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

5.0

4度目、見るたびに007が今の時代に生きていることの凄さを感じます。

恐らく、この映画をみなければ、触れなかったものがたくさんあるのではないかと思います。
それぐらい、隅々まで、色んな要素が詰まって
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